お米を冷蔵庫で保存するメリット!虫知らず長持ち術

お米と稲穂

お米を冷蔵庫や野菜室に保存すると甘みが逃げないのでおすすめです。お米の袋はかさばるのでいったいどうやって冷蔵庫にいれるのか考えてしまうかと思いますが、お米を冷蔵庫に保存する方法はとっても簡単です。お米を冷蔵庫で保存するとどんな良いことがあるのか?お米の冷蔵庫の保存方法は?冷蔵庫に入らないときはどうすればいいのか?などの答えをご紹介したいと思います。

お米は冷蔵庫で保存したほうが良い理由

お米

お米を冷蔵庫や野菜室に保管すると、常温で保管するより2倍~3倍も美味しさが長持ちします。

お米の保存場所は、「温度が低い」「湿度が低い」「直射日光が当たらない」ことが大切です。カビが発生するのは25℃以上の場所、 虫が付くのは18℃以上で多湿な場所ですので、お米を保存する場所は10℃~15℃以下の涼しい場所が最適です。

お米は脂肪分が多いため、酸化しますが、温度が10℃以下であれば、酸化の速度を半分に遅らせることができます。また、空気に触れると乾燥してひび割れが起こり、味も落ちてしまいます。

湿度が低く温度が10℃以下で日が当たらないという条件を一定に保ち続ける場所を家の中で探すと、冷蔵庫か冷蔵庫の野菜室しか見当たりません。一般的には、冷蔵庫は4℃以下で野菜室は10℃以下ですので、冷蔵庫でも野菜室でもどちらに保存しても良いことになります。

キッチンに米びつを置いている家庭を多く見ますが、常温で保管すると1ヶ月ほどで甘みが落ちてくるといわれています。また、キッチンのシンクの下など湿気がある場所にお米を保存しておくと、お米が湿気を吸ってしまいカビや雑菌が発生する可能性が高いです。特に春夏秋には気温が暖かくなりますのでカビが発生しますので注意しましょう。

常温でお米を保存すると虫が発生することも!

前述しましたが、お米を冷蔵庫以外の場所で保存すると虫が発生しやすくなります。常温で保存している米に虫が発生することは珍しくなく、実は筆者自身も経験があります。米びつの中に虫を発見した時のショックは今でも忘れられません!

お米につきやすい虫は次のとおりです。

  • コクゾウムシ
  • ノシメマダラメイガ
  • コナナガシンクイ

コクゾウムシ(穀象虫)は米につきやすいため別名「米虫」とも呼ばれています。これらの虫は人に直接害はありませんが、やはり食べ物であるお米に虫がわくと考えるとゾッとしてしまいますよね。虫がつかないようにするには、お米を温度の低い冷蔵庫で保存するのが最も安全です。

お米の賞味期限の目安

お米には明確な賞味期限・消費期限が設定されていません。だいたい精米された日から1~2ヶ月くらいで食べきるのが良いといわれています。精米日はパッケージや米袋の裏側に記載されていることが多いので、チェックしてみると良いでしょう。

お米は温度によって保存状態が変わりますので、以下を目安に食べ切るようにしてください。

  • 常温25℃前後で約2ヶ月
  • 20℃で約3ヶ月
  • 10℃で約5ヶ月
  • 5℃で6ヶ月~7ヶ月

夏はお米の品質が落ちるスピードが速いので、1ヵ月以内に食べ切るようにしたほうが良いでしょう。また、肉や魚のようにすぐに腐るものではありませんが、お米も生鮮食品です。

新鮮なうちに食べたほうが美味しいのは間違いありません。お米が最も美味しいのは「ぬか」を取り除いて精米されたばかりのタイミングです。お米はできるだけ早めに消費することをおすすめします。

※賞味期限は甘みが変わらない期限のことで、消費期限ではありません。消費期限は食べられなくなる期限のことです。

お米を冷蔵庫で保存する方法

冷蔵庫を開ける

お米は空気にふれると酸化しますので、空気にふれないように必ず密封させてください。

お米は匂いが移りやすい性質があり、洗剤や灯油など匂いの強い物のそばで保存するとお米に匂いがうつってしまうことがあります。一度お米についた匂いは洗っても取り除くことができません。しっかり密封しておけば、匂いの移りを防ぐこともできます。

