冷やし茶漬けがまずいのは間違った作り方だから!驚くほど美味しくなる方法

お茶漬け

お茶漬けといえば、熱いお湯やお茶、出汁をかけたものですが、冷やし茶漬は、冷水や冷たいお茶をかけたものです。 冷やし茶漬けを美味しいという方とまずいという方で分かれますが、まずい理由が気になりますね。今回は、冷やし茶漬けがまずい理由と原因、冷やし茶漬けの正しい作り方や美味しくなるコツをご紹介しますので、冷やし茶漬けを作る時は参考にしてくださいね。

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冷やし茶漬けはまずい?

お茶漬け

お茶漬けというと温かいお茶漬けのイメージが強いですが、逆にひんやり冷たいお茶漬けが冷やし茶漬けです。温かいお茶漬けは好きだけど、冷やし茶漬はまずいと言う人もいますが、食わず嫌いで、冷やし茶漬を食べる前からきっとまずいだろうと思い込んで食べない方も多いようですね。

冷やし茶漬がまずいという人は、熱々のお茶漬けが好きな人が多いと思います。お茶漬けは熱々だからこそ美味しいという固定観念がありますので、冷たいお茶漬けに違和感があり、冷たい口当たりも抵抗を感じてまずいと感じるのでしょう。

他にも、冷やし茶漬けがまずいと感じる理由は色々あります。適切にご飯のぬめりをとっていない、氷を入れたことで味が薄まるなどでも、冷やし茶漬けの美味しさは損なわれてしまいます。なぜまずいと感じるのか、原因が分かると美味しく食べる方法も分かると思います。

《 ポイント 》

  • 冷やし茶漬けはまずいと言う人もいる。
  • お茶漬けは温かいものだという固定観念があると冷やし茶漬けがまずいと感じる。

冷やし茶漬けがまずいと感じる理由

お茶漬け

冷やし茶漬けをまずいと言う人と美味しいという人に分かれますが、なぜまずいと感じるのか?理由が気になりますね。

冷やし茶漬けがまずいと感じる理由は、「お茶漬けは温かいもの」という固定観念だけでなく、冷やし茶漬けの作り方を間違えている可能性があります。

冷やし茶漬けがまずいと感じる具体的な理由と原因を紹介します。

お茶漬けに水を入れるのに抵抗がある

お茶漬けは熱いお湯やお茶、出汁などをかけて熱々で食べるのが定番ですので、水を入れることに抵抗があり、冷やし茶漬けはまずいと感じるようです。また、普通のお茶漬けが冷めたイメージがあると食べたいと思わないかもしれませんね。

お茶漬けは温かい物という先入観が、冷やし茶漬けをマズいと感じる要因につながります。

冷やし茶漬けはぬるいのでまずい

冷やし茶漬けがぬるくなるのは作り方を間違えているからです。温かいご飯や温かい具材に冷水をかけたところでぬるくなってまずいお茶漬けになります。

冷やし茶漬けはご飯も具材も水も、全て冷やさなければなりません。冷やし茶漬けの材料は冷蔵庫でしっかり冷やしてから作るようにしましょう。

冷やし茶漬けはぬめりがあるのでまずい

冷やし茶漬けをまずいと言う人は、正しい作り方を知らないからかもしれません。

冷やし茶漬けはご飯にお茶漬けの素と水をかければ完成だと勘違いしがちでが、それでは美味しい冷やし茶漬けは作れません。

冷やし茶漬けの汁が白くなるのはお米のでんぷんが出ているから。お米のでんぷんは粘り気やぬめりがあるので、サラサラした食感が無くなり、冷やし茶漬けがまずくなります。

冷やし茶漬けは、調理前にご飯を洗うことでご飯の粘り気やぬめりを取り除いてサラサラな食感になります。炊いたご飯を冷水で洗うことに違和感を覚える方も少なくないはず。しかし、この工程を行うかどうかで冷やし茶漬けの美味しさが大きく変わります。

氷を使って作ると食感が悪くなる

冷やし茶漬けに氷を加えると、涼しげな見た目となり、食材がしっかり冷える印象があります。しかし、氷を使って冷やし茶漬けを作ることで、食感が悪くなってマズいと感じたという声がチラホラ見受けられます。

たしかに、やわらかい冷やし茶漬けの中に硬い氷が入っていると食べづらいです。また氷を入れることでお茶漬けの味が薄まってしまう可能性もあります。

冷やし茶漬けで氷を入れるときは、少し濃い目に調味料を加えた方がいいです。

《 ポイント 》

  • お茶漬けに水を入れるのに抵抗があるのでまずいと感じる。
  • 冷やし茶漬けはぬるいのでまずい。
  • 冷やし茶漬けはぬめりがあるのでまずい。
  • 氷は食感を悪くし味を薄める可能性がある。

