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充電ケーブルからの出火・やけど事故が多発
現在、スマホは多くの人々にとって欠かせないモバイル製品となり、それに伴って充電ケーブルも欠かせない必需品となっています。
しかし近年、この充電ケーブルからの出火や火傷被害が相次いでいます。充電ケーブルの接続部分や断線部分から発火し、充電ケーブルの周辺を焼損してしまうという火災事故に発展するケースも少なくありません。
場合によっては、人の命にも関わる危険な事態なので、充電ケーブルは少しでも劣化が見られたら買い換えることをおすすめします。
使ってはいけない『スマホの充電ケーブル』5選
では、どのような状態のスマホの充電ケーブルが危険なのでしょうか。ここでは火傷や火災事故に発展する恐れのある、使い続けてはいけない『スマホの充電ケーブル』を紹介します。
1.充電ケーブル部分のカバーが破れている
充電ケーブルは、ケーブル部分がカバーで覆われています。そのカバー部分が破れているものは、すでに経年劣化が激しく、そのまま使い続けていると、カバーが破れた部分から何らかの原因で発火してしまう恐れがあります。
埃が付着した状態で充電ケーブルを使用したり、うっかり破れた部分から顔を出している銅線に触れたりすると、火災事故や火傷事故につながる危険性があるので気をつけましょう。
2.端子とケーブルの接続部分が折れている
充電ケーブルを乱雑に扱っていると、スマホにつなぐ端子部分とケーブルを繋ぐ接続部分が折れてしまう事態に陥ることがあります。この状態のスマホの充電ケーブルも危険です。
接続部分が折れている状態では、スマホの充電も上手くできなかったり、場合によってはショートしてしまい触れた時に電流が流れて火傷してしまう危険性もあります。スピーディーに充電を完了させるためにも早めに買い替えましょう。
3.接続部分にヒビが入っている
接続部分にヒビが入っている充電ケーブルも経年劣化によるものです。長年使い続けていると、どうしても充電ケーブルのあらゆる部分の質が劣化してしまいます。
ちょっとした衝撃でも接続部分にヒビが入ってしまうと、中の精密機器の部分も劣化している恐れがあります。なかなか充電が進まなかったり、ショートによって火災が発生する恐れもあるので買い替えてください。
4.充電していると焦げ臭い匂いがする
スマホを充電ケーブルに繋いで充電が始まると、ふと焦げ臭いような匂いが鼻につくことはありませんか。充電ケーブルから発せられているのであれば、すぐに充電ケーブルの使用をやめてください。
充電によって焦げ臭い匂いが発生しているということは、充電ケーブルが何らかのトラブルを起こしていることを意味しています。無理に使い続けていると、発火する恐れもあるため気をつけましょう。
5.充電中に接続部分が熱くなる
スマホの充電中にケーブル側の接続部分が熱くなる場合も買い替えのサインです。すでに何年も使い続けていると、充電ケーブルが寿命を迎えている可能性が高く、無理に使い続けていると故障や発火の原因となります。
この状態の充電ケーブルは、すでに充電の効率も下がっているはずです。すぐに新しい充電ケーブルに買い換えた方が使用感も良くなります。
スマホの充電ケーブル…買い替えの目安は?
スマホの充電ケーブルは「◯年で寿命を迎える」という明確な指標がありません。使い方や使う頻度によって大きく異なるからです。
以下のようなサインが見られる場合は、すでに充電ケーブルが寿命を迎えているサインなので、早めに新しい充電ケーブルを買いましょう。
- 上記のような危険サインが出ている
- スマホに繋いでも充電できない、充電が終わらない
- スマホに繋ぐと頻繁にオンオフ切り替わる
先ほど紹介した「使ってはいけないスマホの充電ケーブル」の特徴に加えて、スマホが充電できない、繋いでも充電サインのオンオフが切り替わってしまうといった状態は、すでに充電ケーブルが上手く機能していません。
無理に使い続けていると、故障だけでなく、発火や火災事故につながる危険性もあるので、早めに買い替えてください。
危険サインが出た充電ケーブルは早めに買い替えを
いかがでしたか。充電ケーブルは電流を流す機器なので、すでに危険なサインが出ている場合は大きな事故につながる前に買い替える必要があります。今回紹介した特徴が現れている場合は、早急に新しいものへと買い替えましょう。