セーターの洗い方のコツ！あると便利なアイテムとおすすめの洗剤6選

セーターの洗い方のコツ

洗濯表示を確認する

洗濯表示とは、その衣類に適している洗濯方法、クリーニング方法、アイロンがけなどについて記号を使って表示したものです。洗濯表示の記号はさまざまですが、セーターを洗う際に特に気を付ける記号は桶のマークです。

おうち洗いができるマーク

洗濯表記,たらいのマーク3種

桶のマークは洗濯機可能です。
桶のマークに×がついているものは洗濯機可能です。
桶に手を入れるマークなら手洗い可能です。
桶に温度が書いてマークは限度の水温です。
洗濯機のマークは洗濯機可能です。

など。
洗濯機マークや桶のマークに×がついていなければおうち洗いができます。

自宅で洗えないセーターの素材

自宅で洗えないセーターの素材としてカシミヤやウールがあります。カシミヤはデリケートな素材で傷が付きやすく型崩れしやすい素材です。また、カシミヤやウールやリネンは水に濡れると縮みやすいのでおうち洗いはおすすめしません。

おしゃれ着用洗剤を使う

おしゃれ着用洗剤は、ニット、ウール、シルクなどのデリケートな素材の衣類や、色落ちが気になる衣類を洗うことに特化した洗濯洗剤です。おしゃれ着用洗剤が向いている衣類としては「ニット」「ブラウス」「ベルベット」「コーデュロイ」など。

おしゃれ着用洗剤が向いていない衣類としては、汚れ・シミ・黄ばみが酷い衣類、タオルやバスタオルなどしっかり汚れをとって清潔にしたいものです。

汚れを予洗いする

洗濯の前に、目立つ汚れ、気になる汚れ、首回りや手首の汚れの箇所に、事前におしゃれ着用洗剤をかけて予洗いしましょう。

予洗いの方法

濡れたタオルでシミが付いた部分をやさしく叩く。
洗剤を直接かける。かけすぎてこぼさないよう注意する。
洗剤をかえた汚れをつまみ洗いをする。

洗濯ネットに入れる

セーターを洗う、脱水する時は必ず洗濯ネットに入れます。洗濯ネットの大きさは、セーターをたたんでぴったり入るものを選びましょう。大きすぎると洗濯ネットの中でセーターが動いてしまい擦れて炒める可能性があります。

やさしく手洗いする

手洗いの場合は、やさしく押しながら洗濯しましょう。力を入れて強く押し洗いすると、セーターが傷んだり型崩れする可能性がありますので注意しましょう。

やさしく効果的な押し洗いのコツ

やさしく押し洗いするコツとして、セーターの角に手をハの字の形にして当て、10回ほどやさしく押し洗いしましょう。

手洗いなら30度以下が適温

セーターを手洗いする時は30度くらいのぬるま湯が適温です。30度を超えるとセーターを傷める可能性がありますので温度には注意しましょう。

セーターを洗う頻度

セーターはよほど汚れない限り、ひと月に1回程度でOKです。目立つ汚れがある場合は、都度、その箇所だけつまみ洗いすることをおすすめします。

《ポイント》

洗濯表示を確認する。桶のマークは洗濯機可能。
自宅で洗えないセーターの素材はカシミヤやウールやリネン。
おしゃれ着用洗剤を使う。
事前に汚れを予洗いする。
洗濯ネットに入れる。
手洗いなら30度以下が適温。
セーターを洗う頻度はひと月に1回程度でOK。

