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最近の洗濯機はコースも搭載されていて便利!
最近発売されている洗濯機は、どの洗濯機にもさまざまなコースが搭載されています。標準コースだけではなく、優しく傷めずに洋服を洗える『おしゃれ着コース』や、布団や毛布を洗える『大物洗いコース(毛布コース)』、そして忙しい人に最適な『時短コース』などもあります。
洋服や布団によっては、標準コースで洗ってしまうと傷めてしまうものも多いため、こうしたコースを活用することで、あらゆる多くの衣類や布団を洗濯機で洗うことができるようになっています。
機種によっては、頑固な汚れを落としてくれる『つけおきコース』などもあり、幅広い汚れに対応している洗濯機も見られます。
未だに洗濯機では洗えない衣類や毛布も多くある
このように洗濯機が進化してきている昨今ですが、それでもなお、洗濯機では洗えない衣類や布団も多くあります。すでにご存知の方もいると思いますが、意外と見落としているものもあるので、今一度、家にある洋服や布団の洗濯表示と洗濯機の説明書を確認しておきましょう。
洗濯機で洗ってはいけない絶対NGなもの6選
では、洗濯機で洗ってはいけないものには、どのような衣類が含まれているのでしょうか。「わかっている」という方も、改めて確認していきましょう。
1.防水性のあるもの
レインコートやおねしょ予防マットなど、防水性の素材を使ったものは、洗濯機で洗うことができません。タグの洗濯表示にも、ばつ印が記載されているはずです。
防水性のあるものは、その物自体が破れてしまったり、くしゃくしゃになってしまったりといった理由もありますが、何より洗濯機が故障してしまう原因にもなります。相性が非常に悪いので、絶対に洗濯機で洗ってはいけません。
2.水を含むと重量が増すもの
大きいラグや厚手のマットなどの水を含むと重量が増すものも洗濯機で洗ってはいけません。中には、前述したようなラグやマットでも「洗濯機で洗えます」と記載されているものもあるでしょう。しかし、問題は重量です。
このようなラグやマットは、洗濯機で洗っている最中、水をたくさん吸収し、一気に重量が増します。すると、洗濯機の中でバランスを崩し、洗濯機が傾いてしまい、途中でエラーを引き起こしたり、最悪の場合、洗濯機の故障原因となります。
あまりにも洗濯機に対して大きいラグや厚みのあるマットなどは、基本的に洗濯機では洗わないようにしてください。クリーニング店であれば引き受けてくれるところが多いので、ぜひクリーニング店で洗濯をお願いしましょう。
3.洗濯機不可の表示がある衣類
多くの方がご存知だとは思いますが、洗濯機不可の表示がある衣類は洗濯機で洗えません。これは、素材が洗濯機と相性が悪く、破れてしまったり、伸び縮みしてしまったりと洋服が傷んでしまうからです。
また、コートなどの厚手の洋服は、水を多く吸収し過ぎてしまい、型崩れを起こしてしまうこともあります。必ず洗濯表示は確認し、不可となっているものは絶対に洗濯機で洗ってはいけません。
4.スポンジやビーズが入った枕やクッション
スポンジやビーズといった柔らかい素材が中に入っている枕やクッションは、多く発売されています。手触りも良いため、使用している人も多いのではないでしょうか。
こうしたスポンジやビーズが入っているクッションは、洗濯機で洗っている最中、洗濯槽で破けてしまうと、スポンジやビーズが散乱してしまいます。他の洗濯物に付着してしまうだけでなく、排水口に詰まってしまうなどの故障原因を引き起こす恐れもあります。
洗濯表示にも洗濯機使用不可と記載されているものが多いので、このような枕やクッションは、洗濯機で洗わないようにしてください。
5.洗濯機に入りきらない大きな毛布
最近では、毛布もご家庭の洗濯機で洗えるものが増えてきました。しかし、洗濯表示に洗濯機で洗えると表示されていても、洗濯機の容量に入りきらない、または限界ギリギリの大きな毛布は、洗濯機で洗ってはいけません。
意外と無理やり押し込んで洗ってしまう人が多いですが、洗濯機を使用する際は、容量の約7割程度に収めることを推奨されています。これ以上入れてしまうと、洗濯機の重量が傾き、故障の原因となる恐れがあるからです。
「洗濯機の容量ギリギリだな」と思ったら、無理に洗濯機で洗おうとせず、行きつけのクリーニング店や、布団を扱っているコインランドリーを活用しましょう。
6.着物などの和服
着物や浴衣といった和服も、基本的には洗濯機で洗ってはいけません。最近では、洗濯機で洗える浴衣も増えてきていますが、こうした洗濯機可能な素材を使っているもの以外は、洗濯機で洗わないでください。
着物をはじめとした和服は、基本的に絹素材で作られています。絹素材は、水を吸収してしまうと縮むため、洗濯機で洗ってしまうと小さくなってしまうのです。また、せっかく綺麗な着物がごわごわとした手触りになってしまうため、着物の良さを失ってしまう恐れがあります。
したがって、着物などの和服はご自宅の洗濯機ではむやみに洗わず、和服を扱っているクリーニング店や和服屋さんに相談しましょう。
洗濯機を正しく使って洋服や布団を長持ちさせよう
いかがでしたでしょうか。進化している洗濯機ですが、中には洗濯機で洗えないものもまだたくさんあります。間違えて洗ってしまうと、洋服や布団といった布地が傷むだけでなく、洗濯機を壊してしまう恐れもあるので、かならず洗濯表示や容量は確認してください。