白菜の外側の葉は捨てる?捨てない?外葉のおすすめ調理法もご紹介

半分の白菜

白菜を使うときに外側の葉は捨てますか?それとも捨てずに使いますか?調べてみると白菜の外側の葉は捨てるという方が多いのですが、捨てないという方もいます。今回は白菜の外側の葉を捨てるのか捨てないのかそれぞれの理由と捨てる場合何枚目まで捨てるのか、白菜の部位別の特徴やおすすめの調理方法を紹介します。

白菜の外側の葉は捨てる?捨てない?

白菜外葉

白菜の外側の葉にはほのかな苦みがあり、繊維が太く張りがあるので食感が固いという特徴があります。

白菜の外側の葉は捨てるという人もいれば、捨てないという人がいます。

捨てる人の意見としては虫がついていたり、誰が触っているのかわからないという衛生面を気にしていることや残留農薬があると思うので捨てるといった不安要素を排除する意味があります。

スーパーでも白菜の外側の葉を捨てる箱や袋が売り場にあることから一般的には捨てるものとして理解されていると思います。

その一方で外葉は多少固くても傷んでいたも枯れていない限りは栄養価も高く美味しく食べられるので捨てないという人もいます。

実際に白菜に捨てるところ無しと昔から言われているように、食べ方を工夫することで白菜の外葉も食べることができます。

残留農薬に関しても表面をしっかり洗って浸けておけば落とすことが可能です。

《 ポイント 》

  • 白菜の外側の葉を捨てるのか捨てないのかという選択は、個人個人の判断で考えて結論を出すことでその人の性格によって異なると言えます。
  • 白菜の外側の葉を捨てるという判断と捨てないという判断では衛生面や残留農薬に対する不安が大きく影響します。
  • 白菜の外側の葉が枯れていない限りは食べることができるので、葉を見たときに状態によってどうするかