目次
マスクゴムで耳が痛くなる原因
マスクのサイズが小さい
今使っているマスクゴムで耳が痛いようでしたら、マスクのサイズが合っていないことが考えられます。
顏のサイズに対して小さいマスクを選んでしまった場合、付けたときにすぐに気づくはずなのですが、箱買いしてストックしている人はそのまま使い続けてしまうようです。
自分に合ったサイズのマスクを選ばないと、つけている間ずっと耳がマスクゴムに引っぱられてしまい、慢性的な痛い症状に悩まされてしまいます。
長時間使用している
マスクを長時間つけていると、おもに耳の付け根や耳の裏が痛いなど不快な気分になってしまいます。
その原因は、耳に掛けているマスクゴムが同じ場所を圧迫し続けることが原因で、耳が痛い場合は、それを我慢していると耐えられないほどの痛い症状になってしまうこともあります。
特に、耳かけマスクゴムが細いと耳に食い込みやすく、負荷が1カ所に集中してしまうため、痛い症状になりがちです。
皮膚が弱い
皮膚が弱い体質の方も耳が痛い症状になってしまうことがあります。特に、耳を触る癖がある方は、長い時間に渡ってマスクを着用すると、手で擦ったところにマスクのゴム紐が重なって痛い症状になることもあるようです。
メガネを併用する
メガネをかけている人がマスクをすると、耳への負担が強くなり耳が痛い症状になりやすいようです。そのまま痛いのを我慢していると悪化してしまう可能性がありますので、放置せずに早めに対応して耳が痛い症状になるのを防ぐようにしましょう。
《 ポイント 》
- マスクのサイズが合っていない。
- 耳かけマスクゴムが細いと耳に食い込みやすい。
- 皮膚が弱い体質の方も痛い症状になる。
- メガネとマスクを併用すると耳への負担が強まる。
耳が痛くならないマスクの選び方
自分に合ったサイズを選ぶ
顔のサイズは、人によって鼻の高さや顏幅が異なるため、箱買いしてあるマスクを家族全員で使うのはおすすめできません。なので大人や子供、それぞれにフィットしたマスクを選ぶようにしましょう。
「こどもサイズ」「小さめ、女性サイズ」「ふつうサイズ」「大きめサイズ」など、サイズ表記がされていますので、隙間なく顔にフィットするサイズかどうかを把握してから購入してください。
基本的には、以下のようなサイズ展開となっています。
- こどもサイズ:9~11cm
- 小さめサイズ:10.5cm~12.5cm
- ふつうサイズ:12.5cm~14.5cm
- 大きめサイズ:14cm以上
ここでいうサイズとは、鼻の付け根から耳の付け根の最上部までの長さを指します。いまいち自分のサイズが分からない人は測ってみるといいでしょう。
耳かけゴムは幅の広いものがよい
耳に当たる部分に幅が広めのマスクゴムを使用しているものだと、マスクゴムの引っ張る力が分散され、肌への食い込みが軽減されます。よって、なるだけ幅の広いマスクゴムで作られたマスクを選ぶといいでしょう。
またゴムの形状は、丸型よりも平型の方が耳への負担が少ないです。平ゴムは織り機で織って製造しているため、過剰に耳を圧迫することがありません。ただし丸ゴムよりも製造に手間がかかるので、コストが上がるというデメリットがあります。
耳かけゴムの強度を確認
マスクで耳が痛い症状になる理由は、マスクゴムが耳の後ろを強く圧迫するからでしたね。それには、圧迫の強さが関わっています。ゴムの強度が高いほど締め付けが強くなり、その結果耳が痛い症状になりやすいというわけです。
マスクをしていて耳が痛い人は、マスクゴムの強度を確認して、強度が高い場合にはマスクゴムの付け替えをおすすめします。逆に弱すぎると締め付けも緩くなり、マスクと顔の間によけいな隙間ができることがあるので注意しましょう。
《 ポイント 》
- 箱買いしてあるマスクを家族全員で使わない。
