お墓参りに行ってはいけない時間や日にちがある!?ダメな理由とおすすめの時間帯

霊園のお墓

お盆にかけて、お墓参りに行く日にちや時間帯を決め始める人も増えてきます。しかし、意外とお墓参りのタブーを知らない人も多いです。今回は、お墓参りに行ってはいけないと言われている日にちや時間帯を理由と共に解説します。日時に迷っている方は参考にしてみてください。

お盆のお墓参り…時間帯や日にちにタブーも

お墓

日本では8月13日〜16日をお盆期間として考えられています。お盆には、故人やご先祖様が帰ってくるため、一般的に13日にお迎えに行き、16日にお見送りします。

しかし、実はお墓参りには時間帯や日にちにタブーがあることをご存知でしょうか。最近は「いつ行っても良い」という考え方が主流になってきていますが、年配の方や地域によっては、今でもこうした基本的なマナーやタブーを重視する傾向は根強く残っています。

意識が異なると雰囲気も悪くなってしまうため、時間帯や日にちにも極力意識を向け、家族揃ってお墓参りできるようスケジュール調整しましょう。

お墓参りに行ってはいけない時間や日にちは?

では、一般的にお墓参りに行ってはいけないと言われているのはどのような時間帯なのでしょうか。また、行ってはいけない日にちはあるのでしょうか。

夜のお墓参りは基本的にNG

基本的に、夜のお墓参りはタブーとされています。これにはいくつか理由があります。

  • そもそも霊園が閉鎖されている
  • 暗いので転倒などの危険性が高い
  • 近所迷惑になる可能性がある

これらの理由から、夜のお墓参りはNG、あるいはそもそも不可能とされています。

また、昔は霊や妖怪などの悪いものに取り憑かれるといった言い伝えもありました。こうした伝承を信じる人はもちろん、信じない人にとっても夜はお墓参りをしにくい時間帯であることは確かです。

気持ち良くご先祖様や故人に挨拶するためにも、夜は避けるようにしましょう。

日が暮れた後は掃除が行き届きにくいので避けるべき

夜にお墓参りを避けるべき理由をお話しました。夜だけでなく、日が暮れ始める夕方の時間帯も、基本的には当たりが暗くなり始めて掃除がしにくいという理由から、一般的に避けるべき時間帯と考えられています。

特に冬場は暗くなる時刻が早いです。そのため、16時以降にお墓参りすることは避け、しっかりお墓のお手入れが行き届くよう明るい時間帯に訪れましょう。

初詣の日と「29日」は避けるべき

基本的にお墓参りに行ってはいけない日にちはありません。よく「仏滅や友引の日は避けるべき」と言われていますが、日本では一般的にお墓参りは仏事として捉えられているため、六曜である仏滅や友引は関係ないのです。

しかし、新年を祝うお祝い事である初詣の日とお墓参りの日を一緒にすることは避けましょう。これは、神社に住まう神様が穢れを嫌うため、同日に参拝してしまうと怒りに触れると考えられているからです。

また、29日という数字は「二重の苦がある」と考えられているため、できる限り毎月29日も命日でない限りは避けた方が良いと言われています。

お墓参りに行く時間帯は午前中が最適!

お墓で手を合わせる女性

お墓参りに行く時間帯として、最もおすすめな時間帯は午前中です。空気が澄んでいて明るい時間帯なので、お墓のお手入れもしやすいですし、午前中に訪れることで、仏事を後回しにするべきではないという言い伝えを守ることにもつながります。

一般的に「ついで参りは故人やご先祖様に失礼だ」と考えられているため、まずはお墓参りを優先し、用事がある場合は午後に行うことが好ましいとされています。

お盆はお迎えと見送りで適切な時間帯が異なる

8月13日〜16日のお盆期間には、13日にお迎えし、16日にお見送りする流れが一般的です。お盆の期間に関しては、「早くご先祖様をお迎えしたい」という気持ちを示すため、15時〜17時に迎え盆をするべきと考えられています。

また、お見送りする際は、「少しでも長くいてほしい」という気持ちを示すため、より遅い17時〜19時に見送り盆をすると良いとされています。

しかし、墓地によっては閉園時間もあるので、その場合はできる限り遅い時間帯にお迎えやお見送りするようにすれば問題ありません。

お墓参りは行ける時に最低限のマナーを守れば基本的にOK

お墓参りには、おすすめの時間帯が存在します。しかし、現代では忙しい人も多いので、基本的に行ける時にきちんと最低限のマナーを守ってご挨拶に行けば良いと考えられています。余裕がある人は、ぜひおすすめの時間帯である午前中にお墓参りしましょう。

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