今すぐ見直すべき!実は損をしている4つの洗濯方法とその対策

ティールの壁の背景に洗濯機

毎日のように使う洗濯機には、電気代と水道代がかかっています。少しでも洗濯にかかる光熱費を抑えたい方は、日頃の洗濯方法を改めて見直してみてはいかがでしょう。今回は、実は損をしている洗濯方法や損をしないために押さえておくべきポイントを解説します。

洗濯にかかる水道代と電気代の実態

ドラム式洗濯機

皆さんは洗濯にどのくらい水道代が使われているかご存知でしょうか。

一般的に、ファミリー世帯では約800円、多くても1000円ほど使われている世帯が多いです。1ヶ月の水道代は、総世帯平均が約4000円と言われているので、単純計算で4分の1が洗濯に充てられていることになります。

項目 金額(月額)
洗濯にかかる水道代 約800円〜1000円
総世帯平均の水道代 約4000円

お風呂や食器洗い、トイレ、洗面台でも水道水は使用されているので、さまざまな場所で節水を心がけることが大切です。その中でも洗濯方法を見直すことで、年間の水道代が数千円節約できると言われています。

電気代に関しても、洗濯機の種類や使用方法によって大きく変わります。例えば、縦型洗濯機とドラム式洗濯機では消費電力に差があり、一般的にドラム式洗濯機のほうが省エネ性能に優れています。しかし、今回は主に水道代に焦点を当てて、効率的な洗濯方法を考えていきましょう。

それでは、実際に損をしている洗濯方法と、それを改善するためのポイントを見ていきましょう。

実は損をしている4つの洗濯方法

洗濯するとき、洗濯機の設定や1回に洗う洗濯物の量、洗濯の仕方などで水道代が高くなることをご存知ですか。水道代が高くなる洗濯方法を4つご紹介するので、少しでも節水したい方は参考にしてくださいね!

1.毎回標準設定(すすぎ2回)で行っている

洗濯機で洗濯する際、洗濯コースを基本の「標準設定」で行っている方が多くいます。一般的に洗濯機の標準設定では「すすぎ」が2回に設定されています。しかし、洗濯物の量や使っている洗剤の種類によっては、すすぎ1回で十分洗剤を落とすことが可能です。

すすぎの回数が多ければ多いほど水道代が高くなるので、初期設定のまま標準コースで洗濯するのではなく、その時の洗濯物の量や洗剤の種類に応じて設定を変更しましょう。

実際に、すすぎを1回にすることで節約できる水量は、全自動縦型洗濯機で約4~57リットルにもなります。水道代に換算すると、1回の洗濯で約1~14円の節約になります。毎日の積み重ねで考えると、月に300~400円ほどの節約効果が期待できるのです。

2.毎日少量ずつ洗濯している

毎日洗濯機を回しているご家庭は多いと思います。しかし、1日に出る洗濯物の量が少ない場合、少量の洗濯物を毎日洗濯機で洗濯していると、過剰に水道水を使っている可能性も。洗濯物を数日間放置してしまうと雑菌繁殖のリスクが高まりますが、時期によっては1〜2日であれば大きな問題にはなりません。

もしも1日の洗濯物の量が少ない場合は、洗濯槽8割まで溜まってから洗濯すると、水道代の節約につながります。これは、洗濯機の容量に対して適切な量の洗濯物を入れることで、水やエネルギーの無駄を省くことができるからです。

3.重量のある洗濯物を上に入れる

縦型洗濯機の場合、洗濯物の入れ方にも注意が必要です。軽量の洗濯物が下に、重量のある洗濯物(バスタオルなど)が上にきている場合、洗濯槽がうまくバランスを取れず、効率的に稼働できません。洗濯機によってはエラーが出ることもありますが、製品によっては洗濯機が自動で判断し、さらに水を追加投入することがあるのです。

すると、必要ない余分な水を使ってしまうため、水道代が高くなる原因に。洗濯機に洗濯物を入れる際は、洗濯機を稼働させた際に正常に運転できるよう、重量のある洗濯物を先に入れ、後から軽い洗濯物を入れるようにしましょう。

この方法を意識することで、洗濯機の効率的な運転が可能になり、不要な水の使用を抑えられます。結果として、水道代の節約につながるだけでなく、洗濯物も均一に洗えるようになります。

