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「短時間だから…」と家電をつけっぱなしにしていない?
近年、電気代が高騰していることもあり、節電意識が高まっている人も多いので、ちょっとした外出にも家電の電源を切ったり、コンセント穴からプラグを抜いたりしている人は多いと思います。
しかし、時には「ちょっとそこまで買い物に行くだけだから…」「つけっぱなしでもいいか」と軽い気持ちであらゆる家電をつけっぱなしにしていませんか。
家電によっては、つけっぱなしにしたことで「うっかり」では済まない事態に発展してしまう事例も報告されているので注意が必要です。
絶対につけっぱなしにしてはいけない『家電』5選
ここでは、絶対につけっぱなしにしてはいけない『家電』とその理由を紹介します。これから少しずつ冬に向けて肌寒い季節がやってきますが、冬場ならではの家電には特に注意しましょう。
1.電気ストーブ
毎年冬になると、電気ストーブのつけっぱなしをしないように、と消防や各自治体から注意喚起な促されます。これは冬場になると、電気ストーブが原因で起こる火災件数が一気に増えるためです。
特に、ペットや小さなお子様がいるご家庭では、在宅中も気が抜けません。電気ストーブに当たってしまい倒れたまま放置してしまうと、そのまま火災につながる危険性が非常に高いので、周りに柵を設けるなどあらゆる対策が必要になります。
2.こたつ
冬になると多くのご家庭で活躍する「こたつ」は、日本の風物詩と言っても過言ではありません。しかし、コタツも冬場の火災原因の1つとして上がることが多いので注意が必要です。
こたつは電気ストーブと同様、電気で発熱させています。多くの場合、天板部分やこたつの脚に木材が使用されているため、つけっぱなしにしていると熱によって火災が発生してしまうリスクが上がってしまうのです。
3.電気コンロ(IH)
卓上型の電気コンロは通年を通して大活躍する家電です。家族で囲むようにして使い、電源を入れたまま放置してしまう…という危険行為は避けてください。
電気コンロやIHクッキングヒーターは、安全装置が装備されているものが多いので、基本的に火事になる危険性は低いとされています。しかし、絶対に発火しないというわけではありません。
実際、電気コンロによる火災事例も報告されているため、電源を入れっぱなしにした状態で放置してしまうと、周囲の燃えやすいものに引火してしまうなどの危険性が考えられます。
4.白熱灯
最近ではLED電球と蛍光灯が主流となっているため、白熱灯を一般家庭で使う機会は少ないでしょう。しかし、スタイリッシュでおしゃれな雰囲気を醸し出してくれる白熱灯は、インテリアにこだわりのあるご家庭では重宝されています。
そんな白熱灯は、LED電球や蛍光灯に比べると数千℃の温度で発光させているため、火災の原因になりやすいです。電球の近くに燃えやすいものがあると非常に危険なので、つけっぱなしにしたり、燃えやすいものを置いたりすることはやめましょう。
5.コンセント周りの電気機器
コンセント周りの電気機器による火災は、1年を通して多く報告されています。コンセントの近くにカーテンがあることもあり、燃え広がりやすいという点も注意が必要な点です。
コンセントタップや延長コード、充電器など、あらゆる電気機器が想定されますが、これらをコンセントに挿しっぱなしにしていたり、電源を入れっぱなしにしていると、発熱しすぎた結果、発火につながる危険性があります。
家電をつけっぱなしにしないために効果的な予防対策は?
家電のつけっぱなしは、電気代が嵩む原因にもなりますし、何より発火や火災原因になりかねません。家電の消し忘れがないように予防するためには、以下のような対策が効果的です。
- 外出前は必ず家電の電源が切れていることを確認する
- コンセントはできる限り抜いておく
- オートオフ機能をONにしておく
- 電気などの人感センサーをONにする
- 外出先からアプリでOFFにできる機能が搭載された家電に切り替える
外出前に確認することはもちろんですが、使い終わったらコンセントからプラグを抜く習慣をつけておくことも大事です。
また、最近ではオートオフ機能や人感センサーが搭載されている家電も多いので、こちらをONにしておくことで自動的に電源が切れるように設定するのも良いでしょう。
また、アプリを使って外出先から家電の電源を切る、といった最新型の家電も多く販売されているので、家電買い替えの時期に差し掛かっている方は、そちらもチェックしてみてくださいね!
家電のつけっぱなしは危険を招くことも…外出時は必ず確認を!
いかがでしたか。家電のつけっぱなしは火災や発火などの危険を招くこともあります。また、家電の寿命が縮む原因にもなりやすいので、外出する前は不要な家電の電源がきちんと切れているか、コンセントからプラグを抜いているか確認しましょう。