パスタを水につける『水漬けパスタ』に失敗する原因と作り方のコツ

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数時間水に浸しておいたパスタを温めたソースに入れて作る『水漬けパスタ』、ほんの1分前後、加熱するだけで生パスタのようなモチモチした食感に仕上げられる時短・省エネレシピです。単純で簡単なようで、パスタを水につける『水漬けパスタ』に失敗することもあるようです。そこで今回は失敗する原因と作り方のコツを詳しく紹介しますので、美味しい水漬けパスタにチャレンジしてみてください!

パスタを水につける『水漬けパスタ』に失敗する原因

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『水漬けパスタ』は、乾麺のパスタを事前に水につけて柔らかくしておく調理方法のことです。乾麺の状態から水漬けパスタにしておくことで調理時間を短縮でき、生パスタに似たモチモチ感を味わうことができます。

やり方はパスタを水に漬けるだけというとても簡単なものなのですが、なぜか失敗してしまうことがあるようです。なぜ水漬けパスタは失敗してしまうのでしょうか?

パスタを水につける時間が短かった

水漬けパスタを作る際、失敗しやすい原因としてあげられるのは、パスタを水につける時間が短かったことが考えられます。パスタの太さによって水につけておく時間が違ってきます。太いパスタは細いパスタより長くつけてなければ水がしっかり浸透しませんので、太さに合った時間を把握しておきましょう。

パスタを茹でる時間が長すぎた

しっかりと水につけた水漬けパスタを茹でる場合、パッケージに記載されているおすすめの茹で時間より、短い時間で済みます。それにも関わらず、なんとなく不安になって必要以上に長めに茹でてしまうとどうなると思いますか?十分に水を吸ったパスタが伸びてブヨブヨになってしまいますよ。

パスタをつける水の量が少なかった

パスタをつける水が足りないと中心まで水分が行き届かず硬めの芯が残ってしまいます。完全に乾いたパスタを水につけるわけですから、水は多いに越したことはありません。

《 ポイント 》

  • パスタの太さによって水につけておく時間が変わる。
  • 十分に水を吸ったパスタを長めに茹でると伸びてブヨブヨになる。
  • パスタをつける水が足りないと硬めの芯が残ってしまう。

パスタを水につける『水漬けパスタ』のメリット

パスタをトングですくう

茹でる前の乾麺のパスタを水につけるだけで、茹で時間が短縮でき、生パスタのようなモチモチした食感が楽しめるなどたくさんのメリットがあります。先に、パスタを水につける『水漬けパスタ』を失敗する原因を説明しましたが、ここではメリットをご紹介していきましょう。

水につけておくと大幅な時短になる

パスタを水漬けするメリットとして最初にあげられるのは、乾麺パスタに比べて調理時間が格段に短くなることでしょう。通常のパスタは「お湯を沸騰させる時間」、そしてお湯に入れて「茹でる時間」がかかりますよね。その間、ぼーっと待っているだけでは時間が無駄になってしまいます。

パスタを水につけている時間は長いですが、そのあとの茹で時間が圧倒的に少なくて済むので、時短調理として水漬けパスタは最適だと言えるのではないでしょうか。

水で戻すとモチモチした食感になる

パスタの食感を決めるのは、パスタに含まれる水分量です。乾麺の状態のパスタは、高温で水分を飛ばして作られているため含まれている水分が少なく、茹でても硬めの食感になります。一方、乾燥させずに水分が残った状態で作られている生パスタは、モチモチとした歯ごたえです。

乾麺のパスタでも水漬けパスタにすることで、茹であがった生パスタに似た弾力性のあるモチモチ感を出すことができます。少し硬めのアルデンテが好きな方もいれば、モチモチした食感が好きという方もいるでしょう。

水漬けパスタは芯までしっかりと水が浸み込んでいるので、茹ですぎで歯ごたえのなくなったぶよぶよパスタとは違った食感が楽しめます。ツルツルと飲み込みやすいのとは異なり、モチモチしている分、しっかりと噛んで食べるので満腹感が得られますよ。

