ベビーカーで入ると危険な場所5選!見落としがちなリスクとその対策

子どもが幼いと、主な移動手段がベビーカーになる時期があります。ベビーカーを使うときは、どのような場所に出向くとリスクを負ってしまうのか危険な場所を把握しておくべきです。また、この記事では子どもの安全を守るための対策も紹介しているので参考にしてくださいね!

ベビーカーでのお出かけ!出発前に注意したいこと

ベビーカーを押す女性

子どもが小さいうちは、お出かけにベビーカーが手放せません。しかし、ベビーカーは決してコンパクトなものではないので、使う場所を間違えると子どもを危険な目に合わせてしまうことも考えられます。まずは、ベビーカーで出かける前に確認しておきたいことをまとめました。

  • ベビーカーが壊れていないか、安全確認を行う:部品の状態や動作に問題がないかなど、日常的な点検が重要です。
  • 時間に余裕をもって外出する:ベビーカーに負荷がかからないような操作を心がけましょう。急ぐと思わぬ事故につながる可能性があります。
  • シートベルトをしっかり締める:子どもの転落を防ぐ重要な安全対策です。必ず正しく着用させましょう。

ベビーカーでの移動は、想像よりも時間がかかります。余裕を持った行動を心がけ、慌てて危険な状況を作り出さないよう注意しましょう。また、ベビーカーの選び方も安全性に関わります。年齢や体格に合ったものを選び、安全基準を満たしているか確認することも大切です。

ベビーカーで入るには危険な場所5選

ベビーカーで入ることでリスクを負ってしまう場所を確認し、普段通っている場所が当てはまっていないかチェックしてみましょう。以下に、特に注意が必要な場所を紹介します。

1. 狭いお店

コンビニや小さなスーパーは、通路そのものが狭いです。狭いお店にベビーカーで来店すると、以下のリスクが懸念されます。

  • 商品に赤ちゃんが手をかけ、落としてしまう
  • 物や人との距離が近いため、ケガをしやすい
  • 狭い通路をふさぐ恐れがある
  • ベビーカーのタイヤで他のお客さんの足を踏むなど、周囲の人にけがをさせることも

狭いお店に入るときは、周囲を考えて大人2人で出向き、どちらかが子どもを抱っこするなど対策を練りましょう。また、可能であれば広い通路のあるお店を選ぶことをおすすめします。

どうしても狭いお店に入る必要がある場合は、子どもから目を離さず、周囲の状況に常に気を配ることが大切です。

2. 舗装の甘い砂利道や段差が多い場所

ガタガタした場所を長時間ベビーカーで移動すると、子どもに負担がかかってしまうかもしれません。以下のようなリスクがあります。

  • ものに乗り上げた衝撃で、赤ちゃんがけがをする
  • シートベルトをしていないと、転落する恐れがある
  • ガタガタ道が続くと、赤ちゃんが体調を崩すことも
  • ベビーカーの車輪が溝にはまり、転倒する可能性がある

子どもがけがを負うリスクが高くなるので、なるべく舗装された場所を移動するようにしましょう。もしも上記のような場所を通る場合は、しっかり安全を確認し、ゆっくりと慎重に進むようにしてください。

特に、段差を越える際は前輪を浮かせてから進むなど、テクニックを身につけておくと安全性が高まります。また、ベビーカーの車輪の大きさや構造によっても走行性が異なるので、使用環境に合わせて選ぶことも大切です。

3. エスカレーター

エスカレーターは、ベビーカーに子どもを乗せたまま利用することは禁止されています。無理やり乗ると非常に恐ろしい事態に陥ることもあります。

  • ベビーカーが転落する恐れがある…わが子だけでなく、前後の人もケガをする可能性がある
  • スムーズに乗り降りできず、後から来た人に多大な迷惑をかけてしまう
  • エスカレーターの動きに巻き込まれ、重大な事故につながる可能性がある

ベビーカーを使っているならば、エレベーターを使って安全にほかの階へ移動することをおすすめします。エレベーターが近くにない場合は、抱っこ紐などに切り替え、ベビーカーを畳んだ状態で利用しましょう。

もし一人で複数の子どもを連れている場合は、店員さんや周囲の人に協力を求めることも検討しましょう。安全第一で行動することが何より大切です。

4. 混雑した公共交通機関

電車やバスなどの混雑した公共交通機関は、ベビーカーを使用する際に特別な注意が必要です。以下のようなリスクがあります。

  • 乗降時に子どもが挟まれる危険性
  • 急ブレーキでベビーカーが転倒する可能性
  • 混雑時に周囲の人とぶつかるリスク

対策としては以下のことが挙げられます。

  • 可能な限り混雑を避け、すいている時間帯を選ぶ
  • バスではストッパーをかけ、固定ベルトを使用する
  • 電車では駆け込み乗車を避け、ドア付近での乗車を控える
  • 周囲の人の協力を得ることを恥ずかしがらない

国土交通省の調査によると、公共交通機関でのベビーカー使用に関するトラブルの多くは、周囲の理解不足から生じています。お互いの配慮が大切です。

5. 人混みの多い観光地や商業施設

観光地や大型商業施設などの人混みの多い場所では、以下のようなリスクがあります。

  • 周囲の人とぶつかり、ベビーカーが転倒する
  • 子どもが周囲の人や物に触れてケガをする
  • 混雑時に子どもを見失う可能性

これらの場所でベビーカーを使用する際は、以下の点に注意しましょう。

  • 可能な限り混雑時を避ける
  • 子どもから目を離さず、常に声をかける
  • 周囲の状況に気を配り、ゆっくり移動する
  • 必要に応じて抱っこひもを使用するなど、状況に応じた移動手段を選ぶ

東京都の調査によると、ヒヤリハット経験者の多くが「周囲の状況への注意不足」を原因として挙げています。常に周りに気を配ることが重要です。

ベビーカーを安全に使用するための一般的な注意点

これまで紹介した特定の場所での注意点に加えて、ベビーカーを安全に使用するための一般的な注意点も重要です。以下のポイントを心がけましょう。

  • 必ずシートベルトを着用させる
  • 定期的にベビーカーの点検を行う
  • 荷物は決められた場所に収納し、ハンドルに掛けすぎない
  • 子どもの成長に合わせて適切なベビーカーを選ぶ
  • 天候や路面状況に応じて使用を判断する

消費者庁の報告によると、ベビーカーに関連する事故の多くは、これらの基本的な注意点を守ることで防げる可能性があります。

子どもの安全を第一に考え、常に慎重にベビーカーを使用することが大切です。また、周囲の人々の理解と協力も重要な要素となります。お互いに思いやりを持って行動することで、より安全で快適な外出が可能になるでしょう。

まとめ

ベビーカーは便利な育児アイテムですが、使用には常に注意が必要です。狭いお店、段差の多い場所、エスカレーター、混雑した公共交通機関、人混みの多い場所など、危険が潜む場所を認識し、適切な対策を取りましょう。

シートベルトの着用、定期的な点検、時間に余裕を持った行動など、基本的な安全対策を心がけることが重要です。子どもの安全を第一に考え、周囲の状況にも気を配りながら、楽しく安全な外出を心がけましょう。

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