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生姜シロップの効果効能一覧
生姜シロップとは、生姜のエキスを抽出したシロップのことで、生姜をお砂糖や蜂蜜と一緒に煮込んで作ります。生姜の一番の効果効能は血行を良くし身体を芯から温めて代謝をアップすることです。それによって冷え性改善、疲労回復、免疫力のアップなどに効果があります。
また、生姜には抗酸化作用、殺菌作用、抗炎症作用、鎮痛作用、鎮吐作用、発汗作用など医薬的な効能・作用がありますので漢方薬にはかかせません。抗酸化作用によってアンチエイジング、発汗作用によってダイエット、鎮痛作用によって腹痛や頭痛を和らげる効果があるといわれています。
生姜シロップの辛味成分3つ
生姜には3つの辛味の成分があります。
①ショウガオール
一番多く含まれている辛味成分で、代謝がアップし血行を良くすることで体を温める効果があります。それによって冷え性やむくみに効果があります。
②シンゲロール
生姜独特の匂いのもとになっており免疫力のアップや疲労回復に効果があります。
③ジンゲロン
血行を良くし体を温めることで発汗作用がアップされて体脂肪の分解に効果があります。
ショウガオールとジンゲロンはシンゲロールが加熱すると生成されます。
生姜シロップの効果効能
- 血行が良くなる
- 冷え性改善
- 代謝力がアップする
- 免疫力がアップする
- 疲労回復
- 血液さらさら
- むくみ防止
- コレステロール値を下げる
- 血糖値を下げる
- 心臓病予防
- 生理痛を和らげる
- 頭痛を和らげる
- つわり、吐き気を止める
- 胃腸を整える整腸効果
- ダイエット
- アンチエイジング
- 花粉症を抑える
- アレルギー性鼻炎を抑える
- デトックス効果
効能(作用)
- 抗酸化作用
- 抗炎症作用
- 殺菌作用
- 鎮痛作用
- 鎮吐作用
- 発汗作用
このように生姜シロップには多くの効果効能があり薬で使用されるのも納得しますね。
生姜シロップの作り方おすすめ3選
本格的な生姜シロップ
材料
- 生姜:300g
- 三温糖またはグラニュー糖:300g
- 水:450ml
- レモン:1/4個
- ローリエ:2
- ブラックペッパー:小さじ1/2
- 唐辛子:1本(種無し)
- 八角:2個(無くてもOKです)
作り方
- 生姜はきれいに洗って皮付きのまま薄切りにします。生姜をカットする際は生姜の線維に沿って切りましょう。
- 鍋にカットした生姜と三温糖を入れ、よくかき混ぜて2時間以上漬けおきします。生姜から水分が出て三温糖が染み込みます。
- 漬けおきした鍋に水、ローリエ、ブラックペッパー、種を取った唐辛子を入れて火にかけます。
- 沸騰したら中火にし、アクを取りながら30分ほど煮ます。
- 火を止めてレモンを絞った汁を鍋に入れてかき混ぜます。
- 冷めたらザルでこして出来上がりです。
はちみつ入りのシロップを作る場合は、三温糖の150g、はちみつを150gで煮てください。この生姜シロップは2週間ほど保存ができます。
時短!電子レンジを使う生姜シロップの作り方
材料
- 生姜:100g
- 三温糖またはグラニュー糖:100g
- 水:60ml
作り方
- 生姜をきれいに洗い、皮付きのまま摩りおろして耐熱皿に移します。
- 摩りおろした生姜に水と三温糖(またはグラニュー糖)を混ぜ合わせます。
- 電子レンジに入れて600Wで3分ほどチンします。
- レンジから出したらすぐガーゼでこすと出来上がりです。
すぐ作れる時短方法ですので、ためしにやってみたい方にもおすすめです。
時短!はちみつ漬け生姜シロップの作り方
材料
- はちみつ250g
- 生姜150g
作り方
- 生姜の皮をむいて輪切りにし、耐熱のザルに入れます。
- ザルごと鍋に入れ、水を入れて沸騰させたら中火にします。
- 10分ほど茹でたらザルを鍋から出し完全に冷まします。
- 厚手のビンに生姜の湯で汁、生姜、はちみつを入れてかき混ぜたら出来上がりです。
生姜シロップの保存期間
生姜シロップは2週間ほど保存できますので毎日大さじ1杯摂取する場合は月に2回作れば良いですね。
生姜シロップの効果的な使い方
生姜シロップと組み合わせることで効果効能がアップする飲み方があります。
生姜シロップ+乳酸菌
生姜シロップで温まった体に乳酸菌ヨーグルト・ドリンクを合わせて飲むことで整腸作用が高くなり善玉菌も増えます。
- ヨーグルト:ヨーグルトに生姜シロップを大さじ1杯程度入れます。
