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お刺し身が賞味期限切れになる目安
お刺身を冷蔵で保存した場合の賞味期限切れの目安は1日~3日程度です。
魚によって少し違いがあります。青魚のお刺身は賞味期限切れの目安が早い傾向にあります。まぐろのような体が大きく脂身の多い魚の赤身は賞味期限が少し伸びるのが特徴です。
また、ひらめのような魚の白身はお刺身にしてからしばらく時間をおくことで旨味成分が増して美味しいとされています。
お刺身の賞味期限と消費期限について
賞味期限とは、美味しく食べることができる期限のことを言います。
お刺身が入っている容器や袋を開けていない未開封の状態で正しく保存されていたのであれば、表示されている期限を過ぎてしまったとしても今すぐに捨ててしまった方が良いというものではありません。
賞味期限を過ぎてしまったお刺身がある時、賞味期限は過ぎていないけれど容器や袋を開封した状態で冷蔵庫に保存されていたお刺身がある時は、色・香り・味を確認すると良いです。
少しでも違和感があったり異変を感じるのであれば賞味期限よりも早く傷んでしまった可能性があります。
消費期限とは、“表示されている期限を過ぎたら食べない方が安全ですよ”という期限のことを言います。
お刺身が入っている容器や袋を開けていない未開封の状態で正しく保存されていたとしても、表示されている消費期限を過ぎてしまったお刺身は安全に食べることができない可能性が高いです。
色んな食品の賞味期限と消費期限を確認されていると思いますが、どちらも表示されている食品ってないですよね。傷んでしまいやすい食品には消費期限が表示されることが多く、お刺身のほとんどが賞味期限ではなく消費期限が表示されています。そのため、美味しく食べることができる期間である賞味期限はご自身で見極めなければなりません。
お刺し身の賞味期限の目安は**日
お刺身の賞味期限の目安は当日中~3日程度です。
魚が水揚げされてから加工場やスーパーへと運ばれるまでの時間があります。お刺身へと加工されてから売り場に並べられるまでの時間もあります。購入してから食べるまでの時間もあります。
漁港にある直売所で売られているお刺身と漁港から遠いスーパーで売られているお刺身とでは鮮度が全く違います。
魚別のお刺身の賞味期限の目安をご紹介しますが、このようなことから同じ種類の魚のお刺身であっても、賞味期限に差が生じることがあるということをご理解いただけるとより安全に美味しくお刺身を食べることができます。
お刺身の賞味期限の目安が「当日中」の魚
- アジ
- サンマ
- サバ
- イワシ
- サワラ
お刺身の賞味期限の目安が「1日~2日」の魚
- カンパチ
- ハマチ
- カツオ
- 鯛
- タコ
- イカ
- ホタテ
- ヒラメ
- サーモン
- タチウオ
- スズキ
- カワハギ
お刺身の賞味期限の目安が「2日~3日」の魚
- マグロ
- ブリ
お刺し身の保存方法と賞味期限
お刺身の賞味期限は保存方法にも左右されます。翌日の分までまとめ買いしたい時も、食べきれずに残ってしまった時も、正しく保存することで数日の間は美味しく食べることができます。
お刺身を冷蔵で保存する方法と賞味期限
切り分けられたお刺身も、柵のお刺身も、自宅に戻ったらすぐに冷蔵で保存します。
パック詰めされた状態のままで冷蔵庫またはチルド室へ入れます。そして、最も美味しく食べることができる賞味期限は当日中です。
生の魚を切った時お刺身の断面が空気に触れてしまうため、旨味が失われてしまいやすいためです。
また、パックから取り出し、お皿に移し替えてから冷蔵で保存する場合、さらに空気に触れる分、お刺身の劣化が早くなりやすく賞味期限も短くなります。
