冷蔵庫のパッキンが劣化してドアが閉まらない!自分で修理する方法は?

冷蔵庫を開けているところ

冷蔵庫の中に手を入れた時に、それほど冷えてないなと感じることはありませんか?その場合、冷蔵庫のドアについているゴムパッキンが傷んでいることが割と多いです。普段あまり意識しない部分ですが、ゴムパッキンは冷蔵庫内の温度を下げ、食材の品質を保つためにとても重要な役割を持っています。不具合がある場合は自分で修理することもできますので、その方法を見ていきましょう!

冷蔵庫のパッキンの劣化でドアの閉まらなくなったら

冷蔵庫のパッキン

冷蔵庫のドアがピッタリ閉じていないと、中の食材が腐ってくるのではないかと心配になりますよね。まずは本当に劣化しているのかを確認してみましょう。

まずは冷蔵庫の中身を整理して確認

ゴムパッキン確認の前に、冷蔵庫の中に食材をつめ込み過ぎていませんか?これをしてしまうと、冷蔵庫内の冷気が均一に回らず食材が冷えませんし、ドアが閉まりにくくなる原因にもなります。特にそういったことがなければ、続いてドアをきちんと閉めた状態がどうなっているかをチェックしてみてください。

ちゃんと閉まらず浮いた状態になっていたり、一瞬閉まっても数秒後に勝手に開いたりという場合は、やはりパッキンに問題があると判断して間違いないでしょう。

早めに対処しなければ、食材が全てダメになってしまうかもしれません。いくら冷やしてもまったく冷えない状態だと、冷蔵庫が頑張ってフル稼動するため電気代もかかってしまいますよ。

パッキンを掃除すれば機能が回復することも?

しかし、慌ててパッキンを交換する前に、今度はパッキンの状態をよく確認してみてください。パッキンに付いている汚れが邪魔をしているため、ペッタリと吸着する力が弱まっていることがあるんです。

なので、一度パッキンを掃除してみましょう。パッキンは食器用洗剤が使えますので、薄めて汚れを拭き取ります。これだけでも吸着力が元に戻ることがあります。

また、パッキンの内側には磁石が埋め込まれているのですが、この磁石の吸引力を確認することも大切です。釘などを近付けてどれくらい引き寄せるかを確認し、ある程度の強い吸引力を感じることができれば、磁石には問題がないことがわかります。

冷蔵庫のパッキンを自分で修理する方法

綺麗な冷蔵庫

あれこれ確認したのち、やはりパッキンの交換が必要だとなった場合、できればお金をかけずに修理したいですよね。ここでは自分で修理する方法を紹介していきます!

メーカーと型番を確認しよう

まず、冷蔵庫のメーカーと型番を調べます。冷蔵庫のメーカーを調べるのは容易だと思いますが、型番についてはドアを開けた内側などにシールが貼られていることが多いので見つけてください。

さらに、パッキンが傷んでいるのはどの扉か、どの部分かといったことも合わせて確認しておきます。交換には新しいパッキンが必要になりますので、メーカーに電話をしたり、購入店舗に行ってメーカーに問い合わせてもらって取り寄せましょう。家電に詳しく、修理に慣れている人は、通販サイトを利用して購入することもあります。

2パターンあるパッキンの付け替え

さて、パッキンが手元に届いたら交換となりますが、その前にパッキンの取り付け方法が2種類あることを知っておく必要があります。どちらの方法かを確かめるには、パッキンの内側をめくってみます。

ネジがあれば「ネジ止め方式」となり、ネジがなければ「はめ込み方式」になります。以下に、交換方法別に手順を述べています。いずれの場合も、交換前にパッキンの周辺をきれいに拭いておいてください。

ネジ止め方式の場合

  1. ドアの上半分のパッキンのネジを全て取り外す
  2. ネジを外したパッキンを浮かせて、今外したところに新しいパッキンを組み込む
  3. 上側のネジを 両端 → 中央 → 残り部分 の順に取り付ける
  4. 下半分のネジを外して古いパッキンを完全に取る
  5. 新しいパッキンの下部分を組み込み、全てのネジを取り付ける

