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駅のホームの『非常停止ボタン』の設置場所
駅のホームには、非常停止ボタンが設置されています。いざというときに押して人命を救助するためのもので、駅の柱などに設置されていることが多いです。小さな子どもが押してしまわないよう、ある程度高い位置に設置されています。
駅のホームに設置されている非常停止ボタンは、どのようなときに押すべきなのでしょうか?
駅のホームの『非常停止ボタン』はどういうときに押せばいいの?
駅のホームにある非常停止ボタンを押すのに適しているタイミングは、以下の通りです。
1.線路内に人やものが侵入したとき
線路内に人やものが侵入したときは、非常停止ボタンを押すべきです。
- 泥酔した人が線路に落ちた
- キャリーケースなどの大きなものが、線路内に転落した
- いたずらに人が線路に侵入しているなど
電車は大きく、人などの小さなものを判別するのは容易ではありません。発見した時点での緊急停止は難しく、線路内に侵入しているものとの衝突は避けられないことが大半です。電車の破損や進路に侵入した人の命の保証がない状態のときは、非常停止ボタンを使いましょう。
2.列車がきているときに、線路に人が落とされそうになっているとき
もうすぐ電車が駅のホームに入ってくるというときには、アナウンスが流れますよね。そのアナウンスが流れているときに、誰かが人を線路内に落とそうとするなどの危険行為に及んでいる場合は、非常停止ボタンを押すべきです。
線路に落ちた人が自力でホームに上がってきて無傷になることもありますが、そうならない可能性もあります。人命がかかっているときは、危険だと感じた時点で非常停止ボタンを押してください。
3.電車と接触する可能性がある場所に人がいるとき
ホーム内の電車と接触する恐れがある場所は、黄色いラインが引いてあります。その上に人が乗っていたりものが置かれている場合は、電車がホームに入ってきたときに接触する恐れがあるので危険です。
ホームに入ってきた電車は、減速しているとしても非常に速度が速いので、いたずらに触れるととんでもない事態を招いてしまいます。
非常停止ボタンを押すべきではないタイミングとは
非常停止ボタンを押すべきではないタイミングは、以下のものがあります。
- 駅のホームや線路内になんら異変がないとき
- いたずら
- 財布やスマホを線路内に落としただけの段階
ものを線路内に落としたら、ものの大きさをまずは確認すべきです。電車と衝突しても電車に乗っている人やホーム内の人の命にかかわるような大きなものではない場合は、駅員さんにホーム内にものを落としたことを伝えましょう。
非常停止ボタンは、人命がかかっている緊急事態にのみ押すために設置されているボタンです。いたずらに押してしまうと、法律違反とみなされることもあります。
まとめ
非常停止ボタンは、いたずらに押すものではありません。しかし、人命がかかっている緊急事態のときは、ためらわずに押しましょう。