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暖房の温度、何度に設定していますか?
冬場の寒さを乗り越えるためには、室内の暖房が欠かせません。しかし、暖房を使うと、電気代が気になりますよね。暖房の設定温度は、何度くらいにすべきかという点も、悩みの種になりやすい課題です。
まずは、目安となる適温をチェック!設定温度と併せて電気代にも目を通し、無理なく節電しましょう。
暖房の適切な温度と電気代の変化
暖房を長時間使用すると、電気代が高くなるのではないかという部分が気になりますよね。適正とされている温度をチェックし、電気代の目安を参考にして自宅のエアコンの設定温度を見直してみましょう。
適切な暖房の温度
エアコンの暖房機能は、夏場の冷房よりもかなり高くなりやすい傾向。これは外気温と室内の温度差が大きくなりやすく、エアコン内で空気を温めるのにも冷気を製造するよりコストがかかるためです。
だからといって、暖房の設定温度が低すぎると、室内が温まり切れず風邪をひいてしまうリスクが高まります。ひとつの目安としては、設定温度を20℃で稼働させてみるのがおすすめ。この設定温度は、環境省が推奨している温度で、高すぎず低すぎない温度です。
しかし、この温度では寒さを払しょくしきれないため、ほかの暖房家電なども併用するのがおすすめです。
設定温度による電気代の差
暖房の設定温度を1℃上げると、エアコンの機種にもよりますが5~10%ほど電気代が高くなるといわれています。また、部屋の広さや室内の環境などによっても電気代が変化しやすくなりますよ。
14畳のリビングで8時間、1か月暖房を使用した際、設定温度によって以下のような金額の差が出やすくなる可能性が高いです。
- 18℃設定…約7,000円
- 28℃設定…約11,000円
室内の環境によって金額に多少のばらつきは出ますが、設定温度が低い方が金額を抑えられます。
暖房代を節約するコツ
暖房代を節約するためには、以下のようなアイテムを使用しましょう。
- 裏起毛の洋服やヒートテックを着用する
- こたつの導入
- オイルヒーターや電気じゅうたんを併用
- サーキュレーターや扇風機を稼働させ、エアコンの温かい空気を部屋中に循環させる
- エアコンの運転を、暖房から自動運転に切り替える
- サッシやドアの隙間に防寒対策用のテープを貼る
このような工夫を実践すると、暖房だけで室内を温める必要がなくなるので設定温度が低めでも快適に過ごしやすくなりますよ。
適温は、目安となる温度を厳守するのではなく、家族や自分が快適に過ごせる温度のことです。住んでいる地域の特性などにも目を向け、エアコンの設定温度を決めましょう。
まとめ
暖房の設定温度は、高すぎず低すぎない温度を見極めることが重要です。ほかの暖房家電も併用し、無理なく節電して冬を乗り切りましょう。