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基本的に多くの航空会社が飲食自体を禁止していない
飛行機の中で長時間過ごす際、途中で喉が渇いたり小腹が空いたりすることもあるでしょう。基本的に、多くの航空会社では飲食を許可しているため、定められているルールを守れば機内での飲食行為は問題ありません。
最近では、「空弁」と呼ばれる機内で楽しむお弁当が販売されている空港も多く、移動時間によっては、機内食が出る場合もあり、飛行機で過ごす時間の醍醐味とも言えるでしょう。
しかし、飛行機内は多くの乗客が密集した状態で乗り合っているため、周囲に配慮するため、最低限のマナーを守ることは必要です。お互いが快適に過ごせるよう、迷惑とならないような飲食マナーを心がけましょう。
飛行機の中で食べてはいけない『4つの食べ物』
食べ物によっては飛行機に持ち込めなかったり、周囲の人々の迷惑になったりする食べ物もあります。ここでは、飛行機の中で食べてはいけない、あるいは食べるべきではない食べ物を紹介するので、機内での飲食の参考にしてください。
1.加熱式容器の食品
「紐を引っ張ると加熱が始まるお弁当」など、発熱剤が入っている食品類は、原則機内に持ち込み禁止とされているため、飛行機そのものに持ち込むことができません。
保安検査場から先には持ち込むことはできないため、もしも加熱式容器に入ったお弁当などを購入する場合は、保安検査場に到着する前に食べ切ってしまいましょう。
2.匂いがきつい食べ物
機内で迷惑だと感じる行為に「匂いがきつい食べ物を食べている人」という調査結果があります。例えば、カレーやハンバーガーショップの食品、干物、肉まんなどが当てはまります。
機内は密閉空間に多くの乗客が乗り合わせているため、1人でも匂いのきつい食べ物を食べていると、周辺に座っている他の乗客に迷惑がかかります。
たとえ食べ物の匂いであっても不快に感じる人はいるので、周囲に配慮し、匂いのあまり出ない食べ物を持ち込むようにしましょう。
3.液体物の付いた食べ物
シチューや液体物のかかった食べ物なども機内では控えた方が良いでしょう。突然の揺れなどで溢れてしまい、周囲に迷惑をかける恐れがあるからです。
また、液体の量によっては持ち込むことができない可能性もあります。保安検査場で持ち込み不可となる恐れがあるので、こうしたプチトラブルを起こさないためにも液体物の付いた食べ物やお弁当は控えましょう。
4.噛むと音が出る食べ物
ビスケットやスナック菓子など、噛むと音が出る食べ物も静かな機内では耳障りとなることがあります。機内には静かに休みたいと考えている人もいるため、そうした人々にとっては些細な音でも気が散ってしまい、ストレスになりやすいのです。
また、スナック菓子のカサカサというビニール袋の音は、意外と周囲に目立ちます。機内で過ごす際は、こうした音に関する配慮も忘れないようにしましょう。
機内でやってはいけない飲食や正しいマナーは?
機内では、多くの人がお互いに快適に過ごせるよう、配慮し合うことが大切です。機内では以下のようなマナーを守り、周囲に迷惑をかけないよう気をつけましょう。
- 赤ちゃんの離乳食やミルクは原則OK
- 紙コップ式の飲み物は持ち込まない
- アルコール類は酩酊状態にならない程度に止める
- 床や座席に食べかすなどをこぼし過ぎない
- 空き容器やゴミは機内から持ち帰る
紙コップ式の飲み物は、搭乗前に止められる可能性が高いです。しかし、止められなかった場合でも機内でこぼしてしまう可能性がある以上、控えるべきでしょう。
また、アルコール類は機内でも販売されることがありますが、酩酊状態になる程飲むことは避けてください。他のお客さんとのトラブルにもつながります。
他にも食べかすをこぼしたり、ゴミを持ち帰らなかったりとモラルにかける行為は避け、なるべくきれいな状態で飛行機から降りるように心がけましょう。
飛行機の中では周囲に配慮した飲食マナーを心がけて
いかがでしたか。飛行機の中ではお互いにマナーを守り、快適に過ごせるよう配慮することが大切です。飲食時には、周囲に迷惑をかけるリスクが高まるため、よりモラルのある行動を心がけましょう。