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オキシクリーンで靴をつけ置きすると失敗する素材
オキシクリーンを使ったことがある方はよくわかると思いますが、オキシクリーンの洗浄力はとても強力ですので、靴の素材によっては傷つけたり縮ませたり変色したり失敗することがあります。
オキシクリーンで靴を洗って失敗する原因は、洗ってはいけない素材の靴を洗ったからです。
オキシクリーンで洗ってはいけない素材は「革」「合皮」「エナメル」「ウール」「シルク」など、靴に「ドライクリーニング」の表示がある靴はオキシクリーンは使えません。
デリケートな素材が使われている部分がある靴をオキシクリーンに浸けるのもNGです。合皮部分が溶ける可能性があります。
また、スニーカーや上履きでも汚れ防止コーティングがされたものは、コーティングが剥がれてしまいます。
オキシクリーンは基本的に「水洗いできる靴」でないと失敗します。綿や帆布のような水洗いできる素材で、アクセサリーや刺激に弱い素材がついていない靴であればほとんどオキシクリーンで洗うことができます。
ただし、色柄物は注意が必要です。また、通常の洗剤で色落ちしたことがある靴もオキシクリーンを使うのはやめましょう。
《オキシクリーンを使うと失敗する靴の素材》
- 革
- 合皮
- エナメル
- ウール・ウール混紡
- シルク・シルク混紡
- ジュート
- ドライクリーニングの表示がある
- 汚れ防止コーティングされている
- アクセサリーがついている
- ファスナーなど金属部分がある
- ラテックス塗料
オキシクリーンを靴に使うときのポイント
オキシクリーンで靴を洗って失敗しないためのコツや注意点を説明します。
オキシクリーンが強い汚れ
オキシクリーンは靴の油汚れや皮脂汚れを落とすのに最適です。油汚れや皮脂汚れは酸性ですので、アルカリ性のオキシクリーンで中和して落とすことができます。
色落ちチェックをする
オキシクリーンには漂白成分が配合されていますので色柄ものを洗う時は注意が必要です。白い上履きや運動靴などは真っ白に戻りますが、色柄物は素材によっては色落ちや変色する可能性があります。オキシクリーンを使う前に色落ちテストをしましょう。
色落ちテストのやり方
オキシクリーンを溶かしたお湯を靴の目立たないところに塗り付けて数分放置し、白い布を押し付けて色が移らなければOKです。詳しくは「オキシクリーンで靴をキレイにする正しい方法」で手順を説明していますので読んでください。
浸け置きは40℃~60℃のお湯を使う
オキシクリーンを40℃~60℃のお湯で溶かすと溶け残しがありません。また、オキシクリーンは40℃~60℃のお湯で洗うと洗浄力が強くなります。浸け置きしている間に冷めてきますが問題はありません。汚れが酷い場合は、長めに浸け置きしますので、冷めるのが遅くなるよう60℃の高めの温度がいいでしょう。
オキシクリーンをしっかりすすぐ
オキシ漬けした靴はしっかりすすいでオキシクリーンが残らないようにしましょう。オキシクリーンが残っている靴を天日干しすると、紫外線に反応して黄色っぽく変色する可能性があります。オキシクリーンのようにアルカリ性の洗剤は紫外線に反応しますので、洗い残しが無いようしっかりすすいでから干しましょう。
《 ポイント 》
- オキシクリーンは靴の油汚れや皮脂汚れを落とすのに最適。
- オキシクリーンは漂白成分が配合されているので色柄物は色落ちチェックをする。
- 浸け置きは40℃~60℃のお湯を使う。
- オキシクリーンが残っていると紫外線に反応して黄色っぽくなるのでしっかりすすぐ。
オキシクリーンで靴をキレイにする方法
浸け置きする前にすること
先に説明いたしましたが、オキシクリーンには漂白成分が配合されていますので色柄ものを洗う時は色落ちテストをしましょう。
色落ちテストのやり方
- 40℃~60℃のお湯にオキシクリーンを溶かします。
- 綿棒などで靴の内側や目立たない場所に塗り付けて5分~10分ほど放置します。
- オキシクリーンを塗った場所に白い布をギュッと押し付けて水分を拭き取ります。
- 靴の色が移っていなければOKです。
ただし、オキシクリーンには漂白効果がありますので、洗う時間や洗い方によっては少々色落ちする可能性があります。
用意するもの
- オキシクリーン
- 40℃~60℃のお湯
- 靴用ブラシまたは歯ブラシ
- バケツまたは桶
- ゴム手袋
手順
- オキシクリーンを溶かす
40℃~60℃のお湯をバケツまたは桶などに入れ、オキシクリーンをスプーン1杯ほど溶かします。お湯の量は靴が全て浸かるくらいの量があればOKです。靴の汚れが酷い場合はオキシクリーンをスプーン1/2~1杯ほど足しましょう。 - オキシ漬けする
オキシクリーンを溶かしたお湯に靴全体が浸かるように入れ、そのまま漬けた状態で2~6時間ほど放置します。汚れがひどい場合は一晩漬けておきましょう。 - ブラシで洗う
靴用のブラシや歯ブラシで汚れをこすり洗いします。 - すすぐ
水道の水を流しながらオキシクリーンをしっかり落とします。 - 脱水する
手でギュッと絞ってタオルを押し付けて水分を取るか、洗濯機で脱水します。 - 干す
直射日光が当たらない風通しの良い場所に干します。完全に乾いたらOKです。
最後に
オキシクリーンで靴を洗って失敗したのは色落ちです。色落ちと言っても浸け置きの水が少々変色しただけで、見た目は洗う前と変わりませんので失敗という程ではないかもしれません。
今まで何十足も洗ってきましたが、履けなくなるほどの問題はありませんので、洗ってはいけない素材を洗わない限り、色落ちにそれほど神経質にならなくてもいいような気がします。
オキシクリーン1.5kg
オキシクリーン 500g
オキシクリーンにはさまざまな容量・サイズがありますのでご自分にあう容量を選びましょう。