目次
階段の基本的な掃除方法
階段は水回りやキッチンのように、こびりついた油汚れやカビになるような汚れはつきませんが、家族がよく通る場所なので、ホコリや髪の毛などが、すぐに溜まりやすい場所です。
ホコリや髪の毛など小さなゴミは、簡単に落とせるので、普段は水拭きなどしない簡易的な掃除で十分です。日ごろから掃除をしておくことで、ホコリを溜めこまずに過ごせます。
足裏の皮脂汚れなどは簡単な掃除では取りきれず、そのままにしておくと頑固な汚れとなってしまいますので、水拭きなどで、定期的に汚れを落とすと良いでしょう。
基本的な掃除のやり方
準備するもの
- ドライタイプのペーパーモップ
- 掃除機
手順
- ドライタイプのペーパーを、モップの本体に装着する前に、まず手すり部分を拭きます。手すりをペーパーで包み込むようにして、上から下へ拭きましょう。
- 階段部分も同様に上から下へ向かって拭いていきます。ペーパーをモップの本体に装着して、一段ずつ四隅までくまなく拭き取ります。拭き終わったペーパーはそのまま捨ててしまいましょう。
- 階段下に残っているホコリがあれば、掃除機を使ってキレイにしてください。
掃除機のコツ
小さくて軽いコードレス掃除機やハンディクリーナーを使った掃除も、やはり上から下へ向かって行います。コード付きの掃除機でも掃除はできますが、コードに足が絡まり危ないので注意して下さい。四隅はホコリが吸い取りづらいので、ブラシタイプのアタッチメントにすると良いでしょう。
水拭きで汚れをキレイにする
準備する物
- ドライタイプのペーパーモップ
- 雑巾2枚
手順
- 簡易的な掃除手順で、水拭き前に手すりと階段部分のホコリを、ドライタイプのペーパーモップで取り除きます。
- かたく絞った雑巾で、手すりを上から下へ向かって水拭き掃除を行います。汚れが気になる時はぬるま湯に少量の中性洗剤を入れて雑巾を絞りましょう。
- 上段部分の裏側に、ホコリが溜まったり小さなクモが巣を作っていることもありますので、踏み面だけでなく上段先端部分の裏側も、くまなく雑巾で水拭きすることをおすすめします。最後に滑らないよう、乾拭きしてください。
マイクロファイバーモップを使う
毛足の長いマイクロファイバーモップを上から下へ向かって使うと、ホコリが絡み、吸い付いてサッと取れます。小さいタイプのミニモップはケース付きで売っているものあり、大きくないので窓辺に置いても邪魔になりません。インテリアと溶け込むデザインの物もありますのでおすすめです。
ホコリを付きにくくするため、柔軟剤で掃除をする
階段の汚れで最も気になるのはホコリです。人が通るたびにホコリが舞ってしまいますが、ホコリが付く原因は静電気のため、柔軟剤を使って掃除をすると、階段にホコリが付きにくくなります。
柔軟剤には、ホコリや花粉などが洋服に付かないようにする静電気防止やハウスダスト予防の成分が含まれているそうです。バケツいっぱいの水に柔軟剤をほんの数滴たらして、雑巾を硬く絞って拭いて、そのあともう一度水拭きをしてみましょう。最後に乾拭きで仕上げてください。
階段や手すりの黒ずみの掃除方法
階段や手すりが黒くくすんでしまうのは、手や足裏の皮脂汚れが原因です。すぐに汚れを取り除けば黒ずみにまでなることはありませんが、皮脂汚れをそのまま放置しておくと、頑固な黒ずみ汚れになります。
その場合は、ペーパーモップでは落としきれないので、中性洗剤を使ってキレイに落とします。中性洗剤には、汚れを分解するパワーがあるので、ベタベタしていた階段や手すり部分も、さらっと仕上げてくれます。
また、中性洗剤の代わりにボディーソープを使うことができます。どちらも階段周辺の壁紙にも使えますので、階段と一緒に周辺部分の壁なども一緒に掃除ができますよ。
