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傷みやすい野菜は要注意!
野菜の中には、収穫から時間が経ってもすぐに傷まないものから、すぐに劣化してしまうものまであります。劣化しやすい野菜の種類を把握し、購入後はできるだけ早く消費するよう心がけましょう。
- ホウレンソウやレタスなどの葉物野菜
- もやし
- キュウリなど
野菜の劣化は、保存環境によって進み具合が異なります。野菜を使う前などに劣化していないかをよく観察して食べられるかを見極めてください。
野菜が腐っている時の『6つのサイン』
野菜が劣化しているときには、以下のようなサインが出やすくなります。
1.液体が出ている
野菜から見覚えのない汁が出ているときは、調理すべきではありません。
- 最初は見られなかった汁が出ている
- 濁った汁が、袋の中にたまっている
汁を洗い流せばいいと思うかもしれませんが、汁だけ洗い流しても野菜の劣化部分はしっかりと残っています。
2.形状が変わる
野菜を購入したときと、見た目が変化しているのも、劣化したときに見られやすい劣化サインです。
- ドロドロに溶けている
- しなしなに干からびている
- からからに乾燥しきっている
- 一か所だけ皮が固くなっている
- しわが寄っている
- 柔らかくなっている
形状の変化がみられる場合、形状が変わった場所だけをカットしても食べられないものが多くあります。
3.カビが生えている
カビが生えているときは、劣化してかなり時間が経っている可能性が高いです。
- 黒カビ
- 赤カビ
- オレンジやピンクのカビなど
カビは根が深いため、カビだけを取り除いても菌を除去しきれません。食あたりの原因につながるため、食べずに破棄してください。
4.表面に異変が出る
野菜の表面に、感じたことのない異変があったら食べるのは危険です。
- ぬるぬるとした触感
- 触ったあと糸を引く
ぬるつきなどを除去しても、劣化していることに変わりはありません。食べるのは危険です。
5.臭いが変わる
野菜本来の香りとは、明らかに異なる異臭がするのも、劣化したときに見られやすい変化といえます。
- かび臭い
- 酸っぱい臭いがする
- 雑巾のような臭いがする
- 鼻を突くような異臭がする
臭いが変化しているだけで外見に変化がなかったとしても、野菜は劣化しています。調理はしないほうがよいでしょう。
6.味が変わる
野菜本来の味が、思いもしない変化を遂げているときも食べるのはNG。
- 舌がヒリヒリする
- 本来しないはずの苦みを感じる
- 酸味がある
臭いの変化と同じように、味の変化も軽視すべきではありません。
腐った野菜を食べてしまったらどうなるの?
劣化している野菜を食べると、食中毒を起こす可能性があります。
- 嘔吐
- 下痢
- 腹痛
- 発熱など
食後数時間たって症状が現れることもあれば、食べてすぐ症状が出ることもあるります。個人差があるので、食後数時間から1日ほどは症状が出ないか様子を見るてみましょう。
症状が軽ければ様子を見て、回復し始めたらおかゆなど消化しやすいものから食べ始めみてください。症状が重い場合は、脱水などを起こさないためにもなるべく早くないかを受診すべきです。
まとめ
野菜は、劣化したら、それぞれなんらかのサインが現れることが大半です。劣化サインを見つけたら、食べないほうが無難。少し残念ですが、調理はせず破棄してください。