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街中で知らない人に話しかけられた時は警戒を怠らないで
多くの人が街中で知らない人に話しかけられた経験を持っていると思います。アンケート調査や勧誘、ナンパなど、さまざまな目的で話しかけてくる人がいますよね。
しかし、中にはしつこくつきまとってくる人もいるため、恐怖を感じることもあるでしょう。このようなケースは、後々ストーカーや強盗、性犯罪などの事件に巻き込まれる危険性もあるため、警視庁も注意喚起を呼びかけています。
街中でこうした危険な声かけを避けるためには、相手に隙を見せないことが重要です。サッサと早いペースで歩いたり、しっかり前を向いて歩いたり、周囲に人がいない時は音楽を聴かないようにするなど、まずは声をかけられないような雰囲気を醸し出しましょう。
知らない人に話しかけられた!絶対にしてはいけない行為5つ
もしも街中や帰り道などで知らない人に話しかけられた時は、危険な事態を引き起こさないためにも以下のような行為は控えてください。隙を見せてしまうと、つきまといや強盗、女性の場合は性犯罪などの重大犯罪に巻き込まれる危険性があります。
1.声をかけられて足を止めてしまう
声をかけられると、親切な方はつい足を止めてしまうことがあるでしょう。勧誘やアンケート調査、ナンパなどの場合、足を止めてしまうことで相手を受け入れる態勢が整ってしまい、グイグイと強引に距離を詰められやすくなります。
道に迷っている人などであれば親切心から足を止めて道を教えてあげても良いでしょうが、昨今の物騒な事件などを考えると、人気のない場所まで案内することは控えるべきです。
2.曖昧な態度をとり続ける
「少しお時間よろしいですか」「すみません」など、話しかけられた時に曖昧な態度をとってしまうのはNGです。相手に「この人は話を聞いてくれる」と自信を与えてしまうため、その後強引に話を進められてしまう恐れがあります。
「いえ…」「はい…」など、拒否の意思表示をせずに曖昧に受け答えしていると、そのまま流されて時間を取られてしまいます。しっかり「NO」と意思表示するようにしましょう。
3.相手と近い距離で話し続ける
話しかけてきた相手とは、ある程度距離を取るようにしてください。腕で掴まれそうな距離感で話していると、隙を見せた瞬間に腕を掴まれてしまったり、進行方向に割り込まれて先に進めなくなってしまったりすることがあります。
特に女性の場合は、男性に腕を掴まれると振り解くことが難しいです。話しかけられた時は、できるだけ距離をとりつつその場を足早に去るようにしましょう。
4.笑顔で対応してしまう
優しい人の場合、つい話しかけられると受け答えするにしても断るにしても笑顔で対応してしまうことが多いでしょう。しかし、笑顔を向けられると「この人は断れない人だ」と相手に印象を与えてしまうため、しつこくつきまとってくる恐れがあります。
始めから拒否する意思を持っている場合は、笑顔を見せず、なるべく無表情で毅然とした態度を取ることが大切です。「失礼なのでは」「不快な思いをさせてしまうかも」と思う方は、相手の時間も無駄にしてしまう可能性を頭に入れておくと良いでしょう。
5.視線を落として自信なさげに対応する
声をかけてくる人は、どこか自信なさげな雰囲気を持つ人をターゲットにする傾向があります。話しかけられた時も、相手が自信なさげに対応してくると「いける」と思ってしまうものです。
そのため、話しかけられた時に視線を落として自信なさげに対応することは避けてください。極力前をしっかり向き、毅然とした態度で接するようにしましょう。
知らない人に話しかけられた時の対処法は?
もしも街中や周囲に誰もいない時に知らない人から話しかけられた場合は、以下のポイントを押さえて対応しましょう。
- 勧誘やナンパは足を止めない
- 「嫌です」「無理です」と拒否の意思をはっきり提示する
- 視線を合わせず無表情を貫く
- 腕などを掴まえられないように距離を取る
もしもこのように対応した上で、しつこくつきまとってきたり強引に腕を掴んで引き止めようとしてきたりする場合は、大声を出して助けを呼んだり、多くの人がいる場所に足早に移動したり、犯罪に巻き込まれないように行動することが大切です。
また、誰かに電話をかけることで相手が逃げてくれることもあるので、素早くスマホを取り出して誰かに電話をかけるという手段も有効でしょう。
知らない人に話しかけられたら毅然とした態度をとって
知らない人に話しかけられる人は、隙があるため「話しかけやすい」と思われています。話しかけられた時は毅然とした態度で「NO」と拒否の意思表示を示すことが大切です。犯罪や面倒ごとに巻き込まれないよう対応を徹底しましょう。