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高額家電の『エアコン』が故障すると家計に大ダメージ…!
エアコンは冷暖房機能を使い、部屋を快適な室温に保ってくれるとても優秀な生活家電です。その分、価格は高く、リビング用のエアコンであれば下は5万円前後、最新モデルの商品では10万円を超えるものも少なくありません。
故障してしまうと、エアコンにかかる購入費用により大きな出費となるため、家計にとっても大ダメージです。買い替える頻度が高ければ高いほど、この出費は大きな痛手となるため、少しでも長持ちさせられるように使い方や対策を見直すことをおすすめします。
エアコンの平均寿命は一般的に10年前後
一般的にエアコンの平均寿命は10年前後といわれています。13〜14年と使い続けることも可能ですが、10年を超えたあたりから不具合が見られ始めたり、稼働効率が悪くなり、結果として電気代が高くなったりする事例が増えます。
反対に、使い方が悪かったり手入れができていなかったりすると、7〜8年で故障してしまうケースも珍しくありません。
7〜8年であれば修理してもらうことが可能なので、エアコンの不具合の原因を突き止め修理してもらった後、普段の使い方やお手入れ方法を見直しましょう。
『エアコンが壊れる原因』ランキングワースト5
エアコンが壊れる原因はいくつか考えられますが、ここでは故障原因として特に多い事例をワーストランキング形式でご紹介します。皆さんもエアコンが早期に壊れないよう、以下のような故障原因に気をつけましょう。
第5位 エアコン内部の部品破損
エアコンの内部に組み込まれている部品が破損することで、エアコンが正常に動作しなくなり故障してしまうという事例は珍しくありません。
経年劣化によるものも多いですが、お手入れの際に誤った方法で掃除してしまったために故障していたり、無理な使い方をすることで故障したりする事例が報告されています。
第4位 水漏れによる故障
ドレンホース周りから水漏れが起こり、そこから漏電や故障に繋がる事例は意外と多く報告されています。設置してから早期に水漏れした場合は、設置段階で不良があった可能性が高く、業者に改善してもらうことが可能です。
その他の原因としては、ドレンホースの詰まりや設定温度の差が大きく結露が起こっているなどの理由が考えられます。定期的な点検や清掃、使い方の改善が必要です。
第3位 冷媒系統の破損
冷媒系統が破損することでエアコンの故障につながる事例も多いです。冷媒系統に不具合が生じると、エアコンとして正常に機能しなくなり、冷房や暖房機能が使えなくなってしまう事態に陥ります。
多くの場合、接続部分が腐敗していたり破損していることが原因ですが、埃が詰まってしまうことで破損や故障を招くこともあります。こまめな清掃な重要です。
第2位 室外機の不具合
エアコン本体ではなく、外に設置されている室外機の不具合による故障も非常に多いです。屋外を清掃している時に、箒などが室外機に当たってしまったり、直射日光に当たり続けたりすることで故障することが多くあります。
また、外気温の差にも弱いため、気温が極端に高くなったり低くなったりする季節は特に注意が必要です。夏場や冬場は故障を招かないよう、適切な対策が求められます。
第1位 経年劣化による電子部品の不具合
そしてエアコンの故障原因として最も多い事例が経年劣化による不具合です。購入から10年が経過する頃になると、電子部品に不具合が生じるようになり、買い換えなければいけません。
10年が経過すると多くの家電製品は不具合を見せるようになり、また修理に必要な部品がメーカー側で破棄されるため、修理も叶わなくなります。
10年以上経過したエアコンは稼働効率も悪くなっているため、最新モデルに買い替えた方が電気代を考えてもお得です。潔く買い換えることをおすすめします。
エアコンを長く使い続けるために今すぐ取り組むべき対策
エアコンを平均寿命程度まで長く使い続けるためには、普段から丁寧な使い方を心がけたり、きちんとこまめにお手入れすることが大切です。
- フィルターはこまめに掃除する
- 室外機を乱雑に扱わない
- 室外機に直射日光が当たらないよう工夫する
- 室外機が雪に埋もれないよう対策をとる
- エアコン本体に負荷をかける使い方は控える
- 定期的に点検してもらう
使用している時期はフィルターをこまめに清掃するようにし、シーズン終了時には業者に点検も兼ねて清掃してもらうことをおすすめします。
また、室外機への対策も必須です。乱雑に扱わないことはもちろん、直射日光や積雪がひどい地域では雪対策も忘れないようにしましょう。
また、エアコンを使う際は、エアコンに負荷がかかり過ぎないよう気をつけることも長持ちの秘訣です。頻繁に設定温度を変更したり、設定温度を急激に上げたり下げたりするといった使い方は避けましょう。
エアコンの使い方を見直してできるだけ長持ちさせよう
いかがでしたか。エアコンは使い方やお手入れ方法で寿命が大きく変わります。「故障することが多い」「不具合が起きることが多い」と感じる方は、こまめにお手入れしたり、定期的に点検してもらうなどの対策を行いましょう。