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栄養価も高くお手頃価格な「もやし」は家計の味方♪
栄養価も高くさまざまな調理法で楽しめるもやしは、主婦の味方ともいえる食材です。また、価格が手頃な点も食品の価格が高騰している昨今では、家計に嬉しいですよね。
そんな嬉しい魅力ポイントを多く持つもやしにも、少々悩ましい点があります。それは、傷みやすく消費期限が1〜3日と短い点です。
冷蔵庫で保存していてもあっという間に傷んでしまい、茶色く変色したり生臭いような特有の臭いが発生するため、早めに使い切らなければと焦って使った経験がある方も多いでしょう。
「もやし」にしてはいけないNG行為5つ
もやしはデリケートな食材なので、扱い方を間違えるとより傷みやすくなります。また、食べる際にも注意が必要なので、NG行為を理解して正しく取り扱うようにしてください。
1.生のまま食べる
もやしは加熱してから食べることを想定して出荷されている食材です。そのため、熱を通さず生のまま食べてしまうと、食中毒症状を発症する恐れがあるので気をつけてください。
ちなみに、もやしは水洗いするべきなのかという疑問を持つ方がいますが、こちらは洗わなくても問題はありません。ただし、もやしの臭みなどが気になるという方は、サッと軽く水を通すと良いでしょう。
2.ぶつけるなど乱雑に扱う
もやしは繊細な食材なので、刺激を与えてしまうと傷みが進行してしまいます。店舗から家に持ち帰る際にもやしを入れている袋を乱雑に扱ったり、壁にぶつけてしまったりすると、痛みやすくなるので注意しましょう。
また、温度変化にも弱いため、涼しい場所から急激に暑い場所へと移したりすると、途端に傷み始めてしまうこともあります。夏場は特に注意しましょう。
3.袋に穴を開けずに冷蔵庫に保存
もやしを家に持ち帰った後、袋のまま冷蔵庫に保存する人が多いでしょう。しかし、そのまま冷蔵庫に保存してしまうと、生きている状態のもやしは呼吸をしているため、袋が膨らみ、もやしから水分が漏れ出てしまいます。
このような状態になると、もやしの劣化が早まってしまう恐れがあるので、冷蔵庫で保存する際は、なるべく袋に穴を数カ所開けるようにしましょう。
4.野菜室に保存する
野菜室は冷蔵室と比べて少しだけ温度が高く設定されています。もやしは0〜10℃以内、なるべく低い温度で保存することが推奨されている食材なので、野菜室は不向きです。
野菜室に保存してしまうと、温度環境が合わず、早めに傷み始めてしまうため、野菜室ではなく冷蔵室に、可能であればチルドルームに保存することをオススメします。
5.常温で放置する
もやしを扱う上でやってはいけない行為が常温で放置する行為です。夏場はもちろん、冬場でも暖房で暖かくなっている室内では、常温放置によって早々に傷んでしまう恐れがあります。
持ち帰ったら、すぐにもやしは冷蔵庫の中に保存したり、湯通しして水気を切った上で保存したりしましょう。
傷みやすい「もやし」を少しでも長持ちさせる保存方法
基本的に、もやしは1〜2日、長く持っても3日ほどで傷み始めてしまいます。傷んだもやしは無理に食べると食中毒になるため、処分しなければいけません。
ただし、適切な方法で保存することで、少しばかり長持ちさせつつ新鮮な状態のもやしを楽しむことができます。もやしを良い状態で長持ちさせるためには、以下のような保存方法を試してみましょう。
- 袋に数カ所穴を開けてチルド室で保存
- 湯通しして水気を切ってから密閉容器に入れて保存
- 水に浸けた状態で冷蔵保存(水は1日1回交換)
- 袋のまま冷凍保存(使う際は凍ったまま調理)
水を浸けた状態で保存した場合、きちんと毎日水を交換すれば1週間ほど長持ちさせることができます。また、冷凍保存した場合は2週間ほど長持ちさせることができるので、多めに買ってしまった場合は早めに冷凍保存しましょう。
もやしは正しく保存して新鮮なうちに食べ切って
いかがでしたか。もやしは誤った扱い方をしてしまうと、早々に傷み始めてしまいます。新鮮な状態で使い切るためにも、正しい環境や方法で保存することを心がけてください。