『はちみつは腐らない』って本当?その理由と適切な保存方法とは?

はちみつ

はちみつは、腐りにくい食材です。とはいっても、腐りにくいは天然のはちみつなので、その点は注意しましょう。天然のはちみつは、どうして腐りにくいのでしょうか?はちみつが腐りにくい理由と、腐らせないための正しい保存方法をチェックしてみましょう。正しい保存方法は、決して難しいものではありません。

『はちみつは腐らない』って本当?

はちみつ

はちみつには、2種類あります。

  • 天然はちみつ…基本的には腐らない
  • 加糖はちみつ…賞味期限があり、保存状態がよくないと腐る

「腐らない」といわれているのは、天然のはちみつです。絶対に腐らないというわけではありませんが、使い方さえ間違えなければ常温保存で管理可能!

はちみつが腐らない理由とは

はちみつ

はちみつが腐らない理由は、以下の通りです。

1.糖度が高い

糖分が高いと聞くと、雑菌が繁殖しやすそうなイメージを持ちやすいですよね。甘いものには虫が近寄ってきやすいのは事実ですが、はちみつの場合甘さの桁が違います。

はちみつは、全体の80%が糖分です。もし細菌が入り込んだとしても、水分量が少ないため繁殖できず息絶えてしまいます。そのため、はちみつは腐りにくいのです。

2.はちみつそのものの水分量が低い

はちみつは80%が糖分なので、残りの20%が水分になります。水分を含んでいるから、ドロッとした液状になっているのです。水分量が少ないので、先ほども説明した通り雑菌が繁殖できません。はちみつに水を混ぜ込まない限り、通常の保存方法を守っておけば腐りにくいです。

3.はちみつそのものが酸性

はちみつは、ph3~4の酸性の食品です。酸性と聞くと、レモン汁などの酸っぱい食品を連想しがちですが、はちみつは甘くても酸性!ポン酢やレモン汁はph2~3なので、同じくらいの酸性度ということになります。

酸性の食品の中では、生き物は生きていきにくいです。高い糖分も手伝って、さらに生物が生きにくい環境が整っています。

4.酵素が含まれている

はちみつには、ハチの唾液に含まれるグルコースオキシダーゼと呼ばれる酵素が入っており、この酵素のパワーによって抗菌効果抜群の状態になっています。この酵素があるおかげで、細菌が寄りにくく、侵入したとしても死滅しやすい環境が整っています。

酵素だけでなく、いろいろな効果が重なってはちみつ内では細菌の繁殖が難しい状態が整っているのです。

はちみつの適切な保存方法

はちみつ

はちみつの適切な保存方法は、以下のようになります。

  • 煮沸消毒して乾燥させた、瓶の容器に入れる…プラスチックのニオイが移らないようにするため
  • 取り分け時などに使用するスプーンは、絶対に水分がついていない、清潔な状態のものを選ぶ
  • 常温保存する…冷蔵保存すると結晶化するため、使い勝手が悪くなる
  • 高温多湿、直射日光が当たる場所での保存は避ける

はちみつは、適切な環境で保存することによって、長く使用できる食材です。保存方法は、特別難しいものではありません。

まとめ

はちみつは、腐りにくい条件がいくつも重なっている素晴らしい食材です。腐りにくいけれど絶対に腐らないわけではないので、保存方法には注意しましょう。

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