電車で座っている時にすべきではないこと7選

電車内では周囲の人に迷惑をかけないようマナーを守って

電車内でのマナーは、度々メディアや会話の中でも話題になることがあります。人によって許容範囲が異なるため、マナーへの考え方に多少の違いは生じるものの、「これだけは守るべき」という最低限のマナーは存在します。

最近では、駅構内や電車内でも守るべきマナーを指摘するポスターが掲げられていることも多く、周囲の人への最低限の配慮を促すメッセージが喚起されています。

特に都市部では、毎日狭い車内に多くの人が密集するように乗車するため、より周囲の人に迷惑がかからないよう配慮が必要です。

電車で座っている時にすべきではないこと7選

電車の座席を確保することができた時にも、周囲に迷惑がかからないよう最低限のマナーを守ることは大切です。ここでは、電車で座っている時にすべきではないことを改めて確認していきましょう。

1.足を広げて座ったり前に出したりする

座っている時、つい足を広げて座ってしまったり、前に足を投げ出すように座ったりすることはありませんか。こうした座り方は、隣に座ろうとしている人、隣に座っている人、前を通ろうとしている人などに迷惑がかかります。

足を広げて座っていると「隣に座ろうとしているのに座りにくい」と迷惑に感じる人も多いですし、すでに隣に座っている人がいる場合は、その人の座席範囲を狭めてしまいます。

また、前に足を投げ出して座っていると、前を通ろうとしている人が通りづらくなってしまったり、足を引っ掛けてしまったりする恐れもあります。座っている時は、なるべく足を揃え、前に出ないよう配慮しましょう。

2.化粧する

女性の中には、電車内であろうことか化粧をしている人を見かけます。通勤時や通学時、ちょっとした移動の時などに、化粧直しをしたいという気持ちはわかりますが、電車内での化粧はマナー違反です。

化粧の粉が座席や周囲に落ちてしまったり、化粧をする際に腕や手が周囲の人にぶつかったりする恐れがあり、非常に迷惑です。また、中には化粧の匂いに敏感な人もいるため、不快な気持ちにさせてしまうことも。

車内では化粧をしないようにし、どうしても化粧直しが必要な場合は、駅構内の化粧室にある身だしなみを整えるために置かれた化粧台などで軽く化粧直しをするようにしましょう。

3.匂いの強い香水やクリームなどをつける

電車内で香水や香りのついたクリームなどを塗り直す行為は控えてください。香水や香り付きのクリームの匂いは、当事者が思っている以上に周囲に迷惑をかけていることがあります。

香りによっては、周囲の人が不快に感じることもあり、乗り物酔いなどの原因になることもあるでしょう。特に香水は匂いが強いので、電車内で付け直す行為は絶対にやめてください。

4.混雑する車内で仕事をする

時々、座席に座りながらノートパソコンを開いている人を見かけます。メールのチェックや資料のチェック、作成などを行っているのでしょうが、基本的に電車内でノートパソコンを開く行為は控えるべきでしょう。

特に、混雑する車内でノートパソコンを開いてしまうと、膝の上に乗せているとはいえ、周囲は気を遣ってしまいます。キーボードをを打つたびに鳴る音に不快感を感じる人もいるでしょう。

どうしても電車内で仕事をしていると、周囲への配慮が足りなくなることもあるため、気付いたら思った以上に幅をとっていたということもあります。

車内での仕事は、紹介したような迷惑行為につながりやすいため、混雑した電車内では、ノートパソコンやタブレット端末を使った仕事を控えてください。

5.座席や通路に荷物を置く

荷物の置き場所は、電車内のマナーが話題に出るたびに上がるキーワードです。座っている時は、基本的に荷物を膝の上に置いたり、量がある場合は頭の上の荷物置きに乗せたりしましょう。

隣の座席が空いているからと座席に置いてしまうと、後からやってきた人が座れなくなってしまいます。また、通路に荷物を置く行為は、前を歩く人の通行の邪魔になるため言語道断です。

6.お菓子やアルコール飲料などを飲み食いする

最近では、車内での飲食を禁止とする貼り紙がされている路線も増えてきました。お菓子やパン、おにぎりなどを車内で食べる行為は、ポロポロとクズが落ちてしまうため、迷惑になるからです。

クズが落ちない食べ物であっても、袋を開ける音や行為に不快感を覚える人は多く、やはり食べ物を口にする行為は控えるべきでしょう。

また、お茶を飲むことは基本的に許容されることが多いですが、アルコール飲料に関してはマナー違反です。アルコールの匂いに不快感を覚える人は多いので、電車内では我慢してください。

7.雑誌や新聞を広げて読む

最近はあまり見かけることがなくなりましたが、雑誌や新聞を広げて読む行為は、前に立っている人、そして隣に座っている人に迷惑がかかるので控えるべきです。特に新聞はサイズが大きいので、広げてしまうと座席の幅をとってしまいます。

雑誌や新聞を読む行為は、混雑している車内では避け、空いている車内の場合は、自分の肩幅の範囲内に収まるサイズに畳んで（折って）読むなど配慮しましょう。

改めて電車内でのマナーを見直してみよう

いかがでしたか。電車内は、不特定多数の人が同じ空間を共有するため、特に周りの人々への配慮が必要です。普段から電車を利用している方は、改めて電車内でのマナーを見直し、同じ車内に乗っている人が気持ちよく過ごせるよう配慮しましょう。