冷蔵庫で保存する場合、お米を1つの容器に全部まとめて保存するのでは無く、1回に食べる量ごとに小分けにして保存するのがおすすめです。お米の状態や残量を確かめるために、容器はできるだけ中身が見えるものにすると良いでしょう。

チャック付きの保存袋で保存する

お米 小分け

お米は空気に触れるとヒビ割れて、甘みが落ちる原因になりますので、空気に触れないよう注意しましょう。チャック付き保存袋はかさばらず、しっかり密閉できるのでお米の保存にとてもおすすめです。

保存の手順

  1. チャック付きの保存袋(ジップロックのような袋)にお米を1度に研ぐ量を入れてください。
  2. 袋の中のお米を平らにし、空気を抜きます。
  3. 空気をしっかり抜いたあとチャックを閉めます。
  4. 野菜室に敷き詰めるように入れてください。

お米を研ぐ際、お米が冷えているとお水を吸収する量が少なくなります。そのため白く濁った水も少なくなり短時間で研ぎ終わることができます。

研ぎすぎることがありませんのでお米の表面に傷がついていないので、炊いたご飯はつやがありふっくら仕上がります。

密封容器、タッパーで保存する

タッパー

密封容器・タッパーにお米を保存する際は、密封のタッパーにできる限りお米をいれましょう。タッパーいっぱいまでお米をいれることでタッパー内に空気が入るのを防ぎます。

ペットボトルで保存する

空っぽのペットボトル

ペットボトルにお米を保存する際は、できる限りボトルにお米を入れましょう。ペットボトルいっぱいまでお米を入れることで空気が入らず酸化を防ぐことができます。

お米が入る量

  • 500mlのペットボトルはお米が約3合
  • 1.5Lのペットボトルはお米が約9合
  • 2Lのペットボトルはお米が約12合

メリット

  • 冷蔵庫内で横にして保存することができます。
  • ペットボトルは密封性が高いです。

デメリット

  • ペットボトルの狭い口からお米を入れるのは難しいのでじょうごを使いましょう。
  • ペットボトルからお米を出す際、ペットボトルを振って出しますのでお米が割れる原因になります。

お米専用のストッカーで保存する

最近では、お米を冷蔵庫に保存するための専用の「ストッカー」も販売されています。ドアポケットに収まる2kgストッカーから、野菜室でたくさんのお米を保存したい人にぴったりの5kgストッカーまで、サイズも形もさまざまです。冷蔵庫のスペースや購入するお米の量に合わせて選ぶと良いでしょう。

購入した時の袋のまま保存する

新米

米袋はお米を販売する為の袋ですので、保管用に作られていないものが多いです。できるだけ他の容器で保存しましょう。どうしても袋のまま保存したい場合は、温度と湿度が低く、日の当たらない風通しのよい場所に置きましょう。

また、他の容器へ移し替える前は袋のままお米を置いているという人は多いと思います。しかし、お米の移し替えはできるだけ早く行うようにしてください。

面倒だからと先延ばしにしていると、その間にどんどんお米の品質は落ちてしまいます。保存場所によっておは買ったばかりのお米がカビたり虫がわいたりすることもあるので、早めに移し替えるようにしましょう。

牛乳パックで保存する

牛乳パック

牛乳パックは、牛乳の匂いが完全に消えずに残るため、お米に匂いが移る可能性があります。匂いが気になる方にはおすすめできません。

100均の容器で保存する

100均にはお米の保存容器やジッパーつき保存袋、密封タッパー、ボトル、じょうごなど、冷蔵庫の保存にむいているさまざまな容器がありますので、お近くに100均があるようでしたら一度見にいかれてはいかがでしょうか。

冷蔵庫に入らない場合の保存方法

米袋

冷蔵庫以外に保存する方法をご紹介したいと思います。お米を常温で保存する際に大事なことは「温度と湿度が低い」「日に当たらない」「空気にあたらない」です。

直射日光・高温多湿の場所は避け、密閉して保存する

どうしても冷蔵庫にお米が入らない時は、家の中のできるだけ涼しくて直射日光が当たらない場所に保管しましょう。湿度にも注意し、お米が空気に触れないように密閉容器に入れて保管するようにしてください。

