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窓を開けるだけが、換気ではない!
換気というと、部屋の窓を開けて外の空気を取り入れることだと思いがちです。たしかに外の空気を入れることは重要ですが、やってはいけない方法で換気をしていると、換気の効果を十分に得られていないかもしれません。
やってはいけない換気の方法とは、どのようなものが挙げられるのでしょうか。
やってはいけない『部屋の換気方法』4つ!
やってはいけない換気の方法は、以下のものが挙げられます。自宅での換気が間違っていないかを、たしかめる機会にしてみてくださいね。
1.1か所しか窓を開けない
空気の出入り口が1か所しかないと、換気がうまくできない可能性が高いです。
- 空気の出入り口が少ない
- 空気が動きにくく、効率よく換気できない
窓が1か所しかない場合は、ドアを少し開けるか換気扇を回すと空気の流れができて換気効率が上がります。換気扇を使用する場合は、掃除をこまめに行って換気の候率をアップさせましょう。
2.換気時間が短すぎる
換気の時間が短すぎると、部屋の空気が入れ替わる前に換気を終えてしまいます。
- 1回の換気時間が5分未満
- 室内のドアを数分開けるだけの換気しかしない
換気時間が短すぎると、換気しきれないまま部屋を閉め切ってしまいます。また、外の空気を取り入れるために窓を開けるのではなく、室内のドアを少しすかせただけの換気はほとんど効果が得られないこともありますよ。
3.風の通り道ができていない
部屋の中に空気の通り道ができていなければ、換気をしても期待しているような効果が得られないことがあります。
- 無風の状態で窓を開けて、換気した気になってしまう
- 空気の通り道が複数設けられていない
外が全くの無風のだと、外の空気が室内に入りにくい傾向です。入ったとしても勢いがないため、換気しにくい状態といえます。
4.外の湿度が高い時間帯に換気をする
湿度が高い状態で換気してしまうと、部屋の中に湿気が溜まって不快指数が上昇してしまいます。
- 春・夏…12~16時
- 秋・冬…12~14時
上記の時間帯以外の時間での換気は、できるだけ避けたいところ。換気する場合は、短い時間で行うのがおすすめです。
正しい換気のやり方
正しい換気方法は、以下の通りになります。
- 窓を狭く(5~15cm前後)開け、ドアを全開にする…ワンルームの場合は換気扇を使用する
- 湿度が低い時間帯に換気を行う
- 2時間に1回、10分程度を目安に行う
- 空気の流れがよくないときは、扇風機やサーキュレーターを使用する
換気の仕方そのものは、難しくありません。空気が通るためのルートだけは、しっかりと確保しましょう。
まとめ
換気を行うことは、窓を開けっぱなしにするだけというわけではありません。窓を開けて、部屋の中の空気を入れ替えるということを意識して、換気に取り組んでみてください。