漂白剤を使う時の『絶対NG行為』6選!使っていいもの・悪いものは?

液体漂白剤

漂白剤は頑固な汚れや黄ばみを落とし、除菌効果も期待できるため、衣類の洗濯以外でも大活躍です。人気のオキシクリーンも酸素系の漂白剤として多くのご家庭で使われているアイテムですよね。酸素系の漂白剤は比較的安心して使えますが、使用方法には気を付けるべき点がいくつかあります。漂白剤を使う時の『絶対NG行為』をご紹介しますので誤った使い方をしないよう確認しておきましょう。

漂白剤には種類がある

粉洗剤と液体洗剤

家庭では主に「衣料用漂白剤」「台所用漂白剤」が使われていてシミや汚れ、黄ばみを落とす効果や臭いの除去と除菌効果などに役立ちます。漂白剤のタイプは大きく3つに分類することができ、それぞれ特徴や使用上の注意が異なりますので、きちんと使い分けをすることが重要です。

  • 塩素系漂白剤:漂白効果が非常に強く色落ちするため、白物限定で使用する
  • 酸素系漂白剤:色柄物にも使うことができ、もっとも扱いやすい漂白剤
  • 粉末タイプの酸素系漂白剤:色柄物にも使えて、液体タイプの酸素系漂白剤より漂白効果が高い

このようにそれぞれ違いがありますので、きちんと使い分けしましょう。

漂白剤を使う時の『絶対NG行為』6選!

タオルと洗剤

漂白剤は便利ですが使い方を誤ると健康へ悪影響が生じます。

1.塩素系漂白剤を他の洗剤・洗浄剤と混ぜて使う

塩素系漂白剤には「まぜるな危険」の表示がありますが、この表示を無視して他の洗剤や洗浄剤と混ぜるのは絶対NGです。塩素系漂白剤に酸性の物質が混ざり合うと、猛毒の塩素ガスが発生してとても危険です。

実際に浴室の掃除で塩素系漂白剤と酸性の洗剤を誤って混ぜて使ったことで、有毒ガスが発生し命に関わるような事故に発展した例もあるそうです。

容器の移し替えなども、成分が少し残っていることがあるので注意しましょう。酸素系漂白剤と混ぜてしまった場合は、すぐにその場から離れてください。

2.塩素系漂白剤を換気しないで使う・素手で触る

塩素系漂白剤は刺激性が強く独特の臭いもあるため、人によっては気分が悪くなったり目やのどが痛くなることもあります。必ず窓を開け換気扇をオンにして、空間の換気を忘れずにしましょう。

また素手で触れると皮膚に痛みや刺激があります。塩素系漂白剤を使うときは以下の点を守って使用します。

  • 換気をする
  • 目に入ったり皮膚につかないようにする(ゴム手袋、マスクを着用がおすすめ)
  • 体調が悪い時や、心臓病・呼吸器疾患等の方は使用を控える

3.洗濯タグの確認をしないで使う

塩素漂白剤は基本的には白物以外には使えません。一方、酸素系漂白剤は色柄物に使えますが、素材によっては使用を控えたほうがいいため、漂白剤を使うときは洗濯タグの確認は必ず行いましょう。以前は「塩素系漂白剤が使えるかどうか」のみの表示でしたが、現在では

  • 塩素系漂白剤が使える
  • 酸素系漂白剤が使える
  • 漂白できない(塩素系・酸素系漂白剤どちらもNG)

の3段階の表示に分かれています。一度色落ちしたり、素材が痛むと元に戻すことができませんので、タグの確認を忘れないようにしてくださいね。

4.色柄物やウールやナイロン素材に塩素系漂白剤を使う

色柄物に塩素系漂白剤を使うのはNGとご紹介していますが、白いウールやナイロン素材でも塩素系漂白剤を使用すると黄色く変色します。またファスナーやボタンなど金属製のものは、塩素系漂白剤を使うとさびてしまいますので使用しないようにしてください。

5.長時間つけ置きする

つけ置き時間の目安はだいたい30分です。漂白剤のつけ置き時間の目安はメーカーが使用方法に記載してありますので守ってください。

長くつけ置きしても、漂白の効果は30分程度で弱くなるといわれていて、逆に素材が痛む原因になるとのことです。色落ちの原因にもなりますので、長時間のつけ置きはやめておきましょう。

6.熱湯を使用する

水よりお湯のほうが汚れは落ちやすいのですが、漂白剤と一緒に熱湯を使うのはNGです。熱湯を使うと、蒸気とともに漂白剤のにおいが立ち上り、吸ってしまう恐れがあるためです。

換気をしていたとしても蒸気は回避しにくく、塩素を含んだ蒸気となるととても危険です。漂白剤を使うときは水やぬるま湯を使いましょう。

使用上の注意は必ず守って使おう!

漂白剤は汚れや黄ばみを落とし、除菌や消臭効果もありとても便利です。ただし使い方を誤ると、大切な洋服が台無しになってしまったり、皮膚に刺激が起きたり、塩素系漂白剤は健康への悪影響になる場合もあります。ご紹介したNG行為には気を付けて使用するようにしてください。

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