密閉容器で保存すれば、においや虫、味の劣化を防ぐことができます。少し面倒かもしれませんが、買った袋から取り出して移し替えるようにしましょう。

布団圧縮袋を使う

お米の保存に活用できるのは布団用圧縮袋です。ジップロックの巨大版だと思ってください。

用意するもの

  • 布団用圧縮袋
  • 鷹の爪

保存の手順

  1. お米の入っている米袋に、フォークなどを使って小さな穴をたくさん開けます。※米袋の中の空気をできる限り抜くためです。
  2. 布団用圧縮袋に、米袋ごと入れます。
  3. 虫除けのために「鷹の爪」を圧縮袋に入れます。
  4. ジッパーを閉じて、空気を抜きます。※掃除機で空気を抜くタイプはしっかり空気が抜けますのでおすすめです。
  5. 日の当たらない涼しい場所に保管しましょう。

家族で暮らしていると、一度に10kg以上のお米を買うこともあるのではないでしょうか。それだけの量のお米を冷蔵庫や野菜室で保存するのは無理があります。そんなときは、今回ご紹介した保存方法を試してみてください。

なお、布団圧縮袋での保存には鷹の爪を使用していますが、次の物でも虫除けの効果が得られます。

  • 唐辛子
  • ニンニク
  • 竹炭

ニンニクは匂いがお米にうつる可能性があるので、あまりおすすめしません。竹炭は防虫だけでなく、脱臭、除湿効果もあります。

お米を冷凍庫で保存するのはNG

お米が冷蔵庫に入らないからといって、冷凍庫で保存するのはやめましょう。お米を冷凍すると水分が凍って割れてしまうことがあります。

お米はできるだけ冷蔵庫で、難しい場合は冷蔵庫の外で保存するようにしましょう。炊いたご飯が余った時に冷凍保存するのはOKです。

米びつで保存する場合の注意点

米びつ

米びつは確かに便利なものですが、お米の甘みを損なわないためには注意する必要があります。一度に入れる量は、1ヶ月から1ヶ月半に食べきる分に限定するように心がけましょう。

精米後のお米の甘みは、1ヶ月~1ヶ月半は変わりませんが、2ヶ月以上たってからはだんだん甘みが落ちてきます。米びつに入れたお米は空気に触れやすいため、1ヶ月以内に食べ切るようにしましょう。できれば、1週間ごとに使い切る量を目安にすることをおすすめします。

お米を使い切った後に、追加する前に米びつを洗う必要があります。それは一度お米を入れた米びつには、ぬかが付着しているからです。このぬかが酸化することで、虫が発生することもありますので、必ず洗いましょう。

米びつを洗った後は、水分をしっかり取り、完全に乾燥させてからお米を入れましょう。水分が残っている状態で入れると、虫やカビが発生する可能性があるので、注意してください。

また、米びつといえばプラスチック製のものを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、米びつに使われる素材には、洗いやすい「ガラス」や密閉性のある「ホーロー」などもあります。

木材の桐でできた米びつなら、湿気を取り除く機能に優れており、お米の保存にはぴったりです。冷蔵庫にお米が入らない時の選択肢として覚えておくと良いでしょう。

お米を冷蔵庫で保存するときの注意点

冷蔵庫を開ける

冷蔵庫内の冷気の噴出し口付近にはお米を置かないでください。冷気の噴出し口付近にお米を置くと、お米を保存している袋に冷風が入りお米を乾燥させることになります。

冷蔵庫や野菜室で保存することで、1ヶ月程度は精米直後の甘みが保たれますので、1ヶ月~1ヶ月半以内に食べることをおすすめします。

冷蔵庫に保管した「密封容器・タッパー」に入れたお米は食べきってから新しいお米を補充しましょう。お米を保管容器に補充する際は、容器をきれいに洗ってからお米を入れてください。

お米の古いカスが残っていると、新たに入れたお米の甘みを落とすだけでなく、虫やカビの原因になりますので気をつけましょう。

お米の下の部分だけカビが繁殖している場合は湿気が原因で、お米の上の部分だけカビている場合は水分がかかったことが原因となります。

まとめ

米袋

「お米を保存するなら冷蔵庫!」というお話をいたしましたがいかがでしたでしょうか?

お米を冷蔵庫で保存するなんて目からウロコ…という方もいらっしゃると思います。よくよく考えてみたら、冷蔵庫は新鮮さを保つための場所ですので、お米を冷蔵庫で保存するのも最もな話ですね。

今、おうちのお米はどこに置いてありますか?今あるお米の甘みを逃がさないために、早速冷蔵庫で保存をしてみましょう!

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