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大切な人へ結婚祝いを贈る際はマナーを守って
大切な知人や友人、家族、同僚などの結婚報告を聞いた時、「結婚祝いを贈りたい」「早く用意しなきゃ」と考える人は多いでしょう。大切な人の人生のビッグイベントに、祝福を贈りたいと思うのは当然です。
しかし、結婚祝いを贈る上で最低限のマナーを守ることも忘れてはいけません。日本では、お祝いの席でのタブーや、相手に負担をかけてはいけないという心遣いが昔から継承されています。
お互いが気持ちよく結婚という門出を祝えるよう、大切な人へ結婚祝いを贈る際はマナーを守るようにしましょう。
この贈り物は避けて!結婚祝いにおける『5つのタブー』
ここでは、一般的な結婚祝いにおけるタブーをいくつか紹介します。贈ってはいけないプレゼントやマナー違反となる行為などを紹介するので、これから知人に結婚祝いを用意するという方は参考にしてみてください。
1.縁起が悪いと思われるものを贈る
一般的に結婚祝いとして縁起が悪いと言われている贈り物は避けた方が無難です。
- 刃物
- ハンカチ
- 日本茶
- 割れ物
これらは、結婚する二人の関係を断ち切る、別れを連想させるなどの理由から、結婚祝いとしては相応しくないと言われています。
ただし、最近では結婚祝いとしてガラス食器などを贈る人もいます。もしも「どうしてもこのおしゃれなプレゼントを贈りたい」という物がある場合は、お相手に尋ねてみると良いでしょう。
2.相場に合わない金額のお祝いを贈る
相場に合わない金額のお祝いを贈ってしまうと、あまりに安ければ「あまり祝福されていないのかも」と相手に失礼にあたりますし、高額なお祝いを贈ってしまうと「なんだか申し訳ない」と相手に負担をかけてしまう恐れがあります。
また、一般的に結婚祝いには内祝いを返す人が多いので、あまりに高額な贈り物を渡してしまうと、相手もお返しが大変になってしまいます。
お祝いをしたい気持ちは理解できますが、相手の負担にならないよう、なるべく相場に合った金額の贈り物を用意し、気持ちはメッセージカードで伝えるなど、他に方法を考えましょう。
3.結婚式当日にプレゼントを渡す
大切な人の晴れ舞台でもある結婚式当日に結婚祝いのプレゼントを渡したいと考える人もいますが、これも一般的なマナーとしてNGです。
結婚式当日は、新郎新婦はとても忙しく、また終わった後は大量の荷物を持ち帰らなければいけません。このタイミングでプレゼントを渡してしまうと、余計に整理が大変になってしまったり、持ち帰りの荷物を増やしてしまうことになります。
せっかくお祝いの気持ちを届けるのに、相手に負担になってしまっては元も子もありません。結婚式当日に渡すお祝いはご祝儀だけにしましょう。
4.贈る時期が早すぎる、または遅すぎる
「今度、結婚するの」と友人や同僚から聞くと、すぐにでもお祝いを渡したくなる人もいるでしょう。しかし、結婚式の招待状を渡される前や入籍する前など、早すぎる時期に贈ってしまうと、相手にとって負担になってしまう恐れがあります。
結婚式前であれば「もらったから絶対に結婚式に招待しなくては」と配慮させてしまうことになりますし、入籍前に贈ってしまうと、何らかのトラブルで結婚が延期、または破談となった際に、相手を余計に悲しませてしまいます。
また、結婚してから数ヶ月、あるいは1年以上経ってから結婚祝いを贈るのは、さすがに遅すぎます。「今?」と相手も戸惑ってしまいますし、再び内祝いを用意しなければいけなくなるため、相手の負担となる恐れもあるでしょう。
5.メッセージに忌み言葉などを使う
結婚祝いと共にメッセージカードを渡す場合、メッセージに縁起の悪い忌み言葉や重ね言葉を使うことは避けてください。直接的な「別れる」「離れる」などの言葉はもちろん、「ますます」などの重ね言葉も二度目の結婚を想起させるとして、タブーと考える人つちが多くいるからです。
また、正式なメッセージカードでは、句読点も結婚の区切りを連想させるとして避けるべきと考えられています。
「ご結婚おめでとうございます おふたりの幸せを願っています」というように、句読点を使わずにお祝いのメッセージを添えましょう。
結婚祝いで押さえておくべきポイントは?マナーを解説
結婚祝いを贈る際は、親しい仲であっても最低限のマナーを押さえておくべきです。結婚祝いで押さえておくべきポイントは、以下の通りです。
- 贈る時期は入籍から1ヶ月、あるいは結婚式の2ヶ月前〜1週間前
- 結婚祝いの相場に合ったプレゼントを用意する
- 表書きには「寿」や「御結婚御祝」の文字を入れる
- プレゼントには縁起の悪いものを避ける
- メッセージを送る際は忌み言葉や重ね言葉に気をつける
最低限、以上の5つのポイントは押さえておきましょう。贈り物選びに迷う場合は、お二人が一緒に使えるものや新生活に役立つものを選ぶと良いでしょう。
友人や家族であれば、贈られて嬉しいものをリサーチしておくというのもおすすめです。また、最近では、カタログギフトなども人気が高まっています。
結婚祝いは最低限のマナーを押さえて祝福を贈ろう
いかがでしたか。結婚祝いは、相手が親しい間柄であっても最低限のマナーを押さえておくことが大切です。贈る時期や贈るもの、金額などに気を付けてプレゼントを選び、相手に祝福の気持ちを伝えましょう。