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シンプルな野菜炒め…出来上がると水っぽい！
「今日の夕飯、おかずは何にしよう」と考える時、余っている材料を見て「野菜炒めにしてしまおう！」と思いつくことは多いですよね。
野菜だけでなく、好みに応じてお肉などを加え、サッと炒めるだけで完成する簡単でシンプルな料理は、忙しい主婦にとっても嬉しい一品です。
しかし、シンプルだからこそ奥が深いのが野菜炒め。出来上がったと思えば、なぜか水っぽくなってしまったり、焼き加減がうまく行かずに焼きムラができてしまったり…といった経験を持つ人は少なくないでしょう。
野菜炒めを作るときの『5つのタブー』
完成した野菜炒めを見て「水っぽい」「焼きムラが…」とちょっぴり残念に思った経験は多くの人があると思います。ここでは、野菜炒めを作るときのタブーを紹介するので、ご自身の作り方を照らし合わせてみてください。
1.洗った野菜の水分を切らずに炒める
野菜を炒める前、洗った野菜の水分はしっかり切っていますか。野菜を洗ったときに含んだ水分を切らずに炒めてしまうと、炒めている途中で野菜から水分が流れ出てしまい、べちゃっとした仕上がりになってしまいます。
野菜を洗った後は、軽くサッサと野菜を振って水を切ったり、キッチンペーパーを使って水分を取り除いたりと一手間工夫しましょう。
2.野菜ごとの大きさや厚みが違う
同じ野菜なのに大きさや厚みに違いがあると、炒めたときに「こっちの人参は火が通っているのに、こっちの人参には火が通っていない」など、焼きムラが生じてしまいます。
最終的に、火がしっかり通っていない野菜を優先して、炒める時間が長くなってしまうことで、うまく焼けている野菜と焼けていない野菜、焼き過ぎてしまった野菜と完成した野菜炒めにムラが出てしまうのです。
3.火の通りが早いものを先に炒める
基本的に、野菜炒めを作るときは、肉、火の通りが遅い野菜、火の通りが早い野菜の順番に炒めていきます。火の通りが早い野菜を最初に炒め始めてしまうと、火加減がうまく調節できず、焦げてしまう恐れがあるからです。
人によっては、お肉を炒めた後に野菜を全部同時に入れるという人もいますが、これでは焼きムラが出てしまうので、火の通りが遅いものから順番に炒めていきましょう。
4.炒め始めや途中に調味料を加える
炒め始めや炒めている途中に味付け用の調味料を加える人は多いです。しかし、実は調味料を入れるタイミングによっても仕上がりが大きく損なわれてしまうことをご存知でしょうか。
調味料を炒め始めや炒めている途中に加えてしまうと、野菜に含まれている水分が出やすくなります。すると、野菜炒めがべちゃっと水っぽい仕上がりになってしまうので、美味しさが損なわれてしまうのです。
5.弱火で長時間炒める
野菜を焦がさないようにとじっくり弱火で長時間かけて炒める人も多くいます。お肉にしっかり火を通す意味では正解ですが、野菜の場合、弱火で長時間火を通してしまうと野菜から水分が出やすくなってしまいます。
弱火で長時間火を通すことで、野菜の組織が破壊され、その中に含まれている水分が抜き出てしまうのです。すると、過剰な水分によって野菜がべちゃっとした仕上がりになってしまい、シャキシャキ感がなくなってしまいます。
簡単な野菜炒めをより美味しく作るコツは？
野菜炒めは、ただ野菜を炒めれば美味しくできる料理ではありません。実は、美味しく作るにはいくつかのポイントを押さえることが大切です。
- 洗った野菜はあらかじめ水分を切っておく
- 野菜ごとに大きさや厚みは揃える
- 火をしっかり通す必要のある肉から先に入れる
- 野菜は火の通りが遅いものや硬いものから炒める
- 火加減は中火〜強火でサッと炒める
- 味付けのための調味料などは最後に加える
いかがでしょうか。野菜炒めを作る上で、野菜を入れる順番や野菜の切り方、味付けのタイミングなどが重要です。
また、基本的に野菜は強火でサッと炒めるのがコツになるので、あまり長々と調理せず、短時間でサッと調理することを心がけましょう。
野菜炒めはシンプルだからこそコツを押さえて
いかがでしたか。野菜炒めは簡単に作れる料理の1つですが、シンプルだからこそ、しっかりコツを押さえなければ美味しさが損なわれてしまいます。今回紹介したタブー行為は改善し、ポイントを押さえて美味しい野菜炒めを作りましょう。