- 幅が広めのマスクゴムは肌への食い込みが軽減する。
- マスクゴムの強度が高いほど締め付けが強くなる。
マスクゴムで耳が痛くならない対策
マスクゴムは耳ではなく後頭部にかける
マスクのゴム紐をつなげ、耳ではなく後頭にかけることで痛いのを避けられます。左右の耳かけマスクゴムをそれぞれクリップに通してつなげたら、上からかぶるようにしてマスクを着用します。
耳かけマスクゴムを耳ではなく後頭部にかけることで、耳が痛いのを気にせずにマスクを長時間着用することができます。
マスクゴムに脱脂綿・コットン・カーゼなどを巻く
外した時や就寝前に、マスクのゴム紐の部分を手で伸ばしてほぐしておくと、翌日はらくに着用できるでしょう。
耳かけマスクゴムに脱脂綿や化粧用のコットン、カーゼなどを巻きつけ、接触面積を広くすると、耳にかかる負担が分散し、摩擦や圧迫によって耳が痛いのを防ぐことができます。
髪の長い方なら見た目にも違和感がないようにカバーできます。
マスクゴムをかける耳の後ろに保湿クリームを塗る
マスクゴムをかける耳の後ろに、保湿クリームなどを塗っておく。保湿クリームを使ってしっかりとスキンケアを行いましょう。肌が刺激を受けやすい状態ならば、敏感肌用のスキンケア製品を選ぶのも良い方法です。
マスクゴムをかける耳の後ろに絆創膏を貼る
マスクゴムをかける耳の後ろに、絆創膏を貼るキズ治療用の「ハイドロコロイド製剤」を適当な大きさに切って貼り付け、その上からマスクの紐をかけるようにします。
かぶれが心配という方は、切ったテープの接着面に、ワセリンを薄く塗ってから貼るようにすれば、かぶれにくく、耳の痛いのを防止することができます。
マスクゴムを伸ばす
もっと簡単な対策として、マスクゴムを伸ばしてしまうという方法があります。痛みが出てきたら、マスクのゴムを手で伸ばして長くしてしまいましょう。負荷がかからなくなり、耳への負担がやわらぎます。
ただし商品によってはゴムが切れやすいので、慎重に伸ばす必要があります。また伸ばし過ぎるとマスクを装着してもすぐズレてしまうので、程良い加減で伸ばすようにしましょう。
《 ポイント 》
- マスクゴムを耳ではなく後頭にかける。
- マスクゴム紐の部分を伸ばしてほぐしておく。
- 脱脂綿や化粧用のコットン、カーゼなどを巻きつける。
- 保湿クリームなどを塗っておく。
- ハイドロコロイド製剤を適当な大きさに切って貼り付ける。
- マスクゴムを手で伸ばす。
マスクゴムで耳が痛くなるのを100均アイテムで解消する!
ボタンホールゴムを利用する
ボタンホールゴムとはボタン穴が等間隔でついているゴムのことです。マスクゴムの左右をつないで使用します。適当な長さにカットできるので、あとはボタンをつけるだけで耳が痛い時の悩みを解消できるという、不器用な方にうってつけのアイテムです。
またボタン以外にフックタイプもあり、より簡単に装着することが可能です。ボタンよりはしっかりと固定できませんが、マスクを付けたり外したりする回数が多い人には便利でしょう。
耳の上あたりで止まり適度にフィットするので、動き回るお子様に着用させてもマスクがずり落ちる心配がありません。
専用チェーンやリボンを利用する
専用チェーンでマスクゴムの左右をつなぎ、痛くならずにマスクゴムを固定できます。ボタンホールやフックと同じ仕組みですが、デザイン性が高く生活感が出ないアイテムは、ファッションの一部として楽しむことが可能です。
例えばキャンドゥの「耳が痛くならないマスク用チェーン」は、ゴールドチェーンにビーズがあしらわれた豪華なデザインです。またダイソーの「耳が痛くなりにくいMASK BAND」はリボンデザインで、可愛らしいアイテムが好きな人におすすめです。
ヘアピンを使って髪の毛に挟み込む
