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ノミを駆除するべき理由!しないとどうなる?
ノミの吸血時間は20~25分にも及び、刺されると最もかゆみが激しくなる害虫と言われています。ノミが人間に寄生した場合、かゆみや水ぶくれ、最悪の場合は肌に後が残ってしまうほど炎症を引き起こすことがあるでしょう。
蚊やダニは全身を刺しますが、ノミが人間に寄生する場合は、膝下を中心に刺されます。刺された箇所が集中し、見苦しいほどボロボロになることもあるので気をつけなければなりません。
犬や猫がノミに刺されると、アレルギー反応を起こしたり、ひどいかゆみを伴った皮膚炎を発症し、ストレスがたまってしまいます。また、ペットがかきむしっているのを放置すると、サナダムシや、猫ヘモバルトネラ症などの感染症を引き起こすこともあるため、ノミが発生したら駆除、予防することが必要です。
どうすればノミを退治できる?
ノミを退治しようとして、無理やり潰してはいけません。メスのノミの場合、卵が飛散して被害を拡大させてしまう恐れがあります。
ノミを退治するには、ノミ駆除剤を使用したり、ノミ対策を行う必要があります。また、ノミには死滅温度というものがあり、60度以上の高温で駆除することができるのです。
布団、小さなマット、腰かけなどは60度以上のお湯で洗濯しましょう。また、洗濯した後は乾燥機でしっかり乾かすと良いです。乾燥機は高温の為、ノミを徹底的に退治することができます。
ノミは繁殖力が高いため、目で存在を確認できたら、他の場所にも多く潜んでいる可能性があります。そのため、しっかりと退治することが必要です。
ノミを駆除する方法
ノミを駆除するにはどうしたらいいのでしょうか。ノミを駆除する時の効果的な方法を3つ紹介します。
ハッカ油を使用する
ハッカ油とは、ハッカから抽出したオイルのことです。ハッカ油は虫よけとして使用することができ、適量なら人体にも悪影響を及ぼさない安全な油となっています。ハッカ油でハッカスプレーを作り、撒いておくことでノミを駆除することができるでしょう。
害虫に直接噴射するだけでなく、自分の体に噴射することでノミを寄せ付けないようにすることもできます。ただし、猫にとってハッカ油は有害になってしまう恐れがあるため、使用しない方が良いでしょう。
掃除機をかける
ノミが発生したら、部屋中に掃除機をかけましょう。ノミの残骸もアレルギーの元になるので、血痕やノミの残骸がある場所などはきちんと掃除機をかけることが大切です。
ほこりがある場所にノミの幼虫、残骸がたまりやすいので、家具や家電を動かして掃除します。掃除機をかける前に重曹を隅々まで振りかけることで、カーペットの毛足に隠れているノミの卵の水分を奪い、ひからびさせることができます。
ノミ駆除業者に頼む
ノミを徹底的に駆除したい場合は、ノミ駆除業者に頼むのがおススメです。自分でノミの駆除を行っても繁殖したり、ノミの発生場所が分からないということも多いです。
ノミは家だけではなく、畑や庭などの屋外からも発生します。ノミは成虫を駆除しても幼虫を駆除しなければ何度も発生を繰り返すので、自分の手に負えない時はノミ駆除業者に頼んでみましょう。
ノミを駆除するおすすめのグッズ
ノミを駆除する時はグッズを使用することでより効果的に駆除することができます。ノミを駆除する時のおススメグッズを3つ紹介しましょう。
ダニアース防ダニスプレー
商品名は防ダニと記載されていますが、ダニだけでなくノミの駆除もできる殺虫スプレーです。香りも爽やかで布団やカーペット、ぬいぐるみなどに使用できるだけでなく、人体にもほとんど害はありません。ノミに直接噴霧しても効果があるので、すぐに退治したい時にもおススメです。
バルサンプロEX
ボタンを押すだけで簡単に始動し、ミクロの霧が部屋の隅々まで行き届きます。効果が強力なため、人体やペットに悪影響を及ぼす可能性があります。ペットや植物は外に出しましょう。そして、使用方法を正しく守り、使用した後はフローリングなどを乾拭きした方がいいです。
アース・ペット 電子ノミとりホイホイ
薬剤を使わずに、安全にノミを駆除することができる器具です。置くだけで簡単に使用することができますが、設置場所を間違えると効果を発揮できなくなるので注意しましょう。家具やベッドの下などほこりがたまりやすい場所や、ノミを見かけた場所に設置すると良いです。
ノミの発生を予防する方法
ノミの大量発生を防ぐためには、ノミが発生してから対処するのではなく、日頃からの予防が大切です。効果的な予防法を3つ紹介します。
きちんと掃除する
ノミを予防するためには、完璧に掃除することが大切です。部屋の隅々まで掃除機をかけることで、ノミの発生を予防したり、ノミを駆除することに繋がるでしょう。ペットの寝床などに白い粒のようなものが落ちていたら、ノミの卵の可能性が高いです。その場所をきちんと掃除し、ノミの大量発生を防ぎましょう。
ノミは発生しやすい場所に薬剤を
家の中では、カーペット、ソファー、ベッド、家具のすき間などにノミは発生しやすいです。ノミの幼虫はほこりを餌にするので、ほこりがたまっているところは注意しましょう。ノミが発生しやすい場所を重点的に薬剤処理をすることでノミの発生を防いだり、駆除することができます。
ペットを清潔に
ノミは基本的に飼い猫や飼い犬によって外から家の中に持ち込まれます。従って、ペットをきちんと洗って清潔にしたり、室内飼いにすることでノミの予防になるでしょう。ペットがよく使用する寝床やタオルなどはノミの卵や幼虫が多く発生することもあります。きちんと洗ったり、薬剤で処理しましょう。
ペットを飼っていなくても、庭に野良猫や野良犬が侵入するとノミが発生することもあるので、予防するためには敷地に近づけさせないようにした方がいいです。
犬猫などのペットのノミを駆除するには?
ノミの被害で困っている人の多くは、野良猫や放し飼いの猫が原因になっていることが多いようです。ノミは至る所に生息していますし、猫は草むらや路地などを通り、ノミがつくことが多いです。
ペットにノミが付いている場合は、ノミ取りシャンプーを使用しましょう。シャンプーをするとノミは素早く股やおなかの奥に身を隠すので、くまなく洗うことが大切です。
他には、ノミ取り用のクシを使う方法があります。ノミ取りクシを使い、根気よくとかすことで駆除することができるのです。しかし、潰してしまうと卵が飛び散るので、ノミを水につけたり、ガムテープにくっつけてやっつけましょう。犬猫には液体薬品を首筋に垂らすのも効果的です(詳しくは動物病院の獣医師さんにお話しを伺いましょう)。
厄介なノミは予防からしっかりと!
ノミは完全に駆除するのが難しいので、しっかりと予防してノミを発生させないようにすることが大切です。もしノミが大量に発生した場合は、ノミ駆除方法を試したり、グッズを使用したり、ノミ駆除業者に頼んで完全駆除してもらいましょう。人間と同じでペットもノミに刺されると強いかゆみを感じ、ストレスを抱えてしまいます。しっかりと予防や対策をしてあげましょう。