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食べてはいけない『あさり』の特徴6選!
食べてはいけないあさりかどうかの見分け方はいくつかありますので、チェックすべきことをご紹介します。
1.ゆすったり振動を与えても口を開いたまま閉じない
あさりはスーパーなどではパックや袋に入って売られているものがほとんどです。振動を与えた際に開いたままの口が閉じないあさりは腐っている可能性が高いです。
生きているあさりは振動を与えると素早く口を閉じると言われていますので、購入する際は手に持ったときのあさりの状態にも注目しましょう。
2.砂抜き中でも殻を閉じたまま全く動かない
あさりは砂抜きをしている間、殻が開いたり管を出したり何かしらの動きがみられます。一方で死んだあさりは砂抜き中、殻を閉じたまままったく動かないと言われています。砂抜き中も動きのないあさりは腐っていると判断できますので、よく確認しましょう。
3.水が白く濁っている
砂抜きの際に水が白く濁る現象が起きた場合、腐っているあさりが混ざっていることが原因として考えられます。腐っているあさりが入っていない砂抜きのでは、水はきれいな状態のままとなります。砂抜きの際の水の色も白く濁っていないかチェックするようにしましょう。
4.強烈な腐敗臭がする
死んだあさりからは強い腐敗臭がすると言われています。一般的な腐敗臭どころではない、とても強い臭いです。この腐敗臭は生きているあさりにも臭いがついてしまうため、死んだあさりは早めに取り出すようにしてください。
5.加熱しても口が開かない
貝類は過熱することで口が開きます。過熱をしても口が開かないあさりは、死んでいるあさりと判断できるため食べるのはやめましょう。
6.常温に戻して砂抜きをしても口が半開きのまま
半開き状態のあさりは弱ってきている状態で腐っているとは言い切れません。しかし、常温に戻して砂抜きをしても半開きのままのあさりは完全に死んでいる可能性が高いです。
あさりが半開きになる原因
あさりが半開き状態になる原因は2つ考えられます。1つは塩分濃度が低いとあさりは弱っていき、自力で貝を開閉できなくなります。この場合、塩分濃度を3%にした塩水につけることで復活することもあります。
もう1つの原因は、スーパーなどでは鮮度を保つため「冷眠」という保存方法が用いられていることです。温度を低く設定することであさりの活動が抑えられているのです。この場合は、常温の海水に入れることで、1時間程度で元気な状態に戻ります。
あさりの賞味期限と保存方法
あさりの賞味期限は短く
- 冷蔵保存の賞味期限:2〜3日間
となっています。そのためすぐに使わない場合は冷凍保存するのがおすすめです。
- 冷凍保存の賞味期限:2〜3週間
冷凍保存する際は、先に砂抜きをしておきましょう。冷凍保存方法の手順は以下の通りです。
- あさりの殻の表面の汚れを取り除くため両手で挟み、こすり合わせながら水洗いします。
- ボウルに水500mlに対して塩15gを混ぜて3%の塩水を用意します。
- 2のボウルにザルを重ねてあさりを入れます。
- 塩水はあさりがひたひたになるくらいに調整します。(塩水が多すぎる場合は捨てる)
- 新聞紙またはアルミホイルをかぶせてそのまま1時間ほどおきます。
砂抜きが終わったら水を捨てて30分ほどザルにあげてから使うのがおすすめです。冷蔵庫に入れると温度が低すぎるので常温がベストです。夏場など暑い季節は冷暗所に置くか、時々冷蔵庫に入れながら水温が20度前後になるよう調整しましょう。
まとめ
貝類は腐敗が進むのが早いので死んでいるあさりには注意が必要ですが、食べてはいけない状態のあさりは、分かりやすいものばかりでありません。生きているのか死んだ状態なのかを見分けるため、食べてはいけないあさりの特徴を押さえておきましょう。