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動物園での『絶対NG行為』5選!
1.フラッシュ撮影
ほとんどの動物園では「動物に対してフラッシュを使用した写真撮影は禁止」という注意が呼びかけられています。動物は人間よりも光に敏感なため、カメラのフラッシュは強いストレスを与えることになります。また、フラッシュを恐れて、ずっと背中を向けてしまう動物もいるそうです。
強い光の長時間照射で網膜に障害が出るということは、多くの動物で報告されているとのこと。白内障や網膜の火傷などを引き起こすことがあるそうなので、園内でのフラッシュ撮影は絶対にやめましょう。
また、ガラス張りになっているところでは、フラッシュ撮影によってガラスに光が反射して、実はフラッシュ無しの方がキレイに撮れるそうですよ。
2.食べ物を与える
もっと近くで動物を見たい、喜ぶから、という理由で、いまだに食べ物を与えてしまう人がいるそうです。
塩分や糖分、香料などが強い食べ物に慣れると、普段の餌を食べなくなってしまうことや、健康に悪影響が出ることは、考えれば分かることです。味のついていない野菜や果物であっても、勝手に与えることはNGです。
3.動物を模した服装や着ぐるみの着用
ロゴマークなどが動物をモチーフにしてある洋服は構いませんが、パッと見た時に動物のように見える服装や着ぐるみなどを着用するのはNGです。
見慣れない装いは動物にとって刺激となり、思いもよらない行動を取る原因にもなりかねません。また、キラキラと光る大ぶりなアクセサリーや装飾も、動物にとっては悪影響となる場合があります。
4.大声を出したりガラスや檻をたたく
動物を振り向かせたいため、大きな声を出したり、ガラスや檻をたたくような行為は、動物にとっても周囲の人にとっても迷惑行為なので避けるべきです。音や衝撃は、動物にストレスになりますので、自然に任せて観察するようにしましょう。
また、動物の前で踊りを踊るなど、普段動物が目にしないような動きをするのも、刺激を与えることになるのでやめましょう。
5.写真撮影やデッサンするために場所を占領する
通路が狭いところや人気の動物の周囲で、ずっと写真撮影をしたりデッサンをする人も園内で見かける行為です。
この行為自体はNGではありませんが、長い時間同じ場所を占領していたり、シャッター音がうるさくなると動物にも周りの人にも迷惑となるためNGです。混雑時の、三脚等の使用も控えましょう。
動物園の正しい楽しみ方
ご紹介したように、動物園では動物たちに刺激やストレスとなる行為は絶対にNGです。これらのNG行為を守りながら動物園を楽しむ方法をご紹介します。
- オープンする時間に合わせて入園する
- 食事の時間をチェックしておく
- 好きな動物を優先して見る
- ショーやイベントの時間をチェックしておく
- 動物園限定のお食事メニューも楽しむ
朝一番の時間帯がもっとも活発になる動物は沢山いると言われています。動物たちは開園前に、それぞれの宿舎から運動場に出て、自分の縄張りチェックをしながら運動場を歩き回るそうです。
ですので、少し早起きして開園と同時に入園できる時間帯に行ってみると、活動的な姿を見ることができる可能性が高いです。また、食事の時間も動物たちは活発です。入園したら、お目当ての動物の食事の時間やおやつタイムなどチェックして、その時間に見に行ってみましょう。
また、動物園にせっかく来たのだからと、全ての動物を見て回りたくなりますが、好きな動物を優先して見たり、ショーやイベントの時間に合わせて見に行くほうが、より楽しめるでしょう。
動物園によっては、園内にいる動物をイメージして作ったお弁当やランチプレートの販売があるようなので、ランチタイムには動物園限定のお食事メニューも楽しむの良い思い出になるでしょう。
マナーを守って楽しもう!
動物園は遊園地などと違い、生きている動物たちがいるところです。人間の身勝手な行動は、動物たちにストレスや刺激を与えてしまうこともあります。動物園に行ったら、園内で呼びかけられている注意事項は必ず目を通し守ってください。