目次
間違ったテレビの掃除方法は故障の原因に…!
一昔前のブラウン管テレビに比べると、現在のテレビは静電気が起こりにくい仕様になっているため、埃が付着しにくいと言われています。しかし、定期的に掃除しなければ電気を発生させる家電製品なので、どうしても埃が付きがちです。
また、つい触ってしまった際に手垢や指紋がついてしまうこともあるため、やはり汚れが気になった時にお手入れすることが大切です。
しかし、間違った掃除方法は、繊細なテレビの液晶画面を傷つけてしまう恐れがあります。最悪の場合、テレビ自体の故障につながるため、必ず正しい方法で掃除を行いましょう。
テレビ掃除における『絶対NG行為』5選
精密家電でもあるテレビは、正しい方法で掃除しなければ壊れてしまう恐れもあります。ここではテレビ掃除における絶対NG行為を紹介するので、下記で紹介するようなお手入れ方法は絶対にやめましょう。
1.液体を直接テレビに吹き掛ける
アルコールスプレーや掃除グッズとして市販されているスプレーをテレビ掃除に使う人も多くいますが、直接液体をテレビに噴射することは避けてください。
直接スプレーしてしまうと隙間から液体が中へと侵入し、故障の原因となる恐れがあります。アルコールスプレーや掃除グッズとして市販されているスプレーを使う際は、必ず柔らかい布に染み込ませてから使いましょう。
2.水拭きする
「汚れているから、とりあえず水拭きしておこう」という考えは危険です。液晶画面は基本的に水と相性が悪いため、テレビ掃除において水拭きは適していません。
また、普通の雑巾で水拭きしてしまうと、繊維の粗い雑巾も相まって画面を傷つけてしまう恐れがあります。普通の布や雑巾を使うことも避けましょう。
3.ティッシュペーパーで擦り拭きする
すぐ近くにあるティッシュペーパーを手に取り、テレビの画面に付着した埃などを拭き取る人を見かけますが、この行為は絶対にやってはいけません。
ティッシュペーパーやウェットティッシュは、私たちが思っている以上に繊維が粗く、繊細なテレビの画面を傷つけてしまう恐れがあります。ティッシュペーパーで「とりあえず」擦り拭きする行為はやめましょう。
4.研磨作用のある掃除グッズを使う
クレンザーやメラミンスポンジなど、研磨作用のある掃除グッズは絶対に使ってはいけません。これまでお話ししてきたように、テレビは非常に繊細に製造されています。研磨作用のある掃除グッズを使ってしまうと、簡単に画面を傷つけてしまうのです。
また、窓ガラスなどに使われるガラスクリーナーを使う人もいますが、ガラスクリーナーも液晶コーティングを歯がしまうため、テレビ掃除に使ってはいけません。
5.中性洗剤を薄めずに使う
テレビにひどい汚れがついてしまった場合、中性洗剤を使う方法が一般的です。しかし、中性洗剤を薄めずに使ってしまうと、テレビの画面を汚してしまう恐れがあります。
必ず中性洗剤は水で100倍薄めた状態(中性洗剤1gに対して水100ml)でクロスなどに染み込ませて使ってください。
安全に掃除する方法は?正しいテレビの掃除方法を解説
テレビを掃除する際は、どのような方法でお手入れするべきなのでしょうか。以下のポイントを押さえて、安全にテレビを清潔な状態に保ちましょう。
- 軽い汚れはクリーニングクロスなどの柔らかい布で優しく拭く
- 頑固な汚れには中性洗剤を水で100倍に薄めた洗剤液を使う
- 液晶画面用の市販クリーナーを使う
- 掃除の最後に乾拭きで仕上げする
中性洗剤を水で薄めた洗剤液は、そのままテレビに付けるのではなく、クロスなどに染み込ませて使います。この際、液体が垂れたりしないよう、しっかり絞ってから拭きましょう。
また、お手入れの最後は必ず乾拭きしてください。少しでも湿った状態のまま放置してしまうと、故障の原因となったり埃が付着しやすくなってしまうからです。柔らかい布を使って仕上げの乾拭きを忘れないようにしましょう。
精密機器のテレビは正しいお手入れ方法を守って
いかがでしたか。テレビは「なんとなく」でお手入れしてしまいがちですが、繊細な家電製品なので、正しいポイントを押さえることが大切です。今回紹介した掃除方法を参考に、定期的にテレビ掃除を行いましょう。