パチンと留めるタイプのヘアピンを使って、マスクゴムと髪の毛を固定します。やり方は両方のマスクゴムにヘアピンをつけ、耳の下から後ろに伸ばすように髪の毛に挟み込んでパチッと留めるだけです。結んだ髪だとしっかりと固定できます。
マスク関連のアイテムよりもヘアピンの方が選択肢が広いので、好きなデザインを選びたい人にぴったりでしょう。
ネームリボンでマスクゴムを延長する
「PVCネームリボン」という商品名で、セリアで3個入り100円(税抜)で販売されているネームタグです。
ネームタグをマスクの片方のマスクゴム部分に通し、反対側からひっぱってきたもう片方のゴムをスナップボタンでつなげるだけです。このやり方は、マスクゴムを耳に直接かけずにすむので、マスクゴムで痛い時の対策にぴったりです。
シリコンカバーを利用する
マスクゴムの耳裏にあたる部分に装着する、シリコン製のカバーです。やわらかいシリコンでゴムの圧迫を軽減し、長時間つけても痛くならないようにするという仕組みです。
例えばセリアでは「マスクで耳が痛くならないパッド」という商品名で、100円(税抜)で販売しています。こちらはフリーサイズですがカットして調整できるので、自分の耳のサイズに合わせられて便利です。
イヤーシリコンパッドを利用する
イヤホン用のイヤーシリコンパッドを使う方法です。耳の中に向けている部分を切り落とし、マスクの耳かけゴムに引っ掛けて取り付けます。洗って使い回せるので便利なアイテムです。
100円ショップのシリコンカバーと同じ仕組みですが、洗える点が大きなメリットでしょう。また近所の100円ショップにマスク関連商品がない場合も、イヤホングッズなら置いている可能性が高いです。
《 ポイント 》
- ボタンホールゴム
- ヘアピン
- ネームリボン
- イヤーシリコンパッド
マスクゴムで耳が痛くならないための便利グッズ3選!
相模カラーフォーム工業 マスク補助具 くびにかけるくん
やわらかくて軽く、柔軟性があるため首元にフィットする、ゴムひもを耳にかけない構造です。調整穴が3か所にあり、首回りや頭の大きさに合わせて調整できるので、どなたでも負担を感じることなく長時間マスクの着用が可能です。
ミツヤ マスク用フックベルト 伸縮
ひもが耳裏にあたらないので耳が痛くなりにくく、汚れても洗って繰り返し使えます。
マスク用フックベルト
マスクゴムに関するQ&A
A.マスクと顔の間に隙間が出来にくいマスクが、その人に合ったマスクです。人それぞれ、顔の肉付きや鼻の高さが違っているので、自分の顔にフィットするマスクを見つけたら、以下を参考に正しく装着してください。
- マスクの裏表、上下を確認します。
- 表を外側にして半分に折り、ノーズクリップを曲げたらプリーツを上下に広げます。
- 鼻までしっかり覆うようにしてマスクを装着します。鼻の周辺に隙間ができないように、指でマスクの縁をしっかり押しつけます。
- マスクの上部を片手で押さえながら、プリーツを広げてマスクであごを完全に覆います。
- マスクをつけ終わったら深呼吸をして、隙間から空気が漏れていないかどうか確認しましょう。
隙間は顔の側面部分にできやすいので、顔に沿うようになじませますが、それでも息がもれているようでしたらつけ方を微調整します。
《 ポイント 》
- マスクと顔の間に隙間が出来ないようにする。
最後に
マスクゴムが原因で起きる耳が痛い時に解消する方法はいかがでしたでしょうか?
耳が痛くならないための対策としては、自分の顔のサイズに合ったマスクを選ぶこと, 圧迫の強さを減少させることが重要です。
ウイルス飛沫や花粉の侵入を防ぐためにも、これからはマスク着用が必須になり、一年を通して着用する機会も増えていくことでしょう。着用法を知って未然に感染を防いでいきましょう。上手に使いこなすことができれば、マスク生活が快適になること間違いなしです!