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日本の夏は猛暑を通り越して酷暑!熱中症リスクも高まる
日本の夏は高温多湿なシーズンとして、世界的にも酷暑になると知られています。多くの地域で気温は35℃を超えることも珍しくなく、湿度も70〜80%以上と、暑いだけでなくムシムシとした蒸し風呂状態になります。
「まるで常にサウナの中にいるようだ」と表現されることも多く、そんな高温多湿な夏には暑さ対策を行わなければ、熱中症リスクも高まります。
他のシーズンでは問題のない行動も、夏には命取りとなることがあるので、暑い夏に適した過ごし方を意識しなければいけません。
危険すぎる!夏にしてはいけない『絶対NG行為』6選
暑い夏を乗り切るためにも、夏にしてはいけない危険な絶対NG行為を知っておく必要があります。暑さ対策はもちろん、季節的な事故が起きやすいシーズンでもあるので、特に小さなお子様がいるご家庭や健康に心配な点があるご家族がいるご家庭では、夏に適した過ごし方を見直しましょう。
1.「まだ大丈夫」とギリギリまでエアコン使用を我慢する
皆さんは何月頃からエアコンを使い始めますか。一昔前までは、エアコンは7月末〜8月に入ってからという意識を強く持っていた人も多いと思います。
しかし、現在は地球温暖化によって、一昔前とは比較にならないほど気温が上昇しています。そのため「まだ大丈夫」「電気代節約のために我慢しよう」と無理してしまうと、室内であっても熱中症に陥ってしまいます。
特に小さなお子様がいるご家庭では、少し暑さを感じたらエアコンを遠慮なく使うようにしましょう。大人よりも体温が高い子どもは、自分でも気づかないうちに軽い熱中症の症状を引き起こしていることがあるからです。
2.水分を持たずに外出する
気温も湿度も高い夏に外出する際は、必ず水分を持ち歩くようにするべきです。家から水筒に麦茶などを入れて持ち歩いたり、自動販売機で飲み物を購入して持ち歩いたり、自分の生活スタイルに合わせた水分補給をこまめに行いましょう。
また、「喉が渇いている」と自覚していなくても、汗などで体から水分が失われて、知らぬ間に脱水症状に陥ってしまうことがあります。15〜20分に1回は水分補給をするなど、自分の中で時間ルールを設けると安心です。
注意したい点は、持ち歩く飲料水の種類です。アルコール類はもちろんですが、カフェインが入っているコーヒーや紅茶などの飲料は、排尿を促す作用があるため、かえって水分を体外に排出してしまいます。なるべく麦茶や水など、多く飲んでも悪影響のない飲料にしましょう。
3.夜更かしによる睡眠不足
夜に1人時間を楽しんでしまい、夜更かししてしまった…という生活習慣が根付いてしまっている人はいませんか。夏は、夜更かしによる睡眠不足が熱中症リスクを高める恐れがあります。
熱中症を起こしやすい人の共通点に、睡眠不足や疲労を溜め込んでいる特徴が挙げられます。現在は、動画配信サービスや映像コンテンツ、ゲームなど、多くのエンターテイメントがあるので、ついつい夜更かししがちですが、夏は疲労を溜めないよう、なるべく早く就寝する習慣をつけましょう。
4.炎天下を長時間歩き続ける
他のシーズンであれば問題のない行為ですが、酷暑でもある夏場は炎天下を長時間歩き続ける行為が命取りとなることがあります。
日差しが最も強くなる時間帯は、12時〜15時頃と言われています。この時間帯に長時間外を歩き回ると、熱中症だけでなく日射病のリスクも高まります。
また、日差しが強くなる時間帯でなくても、太陽が昇っている時間帯に外で運動する行為は危険です。ランニングなどを日課にしている人も多いと思いますが、なるべく外で行う運動は涼しい時間帯に実施するようにしましょう。
5.車の中に子どもを乗せたまま放置
毎年のようにニュースで流れる悲劇の中に、車の中に子どもを乗せたまま買い物に行ったら、子どもが熱中症で亡くなっていたというニュースが見られます。
夏場の車内は、エアコンをつけていなければ5分ほどで車内の温度が上昇し、あっという間に熱中症に陥ってしまうと言われています。
「エアコンをつけていれば問題ないだろう」とエアコンをつけっぱなしで子どもを車に乗せて買い物をいく行為も危険です。
何らかの不具合でエアコンが切れてしまう可能性も0ではありませんし、子どもがウィンドウを下ろすボタンをいたずらし、窓が下りてしまい、エアコンが効かなくなってしまうというリスクも考えられます。
これは夏場だけに言えることではありませんが、車の中に子どもを乗せたまま長時間放置する行為は絶対にやめましょう。
6.遊泳禁止の海岸で海水浴を行う
こちらも毎年のように夏になるとニュースで悲しい知らせが入ってくる原因です。海岸の中には、遊んでも大丈夫な安全なビーチと、波が激しく危険な遊泳禁止の海岸があります。
遊泳禁止と書かれているため、多くの人はその看板のルールを守り、遊泳可能なビーチで海を満喫しますが、中には「遊泳禁止のビーチには誰もいないから」「スリルがあって楽しい」などの理由で遊泳禁止エリアに入り込み、海遊びを始めてしまう人がいます。
しかし、遊泳禁止になっている場所は、遊泳禁止になっている相応の理由があります。場所によっては、過去に死亡事故が何件も起きたために遊泳禁止になっている場所もあります。
混んでいるビーチは避けたいからなどの安直な理由で遊泳禁止のルールを破り、遊泳禁止の海岸で遊ぶ行為は絶対にやめてください。
夏は危険が多い…家族の身を守るためにも過ごし方の再確認を
いかがでしたでしょうか。夏は熱中症を始め、水難事故など様々な危険が潜んでいます。自分の身はもちろん、家族の健康や安全を守るためにも、夏場の過ごし方を再確認し、楽しく夏を乗り切りましょう。