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今、日本人は海外の人からどのような印象を持たれてる?
皆さんは日本人が海外の人からどのような印象を持たれていると考えていますか。一昔前ならば、日本人は勤勉で真面目、という印象が根強く残っていました。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、海外への旅行が制限されていたとはいえ、近年は多くの観光客が海外から訪れていたため、日本人に対する印象も大きく変化していると思われます。
もしかすると、私たちが気付いていなかった日本人の姿を外国人の方々の方が気付いている、ということもあるかもしれません。
外国人が日本人に抱いている「7つの特徴」
では、今現在、外国人は日本人にどのような印象を抱いているのでしょうか。ここではよく回答される外国人が日本人に抱いている特徴を紹介します。皆さんはこの特徴を見て、どのように感じますか。
1.態度が冷たそう
ちょっぴり寂しい気持ちになってしまいますが、海外の人から見た日本人の第一印象は「冷たそう」というものが多いそうです。
やはり、少し前までは日本人の外国人に対するシャイな態度が冷たいという印象を与えていたため、そのイメージが根強く残っているようです。現在も他の国々に比べると英語に苦手意識を持つ人が多いため、「話せないから」という理由で距離を置いてしまう人もいるでしょう。
しかし、実際に日本に訪れた人の中には「思ったより親切で優しかった」とイメージが一気に変わったと回答する人も多くいるようです。
2.規則を厳守する
海外では、朝の通勤ラッシュ時などの綺麗にホームに整列する日本人の姿が話題に上がることがあります。また、時間を厳守するというイメージも強いため、規則をきっちり守る真面目な性格という印象は根強く残っているようです。
実際、日本人は今でも真面目な性格の人が多く、規則や暗黙のルールというものを守る人が多いです。外国人は日本人にとって当たり前の考え方に驚かされることも多いといいます。
3.本音を話してくれなさそう
日本には「本音と建前」という言葉が存在します。これは日本人が昔から受け継いできた文化でもありますが、この本音と建前を分けて話すというコミュニケーション方法に、海外の人は首を傾げる人も多いようです。
トラブルを避ける、穏便に話を進めるといった目的も強いこのコミュニケーション方法を見て「本音を話してくれないのか」「心を開いてくれなさそう」という印象が強まっているのでしょう。
ただし、実際に日本人と交流を持つようになった外国人は「仲良くなると感情豊かに話してくれるし、本音もたくさん話してくれるから接しやすい」と感じる人が多いそうです。
4.協調性が高い
真面目にルールを守るということも影響していますが、日本人はその場の空気を読むことが得意な人が多い傾向にあります。また、トラブルを起こしたくないという気持ちが他の首の人よりも強いため、協調性が高いという印象を抱かれることもあるようです。
実際、世界でも治安の良い国と言われることが多く、これらはトラブルや厄介事を嫌う日本人の特性が影響していると考えられます。
良い意味でも悪い意味でも空気を読むことに長けているため、協調性の高さに感心すると共に、その文化に戸惑いを覚える外国人も多くいるそうです。
5.大人しい人が多い
こちらは昔ながらの印象が根強く残っている結果かもしれません。日本人はあまり感情的にならず、静かに過ごすというイメージが昔からあるため、現在でも「日本人は大人しい人が多い」というイメージを抱いている人が多いです。
ただし、実際に日本で住んでいるとわかることですが、大人しいか否かは個人によって大きく差があります。日本人と友達になった、交流することが多いという人は「大人しいとは限らない」と理解している人も多いでしょう。
6.ファッションが凝っている
意外な印象ですが、海外の人から見ると「日本人はファッションにこだわりを持つ人が多い」「凝ったファッションの人が多い」と言います。
海外ではTシャツ1枚など、シンプルな服装で外出する人が多いため、日本人のように何枚も重ね着したり、カラーコーデをこだわって考えたりする人は一般的には少ないようです。
そのため、日本に来ると「いろいろなファッションの人がいる」「面白い組み合わせでおしゃれ」と感じる人も多いといいます。
7.無理をしてでも頑張る
こちらは昔から根付いている「勤勉」の精神が影響していると思われます。風邪をひいていても、出勤することが難しい状況でも、とりあえず仕事先へ向かう人が多い日本。海外から見ると「どうして?」と疑問に思うことも多いようです。
実際、日本でもこうした無理して職場へ出勤するといった風潮には、徐々に疑問を感じる人が増えています。コロナ禍において、少しばかり見直された部分もあるでしょう。
ただし、やはり昔から受け継がれてきた精神はなかなか直りません。少しずつ当たり前のように「体調が悪い日は無理せず休む」「危険を伴う出勤は避ける」といった風潮が広がっていくことを願います。
私たちの外国人へのイメージも実は違うことが多いかも!?
いかがでしたか。「やっぱり」と思えるイメージから「こんな印象を抱かれているの?」と驚いたイメージまで、さまざまだったと思います。もしかすると、私たちが抱いている外国人へのイメージも、実は違うことが多いのかもしれません。