冷凍食品への『ダメ行為』5選!コレをしたら品質がガクッと落ちるかも

冷凍野菜

冷凍食品は品質を落とさずに長期保存できる便利な食品です。通常の食材も正しく冷凍保存することで、同じように長期保存できるので、多くの食材を冷凍保存しているという人も多いでしょう。しかし、油断は禁物です。冷凍食品も間違った行為で品質が下がってしまう恐れがあるのです。

冷凍保存は食品を長期保存できる便利な保存方法

冷凍庫で保存している野菜

皆さんのご家庭では、食材を冷凍保存していますか。冷凍保存は、通常の食品を半月〜1ヶ月ほど長く保存できるため、食材を無駄にしないためにも冷凍保存しているというご家庭が多いと思います。

最近では、市販されている冷凍食品の種類も充実しているため、忙しい共働き家庭などでは冷凍食品を多くストックしているという方も多いでしょう。

しかし、品質が劣化しにくく長持ちする冷凍食品は、ある間違った行為をしていると品質がガクッと低下してしまい、食中毒のリスクも高まるので注意が必要です。

品質が低下するかも!?冷凍食品への『ダメ行為』5選

冷凍食品は無条件で品質を維持できるわけではありません。きちんと品質を保つポイントを押さえて保存しなければ、早い段階で品質が低下してしまいます。ここでは、冷凍食品の品質が低下してしまう『ダメ行為』を解説します。

1.袋などを密閉せずに冷凍保存する

冷凍食品を袋などに入れて保存している場合、空気が入っている状態で閉じていたり、密閉せずに少し口が開いている状態で保存したりしている場合は、空気によって食品が乾燥してしまい、品質が大きく低下してしまう恐れがあります。

冷凍食品を冷凍保存する場合は、なるべく空気に触れさせないようにすることが大きなポイントとなります。袋などに入れて保存する場合は、必ず密閉状態にしてから冷凍保存しましょう。

2.開封した冷凍食品をすぐに使い切らない

冷凍食品の袋やパッケージを開封した後、すぐに使い切らずにしばらく時間を置いてしまっているという人はいませんか。

冷凍食品は適した状態のまま未開封で冷凍されているからこそ、品質を維持できています。一度開封してしまった冷凍食品は、早々に品質が低下していくため、次に調理する時には品質が大きく低下している恐れがあります。

したがって、一度開封した冷凍食品は、なるべく早く使い切るようにしましょう。

3.一度解凍した食品を再び冷凍する

一度解凍した食品を再び冷凍保存することは避けてください。冷凍保存された食品は、一度解凍してしまうと一気に品質が低下してしまいます。

品質が低下した食品を再び冷凍保存しても、本来の品質を維持することはできず、むしろ食中毒のリスクを高めてしまう恐れがあります。そのため、一度解凍した冷凍食品はその場で使い切るようにしてください。

4.冷凍食品を入れている冷凍庫を開けっ放しにする

通常、冷凍庫は-18℃以下に設定されているため、冷凍食品を保存する場所として最適です。しかし、扉を開けてしまうと常温の暖かい空気が流れ込んでしまうため、一時的に冷凍庫内の温度が上がってしまいます。

冷凍食品を出し入れするために、冷凍庫を開けっ放しにしていると、その分、冷凍庫内の温度が上昇してしまい、冷凍食品が半解凍状態になってしまう恐れがあります。品質が大きく低下する原因となるので気をつけましょう。

5.消費期限(賞味期限)を過ぎても使わない

冷凍食品には、それぞれ適切な期限が設けられています。中には「冷凍保存しているから大丈夫だろう」と定められた期限を過ぎても保存し続けている人がいますが、期限が過ぎればその分、冷凍保存されている食品でも品質は低下していきます。

また、ご家庭で冷凍保存している食材も、保存期間が長くなればなるほど品質が低下し、食中毒のリスクが高まります。それぞれの食材の保存期限を調べ、必ずその期限までに使い切るようにしましょう。

冷凍食品の品質を維持するために意識したいポイントは?

ジッパー付き保存袋に入れた野菜

冷凍食品は、冷凍保存されているとはいえ、間違った扱い方をすれば品質が低下してしまいます。冷凍食品の品質を維持するためには、以下のようなポイントを押さえて保存、または扱いましょう。

  • 食材を冷凍保存する際は真空状態(密閉状態)にする
  • 冷凍庫を開ける時間は短く意識する
  • 開封した冷凍食品はすぐに使い切る
  • 冷凍食品でも早めに使うことを意識する

冷凍保存する食材は、基本的に密閉状態で保存されていることが条件となります。食材によっては、真空状態(空気が全く入っていない状態)で保存しなければいけません。

そして、冷凍食品を保存する冷凍庫の開け閉めは、なるべく回数を少なく、そして開けている時間を短くすることを意識してください。

最後に、開封した食品はなるべくその場で使い切るようにし、使いきれない冷凍食品は、解凍していないことを確認した上でジップロックなどで密閉して冷凍保存しましょう。

長期保存可能な冷凍食品も正しく扱うことを忘れずに!

いかがでしたか。冷凍食品は一般的に長期保存できる食品として知られています。しかし、扱い方を間違えると品質が大きく低下し、食中毒のリスクも高まります。長期保存可能な冷凍食品であっても油断はせず、正しく保存し扱うことを忘れないようにしましょう。

この記事のタイトルとURLをコピーする

カテゴリから記事を探す

すべてみる
カテゴリを見る