目次
お刺身は丼ものにもおかずにも最適な日本料理
『お刺身』は日本料理の代表的存在です。近年、世界的にも注目されており、日本国内のみならず、世界中の日本料理店で見かけるようになりました。
お刺身は、醤油につけてそのまま食べても美味しいですが、ご飯の上に盛り付けて海鮮丼として食べても美味しいですよね。また、お刺身の盛り方を工夫することで、食卓の見栄えが良くなる点も魅力的です。
そんな日本人の多くが好むお刺身ですが、生鮮食品なので早めに食べなければ腐ってしまうという弱点があります。腐ったお刺身を食べてしまうと、食中毒症状を引き起こすため、必ず早めに食べるようにしましょう。
お刺身は早めに食べて!賞味期限はどのくらい?
基本的に、お刺身は買った当日、捌いた当日に食べることが推奨されています。鮮度が重要な食品なので、「美味しく食べられる期限」を示す賞味期限であれば、当日、あるいは翌日が賞味期限となるでしょう。
お刺身をはじめとした生鮮食品は、「この日までならば安全に食べられる」という期限を示す消費期限の記載が義務付けられていません。保存状態や魚の種類によっても消費期限が異なるからです。
スーパーによっては、消費期限が記載されているところもありますが、これはあくまで目安です。保存状態によっては、消費期限よりも早く腐ってしまうこともあるため、自分で腐っているかどうかを見分けられるように知識を持っておくことも大事です。
絶対ダメ!食べてはいけない『お刺身』5選
では、どのようなお刺身は腐っている可能性が高いのでしょうか。ここでは食べずに廃棄するべきお刺身の特徴を紹介します。ここで紹介する特徴に当てはまるお刺身は、「もったいないから」と無理して食べずに処分しましょう。
1.三日以上経過したお刺身
スーパーで購入してから、あるいはご自宅で捌いてから三日以上経過しているお刺身は、基本的に食べずに処分するべきです。鮮度が落ち、腐り始めることが多いタイミングが三日なので、危険を冒してまで口にするべきではありません。
一般的に、消費期限として三日後が表示されていることが多いですが、お刺身の場合は、三日経たずに腐ってしまうこともあります。したがって、ここから先で紹介する「食べてはいけない特徴」を毎日確認するようにしましょう。
2.明らかに異臭が漂っている
生臭い匂いが強くなっていたり、酸っぱい匂いが漂っていたりと、明らかに異常を感じるような臭いが漂っている場合は、腐っている可能性が高いです。食べずに処分しましょう。
このように明らかに「おかしい」と感じる臭いは、腐敗臭であることが多いです。お刺身に限らず、他の生鮮食品にも同じことが言えるので、不安を感じる場合は、臭いを確認してみましょう。
3.ピンク色の液体(ドリップ)が出ている
お刺身の場合、ドリップと呼ばれる血の混じったピンク色の液体が漏れ出ることがあります。少量であれば自然な現象として済みますが、あまりにも多くドリップが漏れ出ている場合は、腐りかけているサインです。
ドリップは、お刺身などの生ものから時間経過と共に漏れ出てきます。大量にドリップが漏れ出ているということは、それだけ質が低下し、劣化が進んでいる証拠です。食中毒になる危険性もあるので処分しましょう。
4.全体の色が黒ずんでいる
買った当日、捌いた当日は綺麗で鮮やかな色をしていたお刺身が、数日経つと黒く濁った色に変色することがあります。これは、お刺身の中で雑菌が異常繁殖している時に見られるサインです。
雑菌がお刺身の中で繁殖することで、食中毒を引き起こす原因を作り出しているため、明らかに色がおかしいと感じた場合は、食べずに捨てるようにしましょう。
5.ぬめりや白っぽい膜が張っている
お刺身がヌメヌメと異常なほどぬめり気を帯びていたり、白っぽい膜を張っている場合は、こちらも細菌が繁殖している可能性が高いです。
ヌメヌメしているお刺身は、食欲も失せるため、触っただけで心配になる人も多いでしょう。このように「食べる気が起きない」「なんだか不安」と思わせるような異常が見られる場合も、無理に食べずに処分することをおすすめします。
お刺身はなるべく当日〜翌日に食べ切るようにしよう
いかがでしたか。お刺身は生鮮食品なので、基本的には当日、あるいは翌日中に食べることを予想して販売されています。三日以上経つと腐り始めることが多く、状態によっては二日目には腐ってしまうこともあるので、お刺身は状態を確認して食べるようにしましょう。