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ガーデニングで玄関をオシャレに変身
ガーデニングは自分のセンス次第でどんな風にもなります。洋風や和風など、好みの雰囲気を作ることができます。ガーデニングの定番ともいえるのが寄せ植え。寄せ植えは誰でも簡単にできるので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょう。
寄せ植え
寄せ植えのいいところは、一つの鉢またはプランターに数種類の花を植えることができる点です。小さなスペースの中にいくつもの花を植え、それぞれの花が持つ魅力を重ね合わせることができます。
好きな花を自由に選び、好きなように植えるので、世界に2つとない自分だけのデザインになります。春であればチューリップ、秋であればコスモスといった具合に、季節ごとに花を植え替え、四季に合わせた空間を作ることも可能です。植え替えることで見慣れた玄関がまた違った雰囲気になって新鮮ですよ。
花を植えるだけでもいいのですが、ちょっとしたアクセントになる小物を合わせるとまた違った表情になります。小物はいろいろなバリエーションがあるので、どんな雰囲気になるのか想像しながら選ぶのもいいですね。
小物と合わせてガーデニング
小物はウェルカムボードやランタンなどを選ぶと、花選びに自信のない人でもある程度はオシャレな雰囲気に持っていくことができます。ヨーロッパの街並みを再現したかのようなミニレンガを使うのもいいですし、ブリキのジョーロや木箱も人気です。
鉢やプランターの土の上に小物を置かず、玄関先にレトロなラックを用意し、鉢やプランターの横にわざと無造作に置いておくという人もいます。かわいい小物はごちゃごちゃ置いても散らかっているようには見えません。
ガーデニングといえば、薔薇を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。薔薇は高級感のある花なので、上手く栽培できると玄関先がゴージャスな雰囲気になります。
薔薇のアーチ
玄関先に薔薇のつるを絡ませるアーチをセットして、それに合わせて薔薇を育てていきます。強い品種は大きくなるので一般家庭に向かない場合があります。そのためシュラブ系統を選ぶ方がいいかもしれません。
木の高さが1.5〜2m程度なので、玄関先のアーチにぴったりです。シュラブ系統は四季咲き品種も多いですし、あまりトゲのない品種もあります。薔薇のアーチでイングリッシュ風の玄関を演出しましょう。
玄関先ガーデニングのチェック事項
ガーデニングで玄関を飾る前に、チェックしておく事柄がいくつかあります。玄関先の様子を確認せずに鉢やプランターを買うと失敗することもあります。
玄関の様子を把握する
玄関に鉢やプランターを置くということは、その分狭くなるということです。寄せ植えをするにも、薔薇のアーチを設置するにも、スペースがなければ話になりませんよね。人が通りにくい玄関になってしまうと困るので、ちょうどいいサイズの鉢やプランターを選べるよう、サイズを測る方がいいかもしれません。
ガーデニングで無視できないのが日当たりです。玄関の日当たりはどうでしょうか。日光が足りないために小さくて元気のない花になってしまっては、何とも花に申し訳ないと思いませんか?
自宅と植物の日当たりを確認
ガーデニングで植える花の中には、日なたを好むものと、半日陰や日陰を好むものがあります。なので、日当たりによって選ぶ種類を変える方がいいですよ。特に寄せ植えではいくつかの種類を同じ場所に植えるので、1つは日なたを好み、1つは日陰を好むという風にならないよう注意しましょう。
ガーデニングは天候の影響も考慮する必要があります。花びらは決して強いものではなく、ちょっとした雨や風で傷んだり散ってしまったりすることを覚えておきましょう。
雨や風の問題を確認する
しとしと降る雨は土の中の根に酸素を届け、そよ風は受粉を手助けするものです。しかし、夏の夕立や春一番などは植物に大きな影響を与えます。玄関先の雨の当たり具合はどの程度か、風の通り道になっていないかなど、綿密にチェックしておく方が無難です。
それに合わせて葉だけを楽しむ植物に変えたり、花びらが強い品種を選んだりすることもできます。鉢植えの木が伸びると暴風で鉢ごと転倒することもあるので、固定する場所も事前に考えておきましょう。
日陰や狭いスペースでのガーデニング
玄関があまり広くないという場合でも、ガーデニングでオシャレにすることはできます。広さはあまり関係なく、空間を上手く使えるかどうかによって差が出ます。
狭いスペース
縦横のスペースがあまりなくても、上にはスペースがあります。2〜3段のガーデンラックを使うと、あまり場所を取ることなくたくさんの鉢やプランターを置くことができますよ。ガーデンラックは木製やアンティーク調、フェンス付きなどバリエーションが豊富なので、家の雰囲気に合わせて好きなものを選べます。
ほとんどの植物が日光を必要としますが、日陰でもきれいに花を咲かせる種類はたくさんあります。玄関の方角に合わせて花を選ぶのも、ガーデニングを成功させるポイントです。
日当たりの悪い場所
玄関が南向きであればそれほど気にする必要はありませんが、北側に玄関がある場合は日当たりを気にする必要があります。しかし、玄関の辺りに一日中太陽が当たらなくても心配はいりません。寄せ植えで人気のスミレやクリスマスローズ、スズランなどは日陰でも十分に育ちますし、寒さにも強いです。
他にもアジサイやクチナシもOKです。ただし、これらは毎年花を咲かせます。飽きたからといって引っこ抜くわけにもいかないので、季節ごとに植え替えたい場合は一年草を選びましょう。一年草では、インパチェンスなどが人気です。
玄関先のガーデニングに向く植物
玄関先のちょっとしたガーデニングでも、毎日の水やりが面倒だと感じる人もいるはずです。また、人工的な芳香剤は苦手だけれど天然の香りは楽しみたいという人もいるのではないでしょうか。そんな人にはちょっとした裏ワザがあるので実践してみてください。
多肉植物もオススメ
水やりが面倒だというのであれば、一般的な花ではなく、多肉植物を選びましょう。多肉植物は葉がころんと丸いものが多く、ペラペラした葉ではないので、水分を何日分も貯めておくことができます。
そのため、毎日水やりをする必要がありません。むしろ毎日水やりをすると根腐れを起こして枯れることもあります。サボテンも同様で、水やりはほとんどしない方がいいです。
香りを楽しむこともできる
香りを楽しみたいならミントやレモングラスといったハーブ類が最適です。ほのかな香りが漂うので玄関の雰囲気を良くしてくれます。花ではなく小さな実を付けるクランベリー(ツルコケモモ)や黒唐辛子(ブラックパール)も、珍しくて面白いのではないでしょうか。
華やかでオシャレな玄関は簡単に作れる!
ガーデニングで玄関をオシャレに変身させる方法とチェック事項、ちょっとした裏ワザを紹介しました。ガーデニングに必要なアイテムは100円ショップなどでひと通り手に入りますし、季節の花は一年草であれば1ポット100円以下で買うことができる場合もあります。安く始められて生活に彩りが生まれるので、一度チェレンジしてみるのもいいですね。