目次
生の餃子の保存方法
手作りの餃子の保存は冷凍保存が基本です。餃子を手作りした際に残った「生の餃子」「皮」「あん(タネ)」の保存方法をご紹介したいと思います。
生の餃子を美味しく保存するコツは急速冷凍です。餃子を保存する際は熱伝導率が高いアルミ製のトレイを使うことで急速冷凍することができます。
冷凍するまでに時間がかかってしまうと、餃子から水分が出てベチャベチャになって皮がくっついたり、餃子の味や栄養が落ちる原因になります。もしアルミなどの金属性トレイが無い場合はアルミホイルでも代用できます。
生の餃子の基本的な保存方法として「小麦粉を使って冷凍保存する方法」と「片栗粉を使って冷凍保存する方法」をご紹介いたします。
小麦粉を使って冷凍保存する
用意するもの
- アルミ製トレイまたはプレート
- ラップ(サランラップなど)
- フリーザーバッグ(ジップロックなど)
- 小麦粉
保存の手順
- アルミ製のトレイにラップをしき、上から小麦粉を薄くまんべんなくふりかけます。
- 生の餃子を広めの間隔をあけ餃子同士がくっつかないよう置きます。
- 餃子の周りに小麦粉をパラパラまぶすようにふりかけます。
- ラップを上からふんわりかけたらそのまま冷凍庫に入れます。
- 一晩ほど冷凍庫に入れてカチカチに凍ったらラップを外し、フリーザーバッグに入れなおして再度冷凍庫に戻します。
これで生の餃子の保存は完了です。
餃子が凍るまでの時間は餃子の数量によって異なりますが一晩放置すれば確実に凍ります。冷凍具合を見るために頻繁に冷凍庫を開け閉めしないでください。冷凍庫内の冷気が逃げて温度が上がってしまいますので注意しましょう。
アルミトレイの代用
餃子を保存する際、アルミ製のトレイを使って急速冷凍しますが、アルミ製のトレイが無い場合は、お皿の上にアルミホイルを敷いてから餃子を並べます。
並べた餃子の上にアルミホイルをかけて冷凍庫に入れましょう。アルミトレイは100均でも販売されていますので1つあると他の冷凍ものにも使えますので便利です。
保冷剤を置く
冷凍するスピードが早ければ早いほど美味しさや栄養を保つことができます。その上に保冷剤を置くとさらに早く冷凍することができます。
並べる時の注意点
ラップの上に餃子を並べる時、餃子同士がくっついていると、くっついたまま冷凍されてしまいますので注意しましょう。小麦をふりかける際は、パラパラまんべんなくかけましょう。
片栗粉を使って冷凍保存する
餃子を保存する際、アルミ製のトレイに片栗粉をまんべんなくまぶしておくことで、餃子がトレイに張り付くのを防ぎます。
用意するもの
- アルミ製のトレイ
- 片栗粉
保存の手順
- アルミ製のトレイに片栗粉をまんべんなくふりかけます。
- トレイに餃子と餃子が貼りつかないようにスペースを空けて並べます。
- 上からラップをふんわりかけたらトレイごと冷凍庫に入れます。
- 冷凍庫に入れた餃子がカチカチに凍るまで一晩ほど放置しましょう。
餃子が完全に凍ったらラップを外し、フリーザーバッグにいれなおして再度冷凍庫に戻します。
これで片栗粉を使った生の餃子の保存は完了です。
餃子の皮の保存方法
餃子の皮は薄いので、くっつきやすい・乾燥しやすい・破れやすいなどの特徴があります。餃子の皮を冷凍で保存する場合は、餃子の皮1枚おきにラップかクッキングシートで挟みます。
使用するもの
- ラップまたはクッキングシート
- フリーザーバッグ
保存の手順
- 餃子の皮と皮の間(一枚一枚)にラップかクッキングシートを挟みます。
- 餃子の皮全体にラップをかけ、フリーザーバッグまたは密封容器に入れて冷凍庫に入れます。
これで餃子の皮の保存は完了です。
餃子のタネ(餡)の保存の方法
餃子のタネ(餡)を小分けにして冷凍保存します。
使用するもの
