ラグマットの洗濯は自宅でできる!ふかふか仕上げる方法

絨毯の端

ラグマットによって部屋の雰囲気も変わるため、デザインや素材にこだわる人も多いです。大きくて重量感もあるため洗濯も面倒に感じられますが、定期的に洗濯しないとほこりやカビが発生する原因となります。大変そうなイメージのあるラグマットの洗濯ですが、実はコツを掴めば家でも手軽に洗濯する事ができ、購入した頃のようにふかふかの状態に仕上げられるのです。

ラグマットを自宅で洗濯する方法

ラグマットと足

洗濯前に洗濯表示を確認する

ラグマットは自宅でも洗濯出来るのですが、洗濯前にその素材が洗濯可能であるかを確認しておかなければいけません。洗濯表示を見るとわかりやすく、商品によって「洗濯機で洗える」「手洗い出来る」「水洗い出来ない」の3パターンに分かれます。

そしてもう一つ、例え洗濯機で洗える素材だとしても、そもそもラグマットが洗濯機に入るかわかりません。カーペットなどよりサイズは小さいものの、商品によっては洗濯機に収まらない事もあり、その場合は風呂場で洗濯する事になります。

洗濯機で洗う場合

ラグマットと洗濯機

衣服の洗濯とそれほど違いはありません。自分でも簡単に洗える方法です。洗濯機で洗う場合、準備すべきものはオシャレ着洗い用中性洗剤と洗濯ネット、また用意しておくと便利なのが柔軟剤です。

洗濯ネットはラグマットが入る大きめサイズを用意するのですが、これはラグマットをそのままの状態で洗濯機に入れると、洗濯漕との摩擦が生じて傷やほつれが出来てしまうからです。

洗濯機に投入する前は掃除機やクリーナーでほこりや髪の毛を取り除いておき、特に気になる汚れには直接洗剤をかけて馴染ませておきます。このひと手間が頑固なシミ汚れも落としやすくなるコツです。

下準備が出来れば洗濯ですが、ラグマットは屏風たたみにし、パイル面が表になるように洗濯ネットに入れます。洗濯のコースは大物コースや毛布コースがあれば設定し、特になければ標準コースでも十分です。

また洗剤だけではなく柔軟剤も混ぜておくと、フワフワの仕上がりとなります。最後の脱水は通常の洗濯時より短めに行うのがポイントで、30秒ぐらいがベストとされています。

お風呂で洗う場合

清潔なお風呂

自分で手洗いとなった場合はお風呂の浴槽を使用する事になります。お風呂で洗濯する際に必要なのはオシャレ着洗い用中性洗剤、そしてあると便利なものが柔軟剤です。

洗う前の下準備は、洗濯機同様にゴミを取り除いておく事です。髪の毛やほこりがついたまま風呂場へ持っていくと、洗い流した時に排水溝に詰まる恐れがあるため、後の事を考えると綺麗に取っておいた方が楽になります。

洗う手順ですが、浴槽に収まるようにラグマットを折りたたみ、ラグマットが隠れるまでお湯を注ぎます。水でも洗えますが、40℃ぐらいのお湯の方が汚れは落ちやすくなります。

ラグマットが隠れるまでお湯を注いだ後は、キャップ一杯の洗剤を投入します。汚れているからと洗剤を大量に入れてもベタベタするだけなので、使う洗剤はなるべく少量に抑えておきます。そして自分も浴槽の中に入り、足を使って踏み洗いしていきます。

汚れが浮き出てきた時は水を入れ替えて、水の濁りが無くなるまで繰り返します。完全に泡が無くなるまですすぎ終わると洗濯も終了ですが、ここで柔軟剤を入れた水にしばらく浸しておくと、仕上がりが良くなります。

柔軟剤に浸けた場合もすすぎを行い、浴室の床に取り出してからも脱水のために足で踏み、程よく水分を絞り切れたら水が切れるまで浴槽の淵に干しておきます。

洗濯後のラグマットを少しでも早く乾かすコツ

天日干し

濡れたラグマットは重みがありますが、庭やベランダなど風通しの良い場所でしっかり乾かすようにします。中途半端な生乾きの状態で取り込むと、ラグマットの中で乾かないカビや菌が増殖していく恐れがあります。

また直射日光に当てると早く乾かせますが、色落ちする可能性もあるため、必ず日陰を選んで陰干しするようにします。これら注意すべき点を守りながら、ちょっとした工夫をすると、早く乾かす事が出来ます。

M字型かA型に干す

物干し竿を使った効率的な干し方です。物干し竿が2本あるなら、少しでも風が当たる面積を多くするために、2本の物干し竿にM字にまたがるように干す方法がおススメです。

もし物干し竿が1本しかない場合は、ハンガーを使ってA型に干すという方法もあります。物干し竿にハンガーをかけ、その上からラグマットを干すと、ハンガーによって空気の通り道が出来るため、風の当たらない裏側も乾きやすくなります。

