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赤ちゃんに与えるおもちゃは安全面を考慮して
ショッピングセンターや赤ちゃん用店舗など、最近ではさまざまな場所で赤ちゃんのおもちゃが販売されています。フリマアプリなどを利用すると、手作りの可愛らしいおもちゃが販売されているところも多いです。
しかし、赤ちゃんは大人の想像を超えるような行動を起こすことがあります。そのため、赤ちゃんに与えるおもちゃを選ぶ際は、さまざまな状況を想定し、赤ちゃんが怪我や事故を起こさないように安全面を考慮しなければいけません。
おもちゃを選ぶ際にチェックしたいポイント
赤ちゃんに与えるおもちゃを選ぶ際、以下の点をなるべく考慮して選ぶようにしましょう。
- 落としたり投げた時に壊れにくいかどうか
- 外れて誤飲の恐れがある部品がないかどうか
- おもちゃが口にすっぽり入ってしまわないかどうか
- 尖っている部分がないかどうか
- ST(セーフティ・トイ)マークがついているかどうか
STマークとは、Safety.Toy(セーフティ・トイ)の略称です。日本玩具協会が定める『玩具安全基準』に基づいて安全性の検査を実施し、この基準をクリアしたおもちゃがSTマークの認証をもらっています。
日本では現在、多くのおもちゃメーカーがこのSTマークを採用しているため、流通しているおもちゃの約7割はSTマークの認証を受けていると言われています。
赤ちゃんに与えてはいけない『危険なおもちゃ』5選
下記で紹介するようなおもちゃは、赤ちゃんが扱った際、怪我をしてしまったり思わぬ事故を起こしてしまう危険性があります。なるべく以下のようなおもちゃは避け、安全面に考慮したおもちゃを与えましょう。
1.目や喉の奥に刺さるような形状のおもちゃ
細長い棒状の部品が備わっているおもちゃや、先端が尖っている部分のあるおもちゃは、赤ちゃんが何気なくおもちゃの上に倒れてしまったり、真上に放り投げたりした際に危険を招く恐れがあります。
ぶつかった際に目に刺さってしまったり、尖った部分が肌に引っかかり、切り傷を作ってしまったりとさまざまな危険性が考えられるので、おもちゃを選ぶ際はおもちゃの部品の形状にも注目しましょう。
2.口にすっぽりと入ってしまうサイズのおもちゃ
赤ちゃんによるおもちゃ事故の割合でも、赤ちゃんが誤っておもちゃやおもちゃの部品を飲み込んでしまう事故が多発しています。
おもちゃ本体やおもちゃに装飾されている部品が、赤ちゃんの口にすっぽり入ってしまうサイズのものは、誤飲の恐れがあります。口にぎりぎり入らない大きさのおもちゃを選ぶことで、誤飲のリスクを下げることができます。
3.壊れた時に危険性が伴うおもちゃ
プラスチック製のおもちゃなどは、価格が低いので購入しやすいというメリットがあります。しかし、同時に壊れやすく、破損した時に破損箇所からプラスチック片が出るなどの危険性があるので要注意です。
このように、壊れやすく、なおかつ壊れた時に危険性が伴うおもちゃは赤ちゃんに与えるべきではありません。破片が刺さってしまうだけでなく、欠けた部分によって怪我をしてしまう恐れもあります。
4.投げたりぶつけたりして怪我の恐れがある重いおもちゃ
赤ちゃんのおもちゃは、赤ちゃん自身が軽く持てるような重量感に仕上がっているものが多いです。しかし、中には少々重量感のあるものもあります。
赤ちゃんの突発的な行動(投げたりぶつけたり)によって、赤ちゃん自身、あるいは一緒に遊んでいる同年代の赤ちゃんが怪我をしてしまうような重量感があるおもちゃは避けるべきです。
5.対象年齢が実年齢より高いおもちゃ
おもちゃによって、対象年齢が「◯歳以上」とパッケージなどに記載されているものがあります。この対象年齢が実年齢よりも高いおもちゃは、その子どもにとって危険性が伴う可能性があるので注意が必要です。
知育面で対象年齢が設けられている可能性もありますが、中には「扱い方が難しい」「安全面を考慮して」という意味で対象年齢が設けられているものも多くあります。
対象年齢が高めのおもちゃは、赤ちゃんにとって危険な部品が含まれていることも少なくありません。購入する際は、十分におもちゃの仕様をチェックした上で購入しましょう。
赤ちゃんにおもちゃで遊ばせる時は大人が近くで見守って
いかがでしたか。赤ちゃんには、年齢に合わせて安全なおもちゃを選んであげることが大切です。その上で、怪我や事故を起こさないよう、隣で親が見守ってあげましょう。