食器用中性洗剤、またはボディーソープを使う
準備する物
- 雑巾:2~3枚
- 食器用中性洗剤、またはボディーソープ
- バケツ
- ぬるま湯
手順
- 簡易的な掃除手順で、手すりと階段部分のホコリを、ドライタイプのペーパーモップで取り除きます。
- ぬるま湯に少量の食器用中性洗剤またはボディーソープを入れて、雑巾を硬く絞ります。
- 上から下へ水拭きをして、洗剤のついていない雑巾で再度水拭きをして、洗剤のヌルヌルを落とします。さらに仕上げで乾拭きをするのがおすすめです。
重曹水スプレーを使う
重曹は皮脂汚れを落としくれる効果がありますので、頑固な黒ずみには重曹を水で溶いた重曹水スプレーを使って、掃除をする方法もあります。
ただし、木製のものにはシミになる可能性があるため使わないでください。また、ワックスに対しても、剥がさないよう注意が必要なので確認してから行ってください。
重曹水スプレーは、50度前後のお湯1カップに対し、重曹小さじ半分の量を、スプレーボトルに入れてよくまぜて作れます。スプレーボトルにいれず、重曹水で硬く絞った雑巾で拭き、水拭き、乾拭きで仕上げても良いでしょう。
階段の隅の細かいほこりを掃除する方法
掃除をしても階段の隅は、モップや掃除機では取り逃した細かいホコリやゴミが溜まりがちです。雑巾でも落としきれない角に詰まった汚れは、割りばしと布を使った方法や、ハンドほうきとちり取りなど使うとよいでしょう。
準備する物
- 割りばし
- いらない布
- ハンドほうきとちり取り
掃除のコツ
いらない布を水で濡らして、割りばしに巻きつけます。階段の四隅をなぞるように動かし、角にたまったホコリをかき出します。
ハンドほうきで四隅のほこりをかき出してください。ほこりが舞い散らないよう、ゆっくりと優しく掃きましょう。そしてこの時も、階段の上から下へ向かって行います。
階段のついで掃除を習慣にしよう
こまめに簡単な掃除を行う
階段は家の中でも家族が多く通る場所の1つです。また、ホコリが舞いやすいため、目には分かりづらい細かいゴミやホコリがけっこう溜まっています。
そして、段になっているので、ごしごしと拭き掃除をするのには、大変な場所でもあります。ですので、汚れが目に付く前に、日ごろから簡単な掃除で階段をキレイにしておくことがおすすめです。
階段付近に掃除道具を置いておく
日常生活の中の動線に掃除道具を置いておくと、汚れが気になった時にすぐに掃除ができます。
置く場所は、上から下へ向かって掃除をするので、階段の上段がベストですが適切な場所がなければ、下段の付近でも良いでしょう。日ごろの階段の上り下りの中で、ついでに掃除ができるようにしておくと、知らないうちに汚れが付いてしまうのも防げるのでおすすめです。
階段を掃除するときの注意点
階段や手すりの黒ずみ汚れを落とすとき、階段のフローリングにワックスが施されていると、使う洗剤によってはワックスが剥がれていますことがあります。事前に確認をしてから洗剤を使うようにしましょう。
水拭きなどは、滑りやすくなります。特に洗剤を使うと、ヌルヌルが残っていると転倒して思わぬケガにつながることもあります。水拭きや洗剤を使う時は、滑りやすくなっていないか確認しながら、慎重に作業するようにしましょう。最後に乾拭きをしておくと、滑りにくくなります。
掃除機を使う場合、コードが付いている掃除機の時は、コードに足が絡まないよう十分に注意しながら行ってください。
まとめ
階段の掃除は、ホコリやゴミが溜まる前に、日ごろから簡単な掃除を行うのが良いのですね。
ペーパーモップのドライシートや、マイクロファイバーモップを使えば、面倒な水拭きや乾拭き那必要ありません。日常生活の動線上に置いておけば、日々手軽に掃除ができるので掃除道具は目に付く場所に置いておきましょう!