冷やし茶漬けがまずくならない作り方のコツ

お茶漬け

冷やし茶漬けをまずいと感じるのは、作り方を間違えている可能性があります。

ここでは、冷やし茶漬けがまずくならない作り方や美味しくなるコツをご紹介します。冷やし茶漬けがまずいと感じた人もコツさえ抑えておけば美味しく食べられますよ。

冷やし茶漬けの材料は全て冷やしておく

冷やし茶漬けはしっかり冷えていることが基本です。冷やし茶漬けで使うご飯や具材、水やお茶や出汁など、全て冷やしておきましょう。どれか一つでも温かいと冷水をかけてもぬるくなってしまいます。ぬるくなった冷やし茶漬けは確かにまずいですね。

炊いたご飯も粗熱を取った後、冷蔵庫でよく冷やしておきましょう。

ご飯を流水でよく洗う

冷やし茶漬けのご飯はそのままだとぬめりが出やすいため、流水で洗ってぬめりを取ります。このぬめりの正体はお米のでんぷん質。粘り気・ぬめりの原因となり、冷やし茶漬けの食感を悪くします。流水でご飯を洗うことで、このでんぷん質を落とすことができ、冷やし茶漬けのサラサラした食感を保つことができます。

また、冷水で洗うと温かいご飯を適度に冷やせます。急いで冷やし茶漬けを作りたいときは冷水でご飯の温度を冷やすのもいいでしょう。

美味しさのポイントは薬味と具材の組合せ

冷やし茶漬けに薬味を加えるとさっぱりした味や香りで美味しさが増します。また、食欲増進効果がありますので、食べる意欲がなくなりがちな暑い夏の季節にピッタリです。食欲が無い時には好きな薬味をたっぷり入れるといいでしょう。

また、冷やし茶漬けに合う具材も色々ありますので、好きな具材と薬味を好みに合わせて組み合わせましょう。ただし、冷やし茶漬けに使用する具材・薬味もしっかり冷やしましょう。温かいと、せっかく涼しげな冷やし茶漬けが台無しになってしまいます。

おすすめの薬味8選

冷やし茶漬けを楽しむうえで、重要なのが薬味。冷やし茶漬けを風味豊かにし食欲を増進させてくれます。

  • 大葉
    さわやかな香りが特徴的な薬味の定番。βカロテンなどの栄養素も豊富です。
  • みょうが
    夏が旬の薬味野菜であるみょうがも爽やかな香りが特徴的です。
  • 三つ葉
    香味野菜の一種である三つ葉は生でも食べられます。強い香りと食感がお好みの方向けです。
  • ネギ
    ネギも薬味の定番野菜。ネギの種類によって辛味や下処理方法が異なります。
  • しょうが
    しょうがに含まれるシネオールには食欲増進効果が期待されています。
  • わさび
    ツンと刺激的な辛味が特徴的です。食欲増進も期待できます。
  • セリ
    ビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。
  • ゆず
    ビタミンCを多く含むため、体調不良のときに好ましい薬味です。

おすすめの具材20選

冷やし茶漬けを美味しく演出してくれる具材はけっこう多いです。ここでは特におすすめな具材を紹介していきます。

  • 梅干し
    お茶漬けの具材として定番の梅干し。クエン酸が豊富に含まれており疲労回復時に役立ちます。
  • さけ
    梅干しと同じく茶漬けの定番。EPAやDHAなどの脂肪酸も含まれています。
  • 塩昆布
    冷やし茶漬けに塩味が欲しいとき味付けとして重宝します。
  • 海苔
    トッピングとして使用されることが多い。食物繊維が非常に豊富。
  • 漬物
    お茶漬けのお供として人気が高い漬物。夏の季節はキュウリが人気です。
  • しらす
    イワシの稚魚であるしらすにはカルシウムやビタミンDが豊富。
  • めんたいこ
    ピリッとした辛さがクセになる明太子にはビタミンが非所に豊富。

  • 縁起物としても知られている鯛。ちょっと豪華な冷やし茶漬けを作りたいときにおすすめ。
  • うなぎ
    栄養豊富な魚として知られているうなぎ。土用丑の日にうなぎ入りの冷やし茶漬けを食べるのもアリ。
  • 鶏肉
    冷やし茶漬けには、鶏むね肉やササミなど脂身が少なくサッパリとした部位がおすすめ。
  • 豚肉
    肉の中でも栄養豊富な豚肉。冷しゃぶ感覚で楽しめます。
  • 牛肉
    冷やした牛肉に馴染みがないかもしれませんが意外と美味しいです。
  • きゅうり
    夏が旬のきゅうりは瑞々しい食感が冷やし茶漬けの涼しげな味わいを引き立てます。
  • トマト
    トマトも夏が旬の野菜。リコピンなど栄養も豊富。
  • レタス
    シャキシャキとした食感が魅力的なレタスも冷やし茶漬けと相性抜群。
  • バジル
    西洋風な冷やし茶漬けにしたいときオススメ。
  • ツナ
    和風料理とも相性がいいツナには良質なたんぱく質が含まれています。
  • いかの塩辛
    冷やし茶漬けに塩味を加えたいとき候補にあがる具材です。
  • オクラ
    オクラも夏の野菜。ペクチンやβカロテンが豊富です。
  • 納豆
    冷やし茶漬けと意外に相性が良いのが納豆。独特の風味がいいアクセントになります。

