子育てに対する社会の理解がないと感じた瞬間3選!今後よくなる可能性は?

若い家族

日本では社会全体において様々な子育てに対する理解不足が指摘されています。今回は、子育てに対して社会の理解が足りていないと感じた瞬間を紹介します。

日本では少子高齢化が進み、子育てが国全体の課題と叫ばれ様々な施策が行われています。しかし、依然として少子化は解決せず社会全体においても様々な子育てに対する理解不足が指摘されています。

今回は、子育てに対して社会の理解が足りていないと感じた瞬間を紹介します。

子育て世帯への支援が万全ではない

悩む母親

子育て世代の多くが直面する悩みは、お金に関する問題。子育てにかかる費用はかなり高め。学校に通わせるなどの教育費、食費などの養育費などを合計すると子ども一人育て上げるのに2,000~4,000万円ほど必要であるといわれています。

これだけのお金を用意するのは、非常に困難。だからこそ、行政による支援が求められており、様々な支援制度が用意され始めています。ただ、まだまだ課題点が多いという声も多く、共働きやダブルワークなどを強いられる家庭も少なくないようです。

とはいえ、行政による子育て支援は地方自治体によっても充実度・内容が異なります。東京都豊島区や千葉県松戸市など子育てに力を入れている地方自治体は増えつつあります。子育て支援が整っている自治体は、それだけ子育てに対する理解も深いため子どもを育てやすいといえます。

待機児童の問題

悩む母親

子育て世代の親が苦労することとして待機児童問題が挙げられます。待機児童問題とは、保育を必要とする子供たちがいるにもかかわらず、保育園・保育士などが不足しているため迎え入れできていない問題です。様々な施策が行われ、全体的な数は減少傾向にありますが依然として、待機状態が続き苦労する親たちが存在しています。

保育士たちへの支援や育成体制への強化、待遇改善、保育園の環境整備など様々な施策が各地で行われていることもあり、将来的にはより解決に近づく可能性はあります。ただ、速効性がある施策ではないため、待機児童問題は今後も続くと思われます。

一部の人々が子育て世代に対して冷たい態度をとる

赤ちゃんを抱っこしながら悩む母親

電車やバスにベビーカーを持って乗車した母親に対して、舌打ちをしたり暴言を吐く。集合住宅において子どもの鳴き声がうるさいからと誹謗中傷の意図を含んだ張り紙を貼るなど一部の人が子育て世帯に行う冷たい態度は社会問題として度々取り上げられています。

そうした言動は、頑張って子育てに取り組んでいる人達の心を摩耗させてしまいます。その光景を目撃した人も子育ては肩身が狭いと感じてしまうのも、少子化においてマイナスです。

もちろん、そうした冷たい態度をとるのは少数派。大多数の方は、子育ての苦労している親に配慮し多少の騒音などには寛容的です。ただ、少数といっても冷たい言動をする人たちの行動は非常に目立つため、鉄道会社をはじめ様々なところが対策を講じています。

その一方で、逆にマナーが悪い子育て中の親も少なくありません。子どもが騒いでも注意せず放置する、ベビーカーで足を踏んでも謝る素振りがない子育て世代もいます。そうした方面に対する改善策も求められるため、完全に解決するにはまだまだ時間がかかりそうです。

子育てへの理解は不足しているが改善しつつある

赤ちゃんと両親

今回紹介したのは、子育てに対する悩みの一部。他にも、子育てへの理解が足りていないと感じるケースは多々あります。その一方で、少しずつではありますが国や自治体による子育てへの施策は増えつつあります。少しずつではありますが、今後より子育てしやすい社会の実現に近づいていくでしょう。

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