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調理した食べ物、どれくらいで食べきるべき?
作り置きを複数冷蔵庫に収納しておくと、食事をするときにとっても助かりますよね。節約にもつながるので、作り置きをするのはとてもよいことです。しかし、冷蔵庫に保管しておけば、どのような食材でも長持ちするわけではありません。
四季によっても、食材の持ちが異なります。冬場であれば、4日程度をめどに食べきるのがおすすめです。夏であれば2~3日で劣化し始める食材があるので注意。保存状態がよくないと、1日と持たない可能性があります。
冷蔵庫に入れた食べ物が腐ってしまう『NG行為』5つ!
冷蔵庫に収納した食べ物が腐ってしまうNG行為は、以下のものが挙げられます。
1.冷蔵庫の中に食材を詰めすぎていて、適切な温度で運転できていない
冷蔵庫の中に食材を詰めすぎると、冷蔵庫の温度が適切な温度で保たれにくくなります。冷蔵庫の適切な温度は、以下の通りです。
- 冷蔵庫…2~5度
- 野菜室…3~7度
- 冷凍庫…-20~-18度
上記の温度から上がってしまうと、収納している食材の品質を保つのが難しくなってしまいます。
2.温かい食材を冷蔵庫に入れてしまった
粗熱が全く取れていない状態の食材を冷蔵庫に入れてしまうと、以下のことが起きる確率が高まります。
- 周囲の食材の劣化につながる
- 熱を持った食材の劣化につながる…蒸気が容器の中にたまり、カビや腐敗を招きやすい
冷蔵庫に入れた食材だけでなく、周辺にある食材も劣化させてしまうことがあるのです。
3.冷蔵庫の温度が変化しやすい
冷蔵庫の温度が変化しやすい状態になってしまうと、中の食材が劣化しやすくなります。
- 冷蔵庫を長時間開けっ放しにした
- あまりにも頻繁に冷蔵庫を開け閉めし続けたなど
冷蔵庫の開けっ放しは、絶対NG!食材が傷むだけでなく、電気代が高くなってしまいます。
4.ラップやふたをしないまま食材を冷蔵庫に入れた
調理した食材を、そのまま冷蔵庫に入れるのはやめましょう。
- 庫内の乾燥により、食材が劣化しやすくなる
- 液だれして、他の食材が劣化する
冷蔵庫の中は、乾燥しています。ラップをしておかなければ、食材がカリカリになってしまうかもしれません。
5.冷蔵庫内が汚れている
冷蔵庫の庫内が汚れていると、食材が劣化しやすくなります。
- 庫内で菌が繁殖して、食材に移って劣化させる
- 汚れで適切な温度が保たれにくくなり、食材の劣化につながる
汚れが食材の劣化につながるので、放置せず定期的にメンテナンスを行いましょう。
食べ物を長持ちさせるコツ
せっかくお金を出して購入した食材を、すぐに腐らせてしまうのは悲しいですよね。正しい保存方法を知り、食材の劣化を防ぎましょう。
- 直箸でのとりわけをしない
- 粗熱を取ってから冷蔵庫に入れる
- できるだけ空気に触れないよう、ラップや保存袋に入れて保存する
- 食べきれない食材は、調理せず保存に回す…基本的には調理前の食材がおすすめ。調理済みのもの冷凍できるものであれOK
- 食材や調理済みのものを、直接手で触れない
出来上がった料理は、基本的にきれいなお箸などでとりわけましょう。残ったものは、細菌が付着している可能性があるもので触れずに、密閉容器などに入れて保存するのが基本です。
まとめ
冷蔵庫で食材を保存しておけば長持ちすると信じてしまうのは、ちょっと危険かもしれません。正しい保存方法を身に着け、長く食材を保存しましょう。