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食材を長持ちさせる冷凍保存は便利!ただし不向きな食材も
食材をまとめ買いした時、少しでも長持ちさせるために冷凍保存する人は多いですよね。鮮度をなるべくそのまま保ちつつ、冷蔵保存よりも長く良好な状態を保ってくれるので、とても便利な保存方法です。
しかし、すべての食材を冷凍保存できるわけではありません。中には「良かれと思って冷凍保存したら、解凍後にマズくなっちゃった!」なんて食材も多くあります。
食材は水分が多く含まれているものとそうでないもの、硬さなど、それぞれ異なる性質を持っています。その食材に合った方法で保存しなければ、かえって食材を無駄にしてしまう恐れがあるので気をつけましょう。
冷凍するとマズくなる食材5選!正しい保存方法は?
では、どのような食材が冷凍に不向きなのでしょうか。ここでは、冷凍するとマズくなる食材と、それぞれの正しい保存方法を紹介します。
1.レタス
レタスは水分を多く含んでいる食材です。そのため、冷凍保存してしまうと凍った時にパリパリと硬く乾燥してしまいます。強く触ると砕けてしまい、食べられない状態になったり、解凍時にドロドロとした本来のレタスとはかけ離れた状態になってしまうことも。
レタスはラップやポリ袋などに入れて、乾燥させないように保存することがポイントです。その後、冷蔵室ではなく野菜室に入れて保存する方法が最もレタスの鮮度を長く保てます。
2.じゃがいも
じゃがいもは冷凍してしまうと食感が悪くなってしまう野菜として有名です。実際、やってみた人は解凍した時のじゃがいもの状態に驚いたという方もいるのではないでしょうか。
そもそもじゃがいもは湿度に弱いため、常温保存に適しています。直射日光の当たらない、なるべく涼しい風通しの良い場所に保管しましょう。1つずつ新聞紙などに包むとより良い状態を保てます。
もしも冷凍保存した場合は、マッシュ加工した状態でジップロックなどに入れて冷凍保存することをお勧めします。冷蔵解凍することで、そのままマッシュポテトとして食べられますよ!
3.きゅうり
きゅうりの成分のほとんどが水分でできているため、こちらも冷凍保存に適していません。冷凍保存してしまうと、解凍時にふにゃふにゃとした食感になってしまい、生野菜として食べるきゅうりよりもマズくなってしまいます。
きゅうりは1本ずつキッチンペーパーなどに包み、ポリ袋に入れて冷蔵保存します。なるべく立てて保存することが推奨される野菜なので、切った牛乳パックなどを容器として使い、立てた状態で保存してください。
4.豆腐
豆腐を冷凍保存しようと考える人は少ないと思いますが、もしも冷凍してしまった場合、水分が抜け落ちてしまい、解凍時に乾燥した豆腐とは言い難い状態に変化してしまいます。
豆腐ハンバーグのように「豆腐」本来の形ではない状態で調理する場合は、冷凍しても問題ないでしょう。しかし、豆腐として味わいたいならば、冷凍保存は不向きです。
冷蔵保存する場合は、タッパーに豆腐を入れ、全体が浸るくらいの量の水に浸して保存します。必ず蓋をして水分が抜け切らないよう注意しましょう。
5.こんにゃく
独特の食感がクセになるこんにゃくは、冷凍保存してしまうと食感が変わってしまい、美味しく無くなってしまいます。解凍すると、まるでゴムを噛んでいるかのような食感に変化するため、マズいと感じる人が多いでしょう。
こんにゃくは長持ちさせるためには、こんにゃくと一緒にパッケージに入っていた水を使います。パッケージに入っていた水を保存容器に移し、その水に浸すようにこんにゃくを入れて、蓋をして冷蔵保存します。
もしも袋に入っていた水を捨ててしまった場合は、水道水を使います。この場合は、2日おきに水を交換してください。この冷蔵保存方法で、約1ヵ月長持ちさせることが可能です。
食材はそれぞれに適した保存方法で鮮度を保とう
いかがでしたか。今回は冷凍に不向きな食材を5つ厳選して紹介しました。しかし、この他にも冷凍に不向きな食材は多く存在します。食材はすべて冷凍保存するのではなく、それぞれに適した保存方法で鮮度や品質を保ちましょう。