お刺身を冷凍で保存する方法と解凍する方法と賞味期限
お刺身を冷凍で保存する場合、柵のお刺身はキッチンペーパーで水分を拭き取り、ラップに包んでから冷凍庫へ入れます。
切り分けられたお刺身を冷凍で保存する場合も同じですが、水分を拭き取り、一枚ずつラップに包んでから冷凍庫へ入れます。
保存容器でも良いですし、フリーザーバッグで保存する場合には空気を抜いてから冷凍庫へ入れると良いです。
解凍する時は、ラップを取り外したお刺身をキッチンペーパーに包み、冷蔵庫へ入れます。
冷蔵庫の中でゆっくりと時間をかけて解凍することが、冷凍で保存しておいたお刺身を美味しく食べるためのポイントです。キッチンペーパーに包むのは、解凍中のお刺身から出る水分を吸い取るためです。
冷凍で保存した場合のお刺身の賞味期限は1週間程度です。
お刺身を真空パックで保存する方法と賞味期限
真空パックの状態で売られているお刺身は、冷蔵と冷凍のどちらでも保存することができます。
冷凍庫またはチルド室で保存した場合のお刺身の賞味期限は1日~3日程度です。冷凍で保存した場合のお刺身の賞味期限は1週間程度です。
真空パックされている状態でさらに冷凍で保存するとなると、もっと長く賞味期限があるような気がすると思います。
確かに消費期限は伸びるかもしれませんが、どうしても冷凍焼けを起こしてしまうため、賞味期限はそれほど長くはないと考えた方が良いです。
真空パックされたお刺身を冷凍で保存し解凍する時は、お刺身を袋から取り出しキッチンペーパーに包み、冷蔵庫の中でゆっくりと時間をかけて解凍します。
真空パックの袋に入った状態のままで解凍すると、お刺身が変色してしまいます。
また、雑菌が繁殖してしまうことで生臭くなってしまうことがあります。腐ってしまったわけではありませんが、美味しさには欠けてしまうでしょう。
お刺し身の賞味期限切れの対策方法
賞味期限切れのお刺身を生で食べるのはちょっと…と抵抗があるのであれば、加熱調理して食べるのはいかがでしょうか。
腐ったわけではありませんので、生でも美味しく食べることができる方法もご紹介します。
賞味期限切れのお刺身を加熱して食べる方法
お刺身を加熱して食べる人気レシピは炊き込みご飯です。
いつもの炊き込みご飯にお刺身を加えるだけです。ニンジン・ごぼう・キノコ類・レンコンなどと一緒に炊き込むのがおすすめです。
炊飯器にお刺身を入れる時、生のままでも良いです。火を通す方が炊飯器に入れやすいのであれば、フライパンなどで焼いてからでも良いです。
賞味期限切れのお刺身を醤油漬けにして食べる方法
賞味期限切れなので一晩寝かして食べるとまではいかないかもしれませんが、醤油がしっかりお刺身に染み込めば美味しく食べることができます。
レシピはお好みで構いませんが、醤油・酒・生姜・青ネギにお刺身を数時間漬け込むのがおすすめです。どんな魚のお刺身とも相性が良いです。
賞味期限切れのお刺身を昆布締めにして食べる方法
手間はかかりますが、賞味期限切れのお刺身を昆布締めにする方法です。
- 平な昆布を2枚用意します。
- キッチンペーパーに日本酒を染み込ませ、昆布の表面を湿らせます。
- 1枚の昆布にお刺身を並べてのせます。
- その上からもう1枚の昆布をかぶせるようにのせます。
- お刺身を挟んだ昆布をラップに包み、冷蔵庫で3時間ほど寝かせます。
最後に:お刺身の賞味期限は当日中~3日程度
お刺身を新鮮なまま美味しく食べることができる賞味期限は当日中です。魚によって少し変わりますが、1日~3日程度までであればそれほど美味しさは失われません。
冷凍で保存した場合でも賞味期限は1週間程度です。冷凍焼けしてしまう可能性が高く、解凍にも時間がかかります。
お刺身はその日に食べる分だけを買い、すぐに冷蔵庫またはチルド室で保存し、当日中に食べることをおすすめします。