- ラップ
- フリーザーバッグ
保存の手順
- 餃子のタネ(餡)を一度に使い切る量に小分けし、ラップで包みます。
- ラップで包んだタネ(餡)をフリーザーバッグに入れ、完全に空気を抜いて袋を閉じます。
- アルミ製のトレイの上にフリーザーバッグを置きそのまま冷凍庫に入れて保存します。
焼いた餃子の保存方法
焼いた餃子が残ってしまった場合も冷凍保存がおすすめです。
用意するもの
- アルミ製のトレイ
- ラップ
- フリーザーバッグ
保存の手順
- 焼いた餃子を冷まします。
- 餃子を2個~3個ずつラップで包みます。
- 餃子をフリーザーバッグに入れ、フリーザーバッグの空気を完全に抜いて袋を閉じます。
- アルミ製のトレイの上にフリーザーバッグを置き、そのまま冷凍庫で保存します。
餃子の保存期間
生の餃子の場合
生の餃子の冷凍保存期間は1ヶ月ですが、美味しく食べるには2週間以内に食べることをおすすめします。2週間以上たつと味や風味が落ちてきます。尚、生の餃子を冷蔵庫で保存した場合の保存期限は1日です。
餃子の皮の場合
餃子の皮の保存期間は1ヶ月ですが、2週間過ぎた頃から風味が落ちてきますので早めに食べましょう。冷蔵保存の場合は3日です。
タネ(餡)の場合
餃子のタネ(餡)の保存期間は1ヶ月ですが、美味しく食べるには2週間以内に食べましょう。2週間を過ぎると風味が落ちてきますので早めに食べましょう。
保存した餃子をおいしく焼く方法
冷凍保存した餃子は「冷凍のまま」調理できます。冷凍した餃子は焼く直前に冷凍庫から出し、時間をおかずにすぐ焼きましょう
餃子を固めに焼く
- フライパンを熱して油を普段より多めにひきます。
- 冷凍の餃子をフライパンに並べます。
- 餃子に焼き目をつけます。
- 焼き目がついたら、お湯をふりかけ蓋をして蒸し焼きにします。
- 水分が飛んだら出来上がりです。
餃子をやわらかめに焼く
- フライパンに油をまんべんなく引き、冷凍したままの餃子を並べます。
- 熱湯を餃子の1/3の高さまでまわし入れて蓋をします。
- 強火で蒸し、水分が飛んできたら蓋を外します。
- 弱火にしてごま油をかけフライパンをゆすって焦げ目をつけたら出来上がりです。
ポイント
餃子を冷凍のまま焼く理由は、冷凍した餃子を解凍するとタネ(餡)の水分が皮に吸い込まれてベタベタしたり破けやすくなっていますので冷凍のまま焼きましょう。
タネ(餡)は生のひき肉や野菜が入っていますのでゆっくり解凍していると傷む可能性がありますので注意しましょう。
保存した餃子の美味しいアレンジレシピ
水餃子
- なべにお湯をたっぷり入れて沸騰させます。
- 冷凍したままの餃子を沸騰したお湯の中にいれます。
- 餃子がもちもちしての皮が透き通ってきたら出来上がりです。
通常の餃子のタレや酢醤などお好みのタレをつけて食べましょう。
餃子シャンタンスープ
材料
- 冷凍餃子:10個
- たまねぎ:1/2個
- しいたけ2枚
- ニラ:1/2束
- 水:500cc程度
- 創味シャンタン:小さじ1杯
- 鶏がらスープ:小さじ1杯
- ゴマ:少々
- コショウ:少々
作り方
- たまねぎは千切り、ニラは1cm程度に切り、しいたけは薄切りにします。
- フライパンに水と創味シャンタンと鶏がらスープを入れ、煮立ったらカットした野菜を入れて5分ほど煮ます。
- 餃子を加えてさらに5分ほど煮たら火を止めてゴマとコショウをふりかけて出来上がりです。
まとめ
餃子の保存方法はいかがでしたでしょうか?餃子を冷凍保存する時に一番重要なのは急速冷凍です。アルミトレイは100円ショップでも販売されています。
餃子に限らず食品は急速冷凍が基本ですのでアルミトレイは1つあるといいですね。手作りでしか出せない味を落とさずにあつあつの餃子を美味しく食べましょう。