4.洗剤を入れすぎている

「洗剤は多く入れた方が洗濯物がきれいになるのでは」と考え、洗剤を多めに投入する人がいますが、これは誤りです。洗濯機によっては使う水量が洗剤の量に合わせて計算される製品もあります。その場合、洗剤を入れすぎてしまうことで過剰に水が投入され、水道代も高くなってしまうのです。

したがって、洗剤の量は適量を守ることが大切です。また、洗剤を多く入れすぎてしまうと、洗剤が洗濯物に残ってしまい、雑菌繁殖の原因にもなります。生乾き臭を発生させるリスクが高まるので、入れ過ぎには注意してください。

適量の洗剤を使用することで、水の使用量を抑えられるだけでなく、洗濯物の仕上がりも向上し、衣類への負担も軽減できます。洗剤の使用量は、洗濯物の量や汚れ具合に応じて調整することが重要です。

これらの洗濯方法は、意外と多くの人が無意識のうちに行っているかもしれません。しかし、これらを改善することで、水道代の節約だけでなく、洗濯物の品質維持にもつながります。

次は、これらの問題を解決し、より効率的な洗濯を行うためのポイントを見ていきましょう。

洗濯で損をしないために押さえておくべきポイント

洗剤とタオルと洗濯機

洗濯に使う水を節水したい場合は、損をしないためにも洗濯機の設定や洗濯物の入れ方、正しい方法などを押さえておくことが大切です。以下に、効率的な洗濯のためのポイントをまとめました。

  • 洗濯物は洗濯槽8割ほど溜まってから洗濯する
  • すすぎ1回用の洗剤を使いすすぎ回数を減らす
  • すすぎ回数を減らすために洗剤は適量を守る
  • お風呂の浴槽にお湯を溜めている場合は残り湯を使う
  • 重量のある洗濯物を下に入れて軽い物を上に
  • 衣類についた汚れはあらかじめ手洗いで落としておく

これらのポイントを意識することで、水道代の節約だけでなく、洗濯物の仕上がりも向上させることができます。特に注目したいのは、すすぎ回数の調整と残り湯の利用です。

すすぎ回数を減らすことは、水の使用量を大幅に削減できる効果的な方法です。しかし、洗剤が十分に落ちていないと肌トラブルの原因になる可能性があるため、すすぎ1回用の洗剤を使用するなど、適切な洗剤選びも重要です。

最も節水につながる方法は、やはりお風呂の浴槽に溜めて使い終わった残り湯を「洗濯」に使うことでしょう。まだ温かいお湯を使うことで、電気代節約にもつながります。ただし、残り湯を使用する際は、浴槽の汚れや入浴剤の使用有無に注意が必要です。

また、すすぎの回数設定を変更したり、重量のある洗濯物を先に洗濯槽に入れ、軽い洗濯物を後から入れるなど、細かい部分にも気をつけてみましょう。これらの小さな工夫の積み重ねが、大きな節約につながります。

洗濯機の種類による水道代の違い

ここまで、洗濯方法による水道代の節約方法を見てきましたが、洗濯機の種類によっても使用する水量に差があります。主に使われている縦型洗濯機とドラム式洗濯機を比較してみましょう。

縦型洗濯機の場合、標準使用水量は約150Lです。一方、ドラム式洗濯機の標準使用水量は約83Lと、縦型の半分以下になっています。この差は、1回の洗濯あたりの水道代に大きく影響します。

具体的な金額で見てみると、縦型洗濯機の1回あたりの水道代は約40円、ドラム式洗濯機は約22円となります。1回あたりの差額は18円ですが、1年間で考えると大きな差になることがわかります。

洗濯機の種類 標準使用水量 1回あたりの水道代
縦型洗濯機 約150L 約40円
ドラム式洗濯機 約83L 約22円

ただし、ドラム式洗濯機は本体価格が縦型よりも高い傾向にあるため、初期投資とランニングコストのバランスを考慮する必要があります。また、洗浄力や設置スペースなど、他の要因も考慮して選択することが大切です。

効率的な洗濯で水道代を節約しよう

洗濯物が入った洗濯籠

洗濯は毎日の生活に欠かせない家事ですが、少しの工夫で水道代を大きく節約できます。すすぎ回数の調整、適切な洗剤量の使用、洗濯物の適量な量と入れ方の工夫など、細かな部分に注意を払うことが重要です。また、洗濯機の種類による水使用量の違いも考慮に入れましょう。

これらの方法を実践することで、水道代の節約だけでなく、洗濯物の品質維持や環境への配慮にもつながります。日々の小さな工夫が、大きな節約と効率的な洗濯を実現します。

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