冷やし茶漬けの正しい作り方

具体的に冷やし茶漬けをどう作ればいいのか、レシピを2つ紹介します。

「梅・みょうが」のお茶漬けレシピ

材料

  • ご飯:100g程度
  • 梅干し:1個
  • みょうが:1個
  • お茶づけの素:1袋
  • 冷水:150ml

手順

  1. みょうがを千切りにし、梅干しは種を取って包丁でたたいて潰します。
  2. みょうがと潰した梅干を和え、冷蔵庫で冷やします。
  3. ご飯をザルに入れ、流水で洗ってぬめりを取ります。
  4. ご飯の水をしっかり切ります。
  5. ご飯をお茶碗に入れ、お茶漬けの素をかけます。
  6. みょうがと梅干を和えたものをのせます。
  7. 冷水をかけたら完成です!

「ツナ・きゅうり・レモン」のお茶漬けレシピ

材料

  • ご飯:100g程度
  • ツナ缶:大さじ1杯
  • きゅうり:1/3本
  • レモンまたはレモン汁:レモン 1/8のくし切り、レモン汁 小さじ1杯~適量(お好みで)
  • お茶漬けの素
  • 冷水:150ml

手順

  1. きゅうりを千切りにし、ツナと一緒に冷蔵庫で冷やします。
  2. ご飯をザルに入れ、流水で洗ってぬめりを取ります。
  3. ご飯の水をしっかり切ります。
  4. ご飯をお茶碗に入れ、お茶漬けの素をかけます。
  5. きゅうりとツナをのせます。
  6. 冷水をかけます。
  7. レモン汁をふりかけるか、くし切りのレモンを添えたら完成です!

注意点

冷やし茶漬けは冷たいことが基本ですが、キンキンに冷やしたくて氷を入れすぎると食感が悪くなりますのであまりおすすめしません。

他にも、冷やし茶漬けのアレンジレシピは永谷園で紹介しています。ぜひ参考にしてください!

永谷園の冷やし茶漬けのアレンジレシピ

《 ポイント 》

  • 冷やし茶漬けの材料は全て冷やしておく。
  • ご飯は流水で洗ってぬめりを取り、しっかり水を切る。
  • 美味しさのポイントは薬味と具材の組合せ。

冷やし茶漬けにはダイエット効果が期待できる?!

お茶漬け

冷やし茶漬けはマズそうだから苦手という方も、ダイエット効果があると聞いたら話が変わるのではないでしょうか。でも、どうして冷やし茶漬けにダイエット効果があるのか?詳しく解説していきます。

レジスタントスターチ

冷やし茶漬けにダイエット効果が期待できるといわれる根拠のひとつに、レジスタントスターチと呼ばれる難消化性でんぷんが関わってきます。

お米に含まれているでんぷんは一度温めてから冷やすと、レジスタントスターチという成分になります。このレジスタントスターチには、普通のでんぷんと比べて消化されにくい・体内に吸収されにくいという特徴があります。

吸収されたとしてもレジスタントスターチは、普通のでんぷんよりもカロリーが低いためダイエットにもってこいといえます。また、食物繊維に似た効果として整腸作用もあります。ダイエットできて便秘も解消されるのはうれしいですね。

食欲が下がる夏の暑い季節に美味しく食べられるうえ、ダイエットにも期待できるのは魅力的です。

緑茶のカテキン

冷やし茶漬けに緑茶をブレンドすることで、さらにダイエット効果アップが狙えます。

緑茶に含まれているカテキンは肥満の原因となる血糖値上昇を緩やかにし、体内の余分な脂肪燃焼を促進させる作用があります。緑茶に含まれるカフェインの量もそれほど多くないため夜食に食べるのもアリです。

緑茶は冷やし茶漬けの風味とも相性がいいため、美味しくダイエット効果を高められます。

《 ポイント 》

  • 冷やし茶漬けに含まれるレジスタントスターチにダイエット効果がある。
  • 緑茶を加えることで、カロテンによるダイエット効果も期待できる。

最後に

お茶漬け

冷やし茶漬けはまずい!と先入観がある方は、この記事でご紹介した正しい冷やし茶漬けの作り方を参考に、自分に合った具材で作ってみましょう。お茶漬けの素を使う時は冷水だけでなく緑茶や麦茶も合いますが、お茶漬けの素を使わない時は濃いめの味付けの出汁もおすすめです。

冷やし茶漬けはサラサラ感が美味しさのポイントです。ご飯のぬめりをしっかり洗い流してくださいね。冷やし茶漬けに氷を入れる場合、氷が溶けて味が薄くなりますので、かける冷水の量を減らすか、濃いめの味付けにしましょう。

ただし、氷を入れると邪魔、食感が悪くなるなどの意見も多く、氷を入れるのはあまりおすすめしません。

暑くて食欲がなくなりがちな季節に、ぜひ冷やし茶漬けを試してみてください。

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