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冷蔵庫に「まだ熱いもの・温かいもの」は入れても大丈夫?
出来上がった料理が冷めるまで待つのは、意外と長い時間が必要であることが少なくありません。特にカレーやシチューは、冷めきるまでに時間がかかりますよね。
少しくらい温かくても、冷めた冷蔵庫に入れれば一緒!と思い込んでいる人は要注意。冷蔵庫の中に熱いものや温かいものを入れてしまうと、思わぬトラブルが起きやすくなりますよ。
冷蔵庫に「まだ熱いもの・温かいもの」を入れてはいけない理由
冷蔵庫に「まだ熱いもの・温かいもの」を入れてはいけない理由は、複数あります。
1.料理が劣化しやすくなる
温かい料理や熱い料理は、湯気が出ています。そこにふたをしたりラップをしてしまうことで、水蒸気がふたなどに溜まってしまいます。余分な水分が食材に付着すると、腐敗やカビの繁殖につながるので要注意!
冷蔵庫に入れたはずなのにすぐに傷んでしまった料理がある場合は、料理は冷めきっていなかった可能性が高いです。
2.周囲の食材や料理も劣化しやすくなる
温かい食材を冷蔵庫に入れてしまうと、周囲にある食材が劣化しやすくなります。特に、乳製品は傷みやすいです。
- 牛乳
- チーズ
- ヨーグルト
- バター
- マーガリン
- 生クリームなど
煮物などの水分が多い食材も、劣化スピードを速めてしまいます。作った料理だけでなく、周囲にある食材や料理にもよくない影響を及ぼしてしまうのです。
3.冷蔵庫の電気代が高くなりやすい
温かいものが、冷えて良好な状態に保たれている冷蔵庫の中に入ってくると、冷蔵庫内の温度が変化します。冷蔵庫は変動した温度を元に戻すため、電力を消費して運転しなければならなくなってしまうのです。
4.冷蔵庫が故障しやすくなる
熱い料理を何度も冷蔵庫に入れて、その都度冷蔵庫が過剰に運転して庫内の温度を安定させるような負荷をかけ続けてしまうと、冷蔵庫の寿命を縮めてしまいます。冷蔵庫を故障させてしまわないためにも、温かい料理は冷蔵庫内に入れるべきではありません。
料理をどれくらい冷ませば入れていいの?
具体的にどれくらいの温度まで冷ませば冷蔵庫に入れても問題ないか、悩みますよね。普段思っている「冷めた」と、実際に冷ますべき温度の違いを見てみましょう。
- 「冷めた」と感じる料理の温度…35~45度前後
- 実際に冷ますべき温度…27度以下
かなりの差があるので、冷めたと思ってからも時間を置いて冷めきった状態になってから料理を冷蔵庫に入れましょう。煮物やカレーなどは、料理が入っている鍋を水の中に入れて冷ます方法もあります。
まとめ
料理は、しっかりと冷めてから冷蔵庫に入れるようにしましょう。長めにしっかりと冷ますことで、食中毒や冷蔵庫への負担の心配がグッと低下しますよ。