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夏は食中毒の危険性が高まる季節…食材管理に気をつけて!
日本の夏は暑く湿度も高いので、食材が傷みやすい季節です。食中毒による患者数も夏場に急増する傾向があるので、「これは食べても大丈夫かな?」「賞味期限が切れているけれどたべられるのかな?」と不安を覚えたら、無理は禁物です。
また、他の季節と同じ保存方法では、劣化が早まってしまう食材も多くあります。普段は常温保存している食材は、冷蔵庫の野菜室に移動させたり、普段よりも早く使い切ることを意識したりと保存の仕方や賞味期限を見直しましょう。
腐ってるサインは?賞味期限が切れたらヤバイ『食材』5選
では、夏場に特に傷むスピードが早いのはどのような食材でしょうか。ここでは賞味期限が切れたらヤバい『食材』と腐っているサイン、さらに食べてはいけない理由を解説していきます。
1.ほうれん草
一般的に傷みやすいと言われている葉物野菜の中でも、ほうれん草は特に傷みやすい食材です。冷蔵保存で3〜4日、長くて1週間ほどで傷んでしまうので、夏場は早めに食べる必要があります。
ほうれん草で食中毒を引き起こしてしまうと、腹痛や下痢、嘔吐などの症状が見られることが多く、夏場は食欲低下や体力低下につながり危険です。
ぬめり気や汁が出ていたり、茶色く変色していたり、酸っぱい臭いやかび臭さなどの異臭が感じられる場合は、腐っている可能性が高いので破棄しましょう。
2.トマト
夏野菜の定番としてトマトが挙げられます。夏場でも常温保存が可能なトマトですが、1週間ほど長持ちさせられる冷蔵保存がおすすめです。
トマトは、触ると形が崩れるほどまで熟している場合、傷み始めていると疑うべきです。また、黒くなっていたり、カビが生えたりしている場合も腐敗しているサインなので、食べずに捨てましょう。
腐ったトマトを食べて食中毒を引き起こした場合、嘔吐や下痢、発熱、腹痛などの症状が見られることが多く、最悪の場合、めまいやふらつき、呼吸困難などを引き起こす危険性もあります。
3.なす
夏野菜として知られているなすは、冷蔵保存で1週間ほど保存可能です。ただし、寒さに弱い野菜なので、冷蔵室よりも野菜室で保存した方が長持ちするでしょう。
水分量の多いなすは、基本的に長持ちしにくい野菜です。ヘタにカビが生えたり、茶色に変色したり、ブヨブヨと柔らかい触感になったりしている場合は、すでに腐っていると考えましょう。
腐ったなすも食べてしまうと腹痛や下痢、嘔吐などの消化器異常を引き起こす危険性があります。早めに使い切ることを意識しましょう。
4.きゅうり
きゅうりは常温保存が可能な野菜ですが、夏場は冷蔵庫の野菜室での保存が推奨されています。水分によって傷みやすくなっているので、なるべくキッチンペーパーなどで水分を拭き取り、縦に立てた状態で保存しましょう。
きゅうりは正しく保存することで、夏場でも1週間ほど保ちます。ただし、触った時に柔らかいと感じたり、切った時に糸を引いていたりする場合は食べられないので、捨ててください。
きゅうりは屋台などで売られていることも多いので、夏場に食中毒の報告事例が多くあります。腹痛や下痢、嘔吐、血便などの症状を引き起こすので、腐ったきゅうりは食べないように気をつけましょう。
5.キャベツ
キャベツは水分量が非常に多い葉物野菜なので、ほうれん草と同様に傷みやすいです。夏場は3週間ほど、半玉などにカットされている場合は1週間、細かく刻んだ状態のキャベツは1日ほどしか保ちません。
芯が変色していたり、水分が中から漏れ出ていたりするキャベツは、すでに腐り始めているサインなので、食中毒のリスクが高まります。外側の葉が溶け始めている場合も危険なので、食べずに捨てるようにしましょう。
キャベツは腸管出血性大腸菌O157による事例なども報告されているため、食中毒には十分注意が必要です。少しでも危険だと感じたら、夏場は食べずに捨てるようにしましょう。
水分が多い食材は要注意!腐っている時は食べずに捨てて
夏場は水分が多い食材がどうしても傷みやすくなります。食材の高騰も不安視されている最近では、食材を捨てるということに躊躇いを感じる方も多いでしょう。しかし、食中毒は非常に危険な症状を引き起こすので、危険だと感じたら無理に食べず捨ててください。