斜めに干す

水分を一点に集中させて乾きを早くする方法です。ベランダ等を使って、三角形を作るように斜めに干すのも効率が良い干し方です。

真ん中で折りたたんで干す方法は水が切れにくいのですが、斜めに干すと水が三角形の頂点に集まって水切れが良くなるので、先端部分以外は乾きやすくなります。

ある程度乾いてきたら、今度は裏返しにして90度回転させてから干し直します。先端部分の水分を乾いた部分に行きわたらせる事で、水分が蒸発する時間を短縮する事が出来るのです。

ラグマットをコインランドリーで洗濯する方法

コインランドリー、赤い乾燥機

ラグマットの洗濯にはコインランドリーを使うのも手です。知っておくと得する3つのポイントをご紹介していきましょう。

大型機が設置されているコインランドリーを探す

ラグマットが洗濯機に入らない、お風呂で踏み洗いする自信が無いならば、コインランドリーを利用するという方法もあります。

普段からコインランドリーを使っている人なら、どの程度の洗濯機や乾燥機が設置されているか把握出来ますが、慣れていない人の場合は意外と大変です。綺麗に洗濯するためには、まずカーペットやラグマットが入る大型洗濯乾燥機が設置されている店舗を探す事から始まります。

自宅の洗濯機と同様の手順で洗う

コインランドリーを使用する際も、基本的には家で洗濯機を使う時の手順と同じです。洗濯機に入れる前は、ほこりなどのゴミは取り除いておくようにします。洗濯槽に押し込む際も屏風たたみにしてからネットに入れ、洗濯機に入れるという手順を忘れてはいけません。

そしてラグマットを入れた後にまだ洗濯槽に余裕があったとしても、他の洗濯物も一緒に入れる事は避けるようにします。服なども一緒に入れると、服にラグマットの色がうつってしまう恐れがあります。

しっかりと時間をかけて乾燥させる

大型の乾燥機はラグマットをコインランドリーで洗うメリットの1つでもあります。洗濯が終わった後は乾燥機で仕上げとなります。乾燥には時間をかける事がポイントで、30分以上は時間をかけるのが理想です。

たっぷりの時間を使って乾燥させる事でふっくらと仕上げられます。またダニは洗剤にも強く、普通の洗濯では完全に除去する事が出来ませんが、高温+乾燥はダニの弱点にもなるため、ダニ退治としても効果的なのです。

洗濯NGのラグマットを洗濯する方法

クリーニング屋

ラグマットの中には洗濯できないものもあります。ここでは洗濯不可のラグマットを洗う方法をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

クリーニング店に持ち込む

ムートンなど洗濯NGのラグマットは、自分で何とかしようとせず、プロに任せた方が安心です。

持ち込んだラグマットの素材に合った方法で洗浄されるので、生地が傷む事はありません。頑固なシミを消す事が出来たり、しっかりと高温乾燥されたりするので、ラグの中に潜むダニも完全に死滅させる事が出来ます。

少し割高にはなりますが、新品同様のフワフワの仕上がりになるため、お気に入りのマットであればクリーニングを利用する事がおススメです。

思い切って買い替える

ラグマットも消耗品なので、買い替えるという選択肢を考えても良いかもしれません。日常的に踏み続ければ生地もペタンコになり、毛が抜けてくる事もあります。

余程お気に入りのマットであればクリーニングでも良いですが、意外と費用がかかるため、思い切って買い替えるという方法もおススメです。新しいラグマットは清潔感があり、またラグマットを買い替えて部屋の雰囲気を変えるのも楽しみの1つになります。

清潔なラグマットで快適な生活!

生活感のあるラグマット

ラグマットは洗濯可能であれば、自分でも手軽に洗う事が出来ます。洗濯機を使う場合はネットに入れる事、踏み洗いはマットが隠れる程度のお湯の量で洗う事がポイントです。

そして洗濯した後はしっかりと乾かす事も忘れてはいけません。汚れが酷くなってから洗うのではなく、こまめに清潔にしておく事が大切なラグマットを長持ちさせるコツでもあります。

この記事のタイトルとURLをコピーする

よくある質問

  • 大きなカーペットの洗い方は?

    カーペットを浴槽に入れ、40℃程度のぬるま湯を張り、洗剤を適量入れます。1~2時間浸漬した後、転倒などに注意しながら裏と表を返して踏み洗いします。水を切って2回以上すすぎ、洗剤をしっかり落とした後、お湯を絞り、浴槽のふちから排水してください。ある程度水が切れたら、ベランダなど風通しのよい場所に移動して乾燥させましょう。

    >> 詳しくはこちら

  • カーペットの乾かし方は?

    カーペットは厚手のものが多く、乾くのに時間がかかるので、洗濯当日は乾きやすい晴れの日を選びましょう。変色を防ぐため、直射日光の当たらない風通しのよい場所で、長時間、十分に乾燥させてください。物干し竿を2本使ってM字型に干したり、1本竿の場合はハンガーをいくつか掛けてその上にかぶせるように干すと良いでしょう。

    >> 詳しくはこちら

カテゴリから記事を探す

すべてみる
カテゴリを見る