- 飲むヨーグルト:飲むヨーグルト200ccに生姜シロップを大さじ1杯程度入れます。
- ホットカルピス:カルピス大さじ1杯とお湯120ccと生姜シロップ大さじ1杯程度入れます。
生姜シロップ+ポリフェノール
ポリフェノールも生姜も細胞の活性作用がありますので一緒に摂取することで効果がアップします。ジンジャーティー:紅茶パック1袋とお湯120cc~150ccと生姜シロップ大さじ1杯程度入れます。
生姜シロップ+相性が良いもの
他にも生姜シロップと相性が良い組み合わせはたくさんありますのでご自分にあった飲み方を見つけましょう。色々試してみてください。
- ジンジャエール:炭酸水145mlに姜シロップ35g程度混ぜる
- ホットジンジャー:お湯110mlに姜シロップ25g程度混ぜる
- ホットケーキ:ホットケーキに生姜シロップをお好みの量をかけます。
- 白玉:白玉に生姜シロップをお好みの量をかけます。上からきなこをかけても美味しいです。
- 魚の煮物:煮物に大さじ1杯ほど入れて煮込むと魚の臭みをとってくれます。
- 生姜焼き:豚肉を炒めて小さじ1杯ほど生姜シロップを入れます。
- 卵焼き:生卵2個に生姜シロップ小さじ1/3ほど入れ、よくかき混ぜてから焼きます。
生姜シロップを摂取する時の注意点
毎日大さじ1杯飲む
1日の生姜の摂取量の目安は10gで十分効果があるといわれています。10gの生姜を生姜シロップで摂るには生姜シロップを10cc~15cc程度になり、大さじ1杯~1杯半くらいです。生姜は毎日継続して飲むことで効果がありますので飲み物を面倒な時は大さじでそのまま飲んでもOKです。
飲むベストタイミングは夜
生姜シロップで体の芯から温まり血行を良くする効果がありますので新陳代謝を高めて疲労回復にも効果が出ます。
飲みすぎに注意
胃腸の弱い方は胃もたれや下痢、腹痛、便秘を起こす可能性があります。また過剰摂取によって血行が良くなりすぎて肌・皮膚の乾燥を助長する、顔や手足に軽い失神がでる可能性があります。
生姜シロップを飲んで(食べて)異変を感じたら摂取を中止しましょう。
生姜シロップを使ったレシピ
豚肉と野菜の生姜シロップ味噌炒め
生姜シロップと白味噌をあわせたオリジナルソース「生姜シロップ味噌」はどんな炒め物にもあうソースです。
材料
- 豚肉(こま切れ)300g
- ピーマン:1個
- なす:1本
- たまねぎ:1/2個
- キャベツ:1/4個
- ごま油:大さじ1杯
- 生姜シロップ:大さじ2杯
- 塩:大さじ1杯
- 味噌:大さじ1杯
- 酒:大さじ1杯
- おろしにんにく:小さじ1杯
- 片栗粉:小さじ1杯
作り方
- 生姜シロップ味噌ソースを作っておきます。作り方は生姜シロップ、味噌、塩、酒、おろしにんにくを良く混ぜ合わせます。
- 野菜は食べやすい大きさにカットします。
- フライパンに油を引き豚肉を炒めて火が通ったらいったんお皿に移します。
- フライパンで野菜を炒めて火が通ったら豚肉をフライパンにもどし、生姜シロップ味噌ソースを回し入れながら味が均等になるようあえます。
- 小皿に大さじ1杯の水と小さじ2杯の片栗粉を溶かしてトロミを作り、さっと回しかけてざっくり全体にからめたら出来上がりです。
生姜シロップの佃煮
生姜シロップで残った生姜を捨てるのはもったいないですよね。そんな時は生姜の佃煮を作りましょう。
材料
- 生姜シロップで残った生姜
- おじゃこ:お好み
- しょうゆ:大さじ2杯
- 白ゴマ:お好み
- 水:50ml
作り方
- 生姜を千切りにします。
- フライパンに油をしき生姜と水としょうゆを入れ、水分がなくなるまで炒めます。
- 煮詰まったらおじゃこと白ゴマをあえたら出来上がりです。
- 生姜シロップを作ったあとの生姜ですので甘みもついて佃煮にちょうどいい辛味になります。ご飯がすすむ一品です。
作るのは面倒というあなたに、市販の生姜シロップはこちら。
まとめ
生姜シロップの効果効能が多いことに驚いた方も多いと思いますが、古くから生姜は薬として使われてきましたし、現在も漢方では生姜はかかせない材料の1つです。
生姜シロップは夜寝る前に飲むことをおすすめします。通常、寝ている間は体温が下がりがちですが、生姜によって体内が温まることで血行が良くなり代謝を高めますので疲労回復に役立ちます。
生姜シロップをそのまま大さじ1杯飲むか、生姜シロップをお湯で割ったホットジンジャーを飲むと体がぽかぽかしてぐっすり眠ることができますので試してみてくださいね!