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洗濯しても汗の臭いが取れない理由4つ!
洗濯をしているのに、衣類に汗の臭いが残ってしまう原因について解説いたします。
1.汗や皮脂が残っている
水量や洗剤量に対して汗や皮脂汚れが多すぎると、しっかり洗ったつもりでも汚れが残ってしまうことがあります。また、ひどい汚れの場合は一回の洗濯だけでは落としきれないことも。
汗や皮脂汚れが残っている状態で干しても、乾くまでの間に再び雑菌が繁殖して、さらに汗の臭いが落ちにくくなってしまいます。
2.汗がついたまま長時間放置
汗が付いたままの衣類を長い時間そのままにしておくと、汗や皮脂汚れが繊維の奥まで浸透し、1回の洗濯では目に見える汚れは落とせても、目に見えない菌は落ちていないこともあります。
特に速乾性に優れた吸水性の高い繊維でできているフィットネスウェアやスポーツウェアのような素材は、汗を吸いやすいため、すぐに洗わないでいると菌が落とせず、臭いが残りやすいとのことです。
3.生乾きの状態が続いている
部屋干しが多くなると、しっかり乾燥できていない生乾きの状態も多くなりやすいです。生乾きの状態は雑菌が繁殖しやすい環境のため、洗濯しても汗の臭いが落ちず臭いが気になる原因となります。
4.洗剤や柔軟剤の量が多すぎる
汚れや臭いをしっかり落としたいからと、洗剤や柔軟剤を多めに入れたりしていませんか?実は洗剤も柔軟剤も、たくさん使っても一度に溶ける量は決まっています。
溶けきれなかった洗剤や柔軟剤はすすぎで洗い落とされることなく、衣類に残ってしまうとのことです。残った洗剤や柔軟剤をえさに雑菌が繁殖して、汗の臭いを放つ原因となってしまい逆効果となることもあるため気を付けましょう。
しっかり汗の臭いを消臭する方法
普通に洗濯しても汗の臭いが残ってしまう場合はつけ置き洗いや洗濯槽のクリーニングなどを試してみてください。
酸素系漂白剤 or 重曹でつけ置き洗い
繊維の奥までしみ込んでいる汗の臭いを消臭するには、酸素系漂白剤や重曹を使ったつけ置きが効果的です。
- つけ置きする衣類の表示タグを確認して酸素系漂白剤を使用できるか、つけ置き洗いがNGでないか確認する
- 容器に40~50℃のお湯を張り酸素系漂白剤 or 重曹を入れる
- 30~1時間ほど浸してからいつも通り洗濯をしてしっかり乾燥させる
煮沸消毒
菌は熱に弱いため、汗臭さが取れない衣類は煮沸することで、臭いの原因となる菌をしっかりと除菌できます。ただし衣類によっては色落ちしたり素材が痛む可能性もありますのでタグなどで確認してください。
- 衣類が入る大きさの鍋を用意して水を沸騰させる
- 火傷しないよう衣類をゆっくり1の鍋の中に入れる
- 10分程度、途中で衣類を動かしたり上下を入れ替えたりしながら煮沸する
- トングなどで取り出したら水ですすぐ
- いつも通り洗濯をしてしっかり乾燥させる
洗濯槽のクリーニング
洗濯機は水を使用するため、常に湿度の高い状態にあることと、洗濯物についている皮脂汚れやホコリなどがカビの栄養分となり、雑菌やカビが繁殖しやすい環境となっています。見た目では分からなくても洗濯槽の裏側にはびっしりとカビがこびりついているなんてことも。
適切な量の洗濯物と水量、洗剤量で洗っても、洗濯機の中がカビだらけでは洗った衣類にも雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。洗濯槽の掃除は1カ月に1回を目安に、定期的にするように心がけましょう。
塩素系クリーナーを使う
洗濯槽クリーナーとして市販されているタイプは塩素系が一般的です。殺菌力に優れていますが塩素特有のツンとしたにおいが残ることもあります。
また洗濯槽に少しでもクリーナーが残っていると、直後に洗濯する衣類の色落ちや素材が痛む原因となるため、しっかりすすぎをおこないましょう。
酸素系漂白剤や重曹でもできる
塩素系クリーナーに比べると殺菌力などは劣りますが、酸素系漂白剤や重曹でも洗濯槽のクリーニングをすることができます。
洗濯乾燥機を使うのも効果的!
高温で乾かす洗濯乾燥機を使って、高温殺菌すると汗臭さの原因となる雑菌の繁殖も抑制できる効果が期待できます。衣類によっては使えない素材もありますが、汗の臭いが残っている衣類は乾燥機で高温殺菌するのもよいでしょう。