非常時でも調理しやすい

水に浸すだけなので、非常時でも作ることができる便利な食材のひとつです。非常時は火やガスが使えない可能性がありますよね。水漬けパスタはほんのちょっとでも茹でた方が美味しく仕上がるのですが、水戻ししただけのパスタも食べられないわけではありません。非常用の備えとしてインスタントのパスタソースを一緒に買っておくといざという時に助かりますよ。

水につけ終わった後は冷凍保存できる

水漬けパスタを多めに作って冷凍しておくこともできます。水分を含ませたからといって、その直後にパスタを直ぐに食べなければいけないわけではありません。パスタを多めに水につけておいて、一食ずつに分けて冷凍保存しておくと時間がないときに必要な分だけ取り出して食べられるので便利だと思いませんか?

冷凍保存したパスタでも特別なことは必要なく、沸騰したお湯の中に入れるとモチモチした食感のスパゲッティになりますよ。

お弁当に入れるのもOK

水漬けパスタは、普通のパスタと同じようにお弁当に入れることも可能です。調理はとても簡単で、茹でてソースを絡めてお弁当に入れるだけ!水漬けパスタを冷凍保存しておけば、急にお弁当が必要になった時にも便利ですよ。時間が経つと麺同士がくっついてしまうので、オイルをかけておくと良いでしょう。

《 ポイント 》

  • 乾麺パスタに比べて調理時間が格段に短い。
  • 生パスタに似た弾力性のあるモチモチした食感になる。
  • 火やガスが使えないときの非常食にもできる。
  • 水につけ置きした後、冷凍保存できる。

パスタを水につける際に失敗しないコツ

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太さが1.8mm以上のパスタがおすすめ

水漬けパスタの魅力である生パスタに似たモチモチした食感を楽しむには、太さが1. 8mm以上のパスタをおすすめします。なぜ太めのスパスタを選んだ方が良いかというと、あまり細いものだとパスタ本来の良さを楽しむことができないからです。

細めのパスタをお蕎麦のようにツルツルと食べるより、1.8mmや2. 0mmのパスタを口に入れたときのモチモチした食感がより味を引き立ててくれます。ただし、太めのパスタは中心部までしっかり水を含ませるのに時間が必要です。

その一方で、マカロニのように中心が空洞になっているブカティーニは、同じ太さのパスタよりつける時間は短くて済むので、太さや種類によって時間を調整してくださいね。

茹で時間は短めに

既に柔らかくなっているため、茹でるというよりは温める程度で十分です。半日以上水につけたパスタであれば、しっかりと芯まで水が浸透していますので茹で時間は1分くらいでしょうか。

茹でずにそのまま食べることができるくらいなので、必要以上に長く茹でてしまうとモチモチ感を通り越して、単なるのびきったパスタになってしまいますよ。生パスタを茹でる時のように短時間で茹でることを意識してください。ちなみに、つけ水は捨てずに茹でるときに利用しましょう。

浸しておく水は多めに

乾いているパスタは結構な量の水を吸収します。大きめの深い容器にパスタの3倍以上あるたっぷりの水を用意してパスタを十分に浸しましょう。大きい容器が無い場合は、パスタを半分に折り短くしてもOKです。チャック付き保存袋に水を入れる方法もあります。とにかくたっぷりの水にパスタ全体を浸すことを意識してください。

冷凍保存のポイント

冷凍するときは、水を含んだパスタ同士がくっつかないようにオリーブオイルで軽く和えておきます。それを密閉できる容器に入れて冷凍しましょう。冷凍庫から出して調理する際は、電子レンジの解凍モードを使って解凍してから、パスタ全体を温めるようにさっと茹でるだけでOKです。

《 ポイント 》

  • モチモチした食感を楽しむには1.8mm以上の太さのパスタにする。
  • 茹でるというよりは温める程度で十分。
  • パスタの3倍以上あるたっぷりの水に浸け置きする。
  • オリーブオイルで軽く和えてから冷凍保存する。