はめ込み方式の場合

  1. 古いパッキンを引っ張り取り外す
  2. 新しいパッキンをはめ込む(4つの隅から組み込むとやりやすい)
  3. 中央部と、残りの部分もしっかり押し込む

注文したパッキンが届くまで数日かかることがほとんどなので、到着するまではガムテープなどで隙間をなくすようにするといいですよ。交換中は冷蔵庫が開けっ放しになりますので、なるべく手早く作業をすすめましょう。

冷蔵庫のパッキンの修理を業者依頼した場合の費用

計算する業者

自分で交換できるとわかっても、やっぱり自分には難しいなと感じる人もいるでしょう。自信のない人は、業者に依頼してプロに修理してもらうこともできます。

特に初めて修理する場合は、失敗すると余計にドアが密着しなくなったり、もっと故障して冷蔵庫の買い替えにつながってしまうのではないかと不安ですよね。そういう場合は、メーカーや家電量販店に相談すると修理の依頼をすることができますよ。

しかし、業者に依頼すると当然ながらお金がかかります。費用は一般的に9,000円〜20,000円程度となっています。この中には出張費や人件費も含まれていることが普通です。修理後の請求に驚かないためにも、まずは見積もりをお願いすることを忘れないようにしましょう。

業者に依頼して確実に修理できると、同じ冷蔵庫を長く使えるようになるでしょう。冷蔵庫は大型家電で搬入や搬出も大がかりですし、数万円〜数十万円するものがほとんどです。そのため、買い替えが大変だと感じる人も多いです。

それを考えると、修理費用だけで済むのは手間もかからず安くつくと思いませんか?自分で修理できない人は、信頼できる業者を選んで依頼するのが一番かもしれません。

冷蔵庫の寿命の年数が経過している場合

寿命を迎えた冷蔵庫

冷蔵庫は新しく購入してコンセントを入れてから、休みなくずっと稼動しています。冷蔵庫本体は、ある程度長い年月使えるよう設計されているものですが、パッキンなどの部品は使用状況によって劣化具合が変わるものです。では、冷蔵庫が問題なく使える年数はどのくらいなのでしょうか。

一般的に、問題なく冷蔵庫が使えるのは8年~9年程度とされています。今の冷蔵庫を購入したのは何年前かを一度見てみる必要があります。もし10年以上経過しているなら、パッキンだけでなく冷蔵庫全体の経年劣化も心配なところなので、買い替えも検討する必要があるかもしれません。パッキンの劣化を冷蔵庫買い替えのサインの一つとして捉えるのも一つの方法です。

古い冷蔵庫のパッキン修理が必要になった場合

電話をする女性

家庭によっては、ずいぶん前に購入した冷蔵庫をずっと使い続けているというところもあるでしょう。不具合のないうちは問題ないのですが、部品交換の必要性が出てくると困った事態になるかもしれません。

古い冷蔵庫では、型番などが記載されているシールの文字が薄くなっていて読み取れず、どのパッキンが欲しいのかをメーカーに伝えられなくなることがあります。さらに、古い型番の冷蔵庫の中には交換部品の生産が終了しているものもあります。その場合は同じパッキンを用意することができません。

メーカーに問い合わせると、型番は違っていても使えるパッキンを用意してくれることもありますが、あまりに古い冷蔵庫の場合は、その代替品も生産終了していることがあるんです。そうなると、冷蔵庫を新しくするタイミング考えて、買い替えを検討されると良いでしょう。

まとめ

冷蔵庫を開ける女性

パッキンが劣化すると、冷蔵庫が故障していなくても使えなくなってしまいます。きれいにしていてもパッキンの吸着力が弱くなった場合は、自分で修理してみましょう。それが無理なら業者に依頼する方法もあります。パッキンの劣化は冷蔵庫の劣化を意味する場合もありますので、年数によっては買い替えを検討することも必要かもしれませんね。

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