ベビーカーで行ってはいけないNGな場所7つ…身近に潜むリスクとは

ベビーカーで出かけると便利ですが、実は絶対に避けたほうがいい場所がいくつかあります。赤ちゃんを危険な目に遭わせないために、ベビーカーで行ってはいけない場所とその理由、対処法を紹介します。

ベビーカーでのお出かけ前に絶対確認すること

ベビーカーを押す女性

ベビーカーは便利な反面、使い方や行く場所を誤ると赤ちゃんが大けがをする可能性があります。安全にお出かけを楽しむためにも、外出する前には必ず次のポイントを確認しましょう。

  • 部品に破損がないか確認する
  • シートベルトの動作確認をする
  • ブレーキやタイヤが正常に動くか点検する

また、時間に余裕をもって外出することも大切です。急いでいると、ベビーカーの操作が乱暴になり、転倒や接触事故の危険が高まります。赤ちゃんの安全を第一に考えて、慌てない行動を心がけてください。

ベビーカーで行ってはいけないNGな場所

ベビーカーでの外出で避けるべきNGな場所について、詳しく説明します。普段よく利用する場所でも、意外な危険が潜んでいることがあります。

自分や赤ちゃんだけでなく、周囲の人を危険に巻き込まないためにも、ぜひ目を通してください。

1. エスカレーター

ベビーカーでエスカレーターを使うのは絶対に避けましょう。エスカレーターは、ベビーカーの利用を想定していないため、大事故につながる危険があります。

ベビーカーがエスカレーターに乗るとバランスを崩しやすく、後ろに倒れたり赤ちゃんが放り出されるリスクがあります。また、急停止した際に周囲の人も巻き込んでしまうこともあります。必ずエレベーターを利用するか、ベビーカーを畳んで抱っこ紐を使って移動しましょう。

2. 階段しかない場所

階段しかない場所は、ベビーカーでの移動が物理的に難しく、赤ちゃんの命に関わる危険があります。ベビーカーを抱えたまま階段を上り下りすると、バランスを崩して落下するリスクが高まります。

また、赤ちゃんを乗せたままベビーカーを持ち上げると、赤ちゃんが転落する危険もあります。事前にスロープやエレベーターがあるかを必ず確認し、どうしても階段しかない場合は、抱っこ紐に切り替えて安全に移動してください。

3. 混雑した電車やバス

通勤ラッシュや混雑した電車、バスはベビーカーにとって非常に危険な状況になります。車内が混雑していると急なブレーキや揺れでベビーカーが倒れ、赤ちゃんがケガをする恐れがあります。

また、乗り降りの際に他の乗客とぶつかったり、ドアに挟まれたりするリスクもあります。可能な限り混雑する時間を避け、空いている時間帯に利用しましょう。ベビーカーで乗る場合は車内でストッパーをしっかりかけ、必ず手で支えてください。

4. 狭くて混雑しているお店

ベビーカーで狭い店舗に入ると、さまざまな危険が生じます。店内の通路が狭いとベビーカーが通行の妨げになりやすく、他のお客さんや棚と衝突してしまう恐れがあります。

特に、赤ちゃんが商品に手を伸ばして壊してしまったり、ガラス製品などを落としてケガをしたりする危険があります。できれば広い店舗を選び、混雑時は抱っこ紐に切り替えるか、混雑する時間を避けて利用しましょう。

5. 段差や砂利道などの悪路

舗装されていない道路や砂利道、段差が多い場所はベビーカーにとって非常に不安定で危険です。車輪が溝に挟まったり、段差につまずいて転倒する危険があります。

段差を超える際に荷物をハンドルにかけていると、重心がずれてバランスを崩しやすくなります。舗装された安全なルートを選ぶか、抱っこ紐を利用するなど安全な手段を検討してください。

6. 車道に近い歩道や交差点

ベビーカーで移動する際、車道に近い歩道や交差点では、赤ちゃんが交通事故に遭うリスクが非常に高くなります。ベビーカーを車道側に置いてしまうと、信号待ちの際に車やバイクとの接触事故に巻き込まれる可能性があります。

また、運転者からベビーカーが見えにくい位置にあると、急接近する車両からの危険も高まります。交差点や信号待ちでは、ベビーカーを必ず自分の体と歩道の内側に配置し、車道に近づきすぎないよう注意しましょう。

7. 真夏の日中のアスファルト上

夏の暑い時期、日差しが強い日中のアスファルトの上は、赤ちゃんにとって熱中症のリスクが非常に高まる危険な環境です。地面からの照り返しによって、ベビーカー内の温度は大人が感じるよりも5度以上高くなることもあります。

特に赤ちゃんは体温調整が苦手なため、気づかないうちに熱中症になってしまう危険があります。夏場は日陰を選んで移動し、外出を早朝や夕方など涼しい時間帯に設定しましょう。また、こまめな水分補給と、保冷剤やベビーカー用ファンなどの暑さ対策も忘れずに行いましょう。

ベビーカーを安全に使うための大切なポイント

ベビーカーを安全に使うには、使い方の基本を守ることが不可欠です。以下に、絶対に押さえておきたい安全ポイントをまとめました。

シートベルトは必ず締める

赤ちゃんが嫌がっても、ベビーカーのシートベルトは絶対に締めてください。急な揺れやブレーキで赤ちゃんが転落するリスクを防ぎます。腰と肩を固定できるタイプ(5点式)のシートベルトが特に安全です。

荷物のかけ方に注意する

ベビーカーのハンドルに重い荷物をかけすぎると、ベビーカーの重心が後ろに傾き転倒しやすくなります。荷物はベビーカー下部の収納カゴに入れるか、背負えるタイプのバッグを使って重心を安定させましょう。

段差を乗り越える時のコツ

段差を超える時は、前輪を少し浮かせてからゆっくりと越えましょう。そのまま強引に押すと、車輪が段差に挟まり転倒やベビーカーの破損につながります。無理せず安全なルートを選んで移動してください。

駅のホームではブレーキをしっかりかける

電車を利用する際は、駅のホームがわずかに傾斜していることが多いため、ベビーカーが自然に動き出す危険があります。必ずタイヤのブレーキ(ストッパー)をかけ、手もベビーカーから離さないようにしましょう。電車がホームに入る際の風圧にも注意が必要です。

こまめにベビーカーを点検する

タイヤにゴミが絡まっていないか、ブレーキがしっかり効くかなど、日常的なチェックを習慣にしましょう。フレームやシートに破損がないかも定期的に確認することが大切です。異常を見つけた場合は直ちに修理または交換しましょう。

まとめ

ベビーカーで安全にお出かけするには、ルールを守るだけでなく「その場の状況判断」が非常に重要です。場所ごとのリスクを知ることで、赤ちゃんの安全は飛躍的に高まります。

赤ちゃんと外出する際は、周囲の状況を常に把握し、ベビーカーの操作にもゆとりを持つよう心がけてください。また、緊急時にすぐ対応できるよう、外出時には近隣の施設や緊急連絡先などを確認しておくことをおすすめします。

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