歯ブラシは何回使ったら交換すべき？「まだ使える」が危険な落とし穴

歯ブラシはどのくらいの頻度で交換してる？

歯ブラシの交換頻度の目安は、人によってばらつきがあります。とはいっても、あまりにも長期間同じものを使用していると、歯ブラシとしての機能が低下してしまいます。それだけでなく、衛生面でも不安。今回は、歯ブラシを何回使ったら交換すべきか、交換頻度についてまとめました。

歯ブラシは何回使ったら変えるべき？適切な頻度とは？

歯ブラシの交換は、どれくらいの頻度で行うべきなのでしょうか？専門家の間で広く推奨されている交換頻度をご紹介します。

歯ブラシは何回使ったら交換すべき？

歯ブラシを交換する目安の使用回数は、60～100回ほどが目安です。これは、1日3回歯磨きをする場合、約1か月で交換時期を迎えるということになります。

磨き方や力の入れ方、歯磨きの回数によって、交換頻度には差があるので注意しましょう。また、食べ物のカスを上手に洗い流せないまま放置してしまうと、不衛生な状態になります。カビや細菌が発生する可能性を高めてしまい、寿命を縮めてしまうため、使用後の歯ブラシはできる限りキレイに洗いましょう。

歯ブラシを交換する適切な頻度

歯ブラシを交換する適切な頻度は、1か月～1.5か月が目安です。歯ブラシは毎日平均朝夕2回使用し、その都度ブラシ部分を酷使します。

使用すればするほど、ブラシは劣化するため、「まだ使えそう」というタイミングで歯ブラシを交換するのが吉。食べもの汚れの蓄積の面も考慮すると、数か月同じ歯ブラシを使用し続けるよりも、1か月で歯ブラシを交換するほうが清潔です。

実は、1か月使用した歯ブラシの先端には、なんと1億匹もの細菌が付着しているという研究結果があるんです。これを聞くと、「え、そんなに？」と驚く人も多いのではないでしょうか。この事実を知ると、定期的な交換の重要性がより実感できますよね。

歯ブラシの寿命

歯ブラシの寿命は、上記の期間に加えて歯ブラシが歯ブラシとしての機能を十分発揮できなくなったときです。もう歯を磨くには厳しい状態になっている歯ブラシを無理に継続使用しても、歯の隙間の汚れを除去するのは難しといえます。それだけでなく、歯茎への負担が大きくなってしまうため、寿命を迎えたものや買い替えサインが出ているものは、すぐに交換しましょう。

ちなみに、歯ブラシの年間使用本数を国別に比較すると、ドイツでは20本、スウェーデンでは12本、韓国では8本、日本では3.5本だそうです。日本人は歯ブラシの交換頻度が低いようですね。もしかしたら、あなたも交換頻度を見直す必要があるかもしれません。