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電子レンジで多い悩みは「温めムラ」
電子レンジは食品を加熱できる便利な生活家電です。最近では、様々な冷凍食品も発売されているので、より電子レンジが活躍する機会が増えています。
しかし、そんな便利で日常的に使用する機会の多い電子レンジは、食品の温め方にムラができることも…。
「上の方は温められているのに、中は冷たいまま」「この具材は温まっているのに、こっちの具材は冷たい」など、温めムラができると再び加熱し直さなくてはいけないため、困ってしまう…という悩みを耳にすることは少なくありません。
電子レンジで温めにムラができる5つの原因
電子レンジで食品を加熱する際、なぜ温めにムラができてしまうのでしょうか。ここでは、電子レンジで温めにムラができる理由として考えられる原因を紹介します。
1.温める食品にマイクロ波が通りにくい
温める食品に厚みがあったり、角があったりする場合、電子レンジが加熱の際に発生させるマイクロ波が均一に通りにくいという原因が考えられます。
厚みがある場合は中にマイクロ波が通りにくく、角のある食品はその部分にマイクロ波が集中しやすいため、中央部分が温まりにくいと言う特性があります。
2.庫内に汚れや水滴が付着している
電子レンジ庫内に調味料や油などの汚れや水滴が付着している場合、マイクロ波を発生させた時、汚れや水滴にマイクロ波が放たれてしまうことがあります。すると、温める食品にマイクロ波が十分に行き渡らなくなり、温めムラができてしまう原因になります。
電子レンジを正常に作動させるためにも庫内はなるべく毎日乾拭きし、定期的に汚れを拭き取るなどの掃除を行うようにしてください。
3.四角い容器で温める
先ほど食品に角があると温めムラができるという話を紹介しましたが、食品を温める際に使う容器が四角い場合、容器の角にマイクロ波が集中しやすいため、温めにムラができやすくなります。
温めムラをなるべく出さないためには、四角い容器よりも円形の容器がおすすめです。使う容器によって温めムラができると感じる場合は、ぜひ容器の形も気をつけてみてください。
4.加熱する前に食品をよく混ぜていない
様々な具材が入っている食品を加熱する場合、加熱まえに食品をよく混ぜていないと温めにムラができる確率が高くなります。
具材によってマイクロ波の当たり方にムラが出やすくなるので、「こっちの具材は十分温められているのに、こっちの具材は冷たいまま…」という状況が生まれてしまいます。
5.温める食品の大きさがバラバラ
いくつか食品を同時に温める場合、温める食品の大きさがバラバラだと、小さい食品は温まりやすく、大きい食品や厚みがある食品は温まりにくくなります。
具材が多数含まれている食品の場合、具材の大きさがバラバラだと温めムラができやすくなるのは前述した理由が原因です。なるべく一度に加熱する食品の大きさは揃えるようにしましょう。
電子レンジの温めでムラができないように解決する方法
電子レンジで加熱する際、温めにムラができないようにするためには、以下のような一工夫を入れましょう。
- 庫内を定期的に掃除する
- 加熱前によく混ぜる
- 500〜600Wで温める
- 厚みがあるものは加熱途中で上下を返したりする
- 温める食品の具材の大きさはなるべく揃える
- ラップをかけて少し隙間を作った状態で温める
毎日庫内を掃除することはもちろん、加熱前に食品をしっかり混ぜたり、具材の大きさを切り揃えたり、ラップをかけるなどして温めにムラが出ないように工夫します。
また、1000Wよりも500〜600Wの方が加熱する際にムラが生じにくくなるので、なるべく500〜600Wで温めるようにしましょう。
厚みがあるものや大きな食品は加熱ムラが生じやすいです。加熱途中で上下をひっくり返したり、一度混ぜたり、並べ替えるなどして加熱ムラが出ないよう対応しましょう。
電子レンジで温めムラが出ないように加熱前に工夫を
いかがでしたか。電子レンジは素早く食品を加熱してくれる便利な生活家電です。しかし、食品によっては温めムラが生じやすくなるので、加熱する前に一工夫したり、加熱している最中に取り出して混ぜたりと、必要に応じて対応しましょう。