失敗しない水漬けパスタの作り方

トレイに水を入れる

水を入れた容器にパスタを寝かせる

まずは、容器に水を入れてパスタを浸します。使う容器は何でもOKですが、パスタを保存している長めのプラスチックケースを使うと端まできちんと水につけられます。縦型の保存容器でも可能ですが、横置きにして頭まで水につけるのが理想的でしょう。

ちょうど良いサイズの容器がない場合は、バットに広げても良いでしょうし、パスタ全体が水に浸かる大きめの鍋やフライパンも利用できそうです。大きめの耐熱皿などでも良いかもしれませんね。

水については特別なものを準備する必要はなく、水道水で十分です。パスタがしっかりと浸かる分量の水に浸して、後は放っておくだけなので簡単ですよね。

長時間水につけて戻す

水漬けパスタを作るときには、2時間から3時間かけて水で戻します。水で戻した後の調理は「時短」なのですが、水で戻して柔らかくするのに数時間かかってしまいます。そういう意味では「時短」とは言えないのかもしれませんね。

2時間から3時間というのは、あくまでも目安であって、パスタの種類によってはつける時間を長めにしなくてはいけないものもありますので、パスタの太さに合わせて調整してくださいね。もし、水につけておく時間が短かかったりすると、水が中心まで浸透せず芯が硬く残ってしまいます。

要は、「つけている時間」と「茹で時間」がアンバランスだと、生麺を茹でたときのようなモチモチした食感を味わうことができません。午前中に仕込んでおいて夕食に戴くなど、目安よりも長めにつけておいた方が良いでしょう。

茹でる時間は短めにする

水に長時間つけていたパスタは芯までしっかりと水分がゆきわたっています。水を含んで白っぽくなったパスタですが、茹でているうちに普通のパスタと同じような仕上がりになるので心配はいりません。

柔らかくなっている状態のパスタを、通常と同じ時間で茹でてしまうと伸びてしまうので、茹でるというより温めるというイメージで調理しましょう。

2時間ほど戻した水漬けパスタなら、茹でる時間は1分くらいでしょうか。茹でる時には、乾燥パスタを茹でる時よりも多めの塩をお湯に入れましょう。茹で時間が短いと、塩気がパスタに馴染みにくいためです。茹でる時に塩味をしっかり付けておくと、パスタは美味しくなりますよ。

この記事を読んでいる人の中には、「茹でるのが面倒くさい!」という人もいるかもしれません。水漬けパスタは、茹でずに水戻し直後にソースに絡めても食べられないわけではありません。しかし、やはりきちんと茹でた方が失敗せず美味しいパスタに仕上がります。どうしても茹でたくないという時には、お好みのパスタソースを温めておいて、水を切った水漬けパスタをその中に入れると食べることが出来ます。

麺の太さごとの浸水時間の目安

スパゲッティの美味しさを味わうなら、1.8mm以上太めのパスタを選ぶと失敗が少ないと最初にお伝えしました。

パスタの太さに合わせた浸水時間の目安は

  • 太さが1.4mmのパスタで1時間以上
  • 太さが1.7mmのパスタで1時間30分以上
  • 太さが1.9mmのパスタで2時間以上

こちらを参考にして水漬けしますが、これはあくまでも最短の時間です。

この時間以上に長くつけておいても特に問題はありませんから、半日から1日くらいじっくり水につけておいてモチモチ感を実感できたらうれしいですよね。水で戻したパスタの量が思いのほか多かった場合には、水気を軽く切ってから冷凍保存にしてみましょう。

最後に

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パスタを水につける『水漬けパスタ』に失敗する原因と作り方のコツについてお伝えしました。
モチモチした食感を楽しむには、1. 8mm以上太めのパスタがおすすめです。水につけておく時間は、最短でも二時間以上、できれば半日から最長1日水につけておいた方が良く、大量に仕込んでおいたものは冷凍保存にします。

そして、水を含んで柔らかくなっているパスタは茹でるというより温める程度で良く、おすすめの茹で時間は1分前後で十分です。このポイントさえ押さえていれば、水漬けパスタを失敗せずに、短時間で美味しく仕上げることができます。水につけるだけで意外と簡単に柔らかくなるので、この記事を参考に挑戦してみてくださいね!

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