セーターの洗い方【手洗い】

効率の良い、セーターの洗い方をご紹介します。

セーターの手洗いで必要なもの

おしゃれ着用洗剤
洗濯ネット
洗濯桶
柔軟剤
※柔軟剤は無くてもOKです。

手洗いの手順

目立つ汚れは洗剤をつけて予洗いする
目立つ汚れや気になる汚れがある箇所に、事前におしゃれ着用洗剤をつけて予洗いしましょう。また、襟や袖口は汚れやすいため、事前におしゃれ着用洗剤を塗っておくと汚れが落ちやすくなります。予洗いの方法
①濡れたタオルでシミが付いた部分をやさしく叩きます。
②洗剤を直接かけます。かけすぎてこぼさないよう注意しましょう。
③洗剤をかけた汚れをつまみ、やさしく洗剤をもみ込みましょう。
洗濯桶にぬるま湯を入れる
洗濯桶に30度以下のぬるま湯を入れます。温度が高すぎるとセーターにダメージを与える可能性がありますので注意しましょう。
洗剤を入れて混ぜる
ぬるま湯におしゃれ着用洗剤を混ぜます。おしゃれ着用洗剤の量は、容器の表明に記載されていますので指示通りの分量を入れましょう。
洗濯ネットに入れる
セーターを洗濯桶のサイズに合わせてたたみ、洗濯ネットに入れます。手洗いの場合は、脱水の時に洗濯ネットに入れれば大丈夫ですが、セーターを洗濯ネットに入れると、洗濯で形が崩れにくくなります。たたみ方として、セーターは「袖だたみ」をすると洗濯しやすくなります。
やさしく押し洗いする
洗剤を溶かした30度のお湯にセーターを浸し、ゆっくり優しく押し洗いします。押し洗いのやり方
①セーターの角に手をハの字の形にして当て、10回ほどやさしく押し洗いします。
②他の3つの角も①と同様に押し洗いします。
脱水する
セーターの押し洗いが終わり、汚れが浮いてきたらお湯を捨てます。
軽く絞る
お湯を捨てた洗濯桶の中でセーターを上から軽く押さえて水気をきります。セーターをまるめて上から押してもOKです。
すすぐ
洗濯桶の中にきれいな水を入れ、洗う時と同じ要領でセーターをやさしく押しながらすすぎ、洗剤が浮いてきたらお湯を捨て、セーターをやさしく絞ります。
すすぎを繰り返す
⑧の作業を洗剤が無くなるまで繰り返します。柔軟剤を入れる時はすすぐ水に柔軟剤を溶かしてからセーターをすすぎましょう。
軽く絞る
洗剤をキレイに落としたら軽く絞り、水気を切ります。
脱水する
脱水方法は、「洗濯機で脱水する方法」と「手で脱水する方法」があります。
洗濯機で脱水する方法
①洗濯ネットに入れたセーターを洗濯機に入れ、おしゃれ着脱水コースやクリーニングコースなどで30秒～1分程度脱水します。脱水時間はセーターの厚さやデザインに合わせましょう。
手で脱水する方法
①手で軽く水をしぼって程度脱水します。
②タオルの上にセーターを広げ、タオルをかぶせてセーターをはさみ、上からやさしく押して水気をきります。ある程度水気がなくなるまで、タオルを変えながら繰り返しましょう。

これで、セーターの手洗いとすすぎと脱水は完了です。
※セーターの干し方はこの記事の「セーターを洗った後の干し方」で説明しています。

セーターの洗い方【洗濯機】

目立つ汚れに洗剤をつける
目立つ汚れや気になる汚れがある箇所におしゃれ着用洗剤をつけて軽くもみましょう。また、襟や袖口は汚れやすいため、事前におしゃれ着用洗剤を塗っておくと汚れが落ちやすくなります。
洗濯ネットに入れる
セーターを裏返してたたみ、洗濯ネットに入れます。手洗いの場合は、脱水の時に洗濯ネットに入れれば大丈夫ですが、セーターを洗濯ネットに入れると、洗濯で形が崩れにくくなります。たたみ方として、セーターは「袖だたみ」をすると洗濯しやすくなります。目立つ汚れがある場合は、汚れが外側になるよう畳みましょう。
やさしく洗えるコースを選ぶ
洗濯機によってコース名はさまざまですが、「おしゃれ着コース」「手洗いコース」「クリーニングコース」「ドライコース」「弱水流コース」など、優しく洗えるコースを選びます。
洗う
洗濯機で洗濯します。洗濯・すすぎ・脱水は洗濯機まかせでOKです。ただし、脱水時間が長いとセーターが傷む可能性がありますので1分程度にしましょう。
※他の洗濯物と一緒に洗わず、セーターだけを洗いましょう。柔軟剤を使用する場合は、あらかじめ洗濯機の柔軟剤投入口にセットしましょう。柔軟剤は使わなくてもOKですが、使うとふあふあでハリのある仕上がりになります。

これで、セーターの洗濯は完了です。セーターの干し方はこの記事の「セーターを洗った後の干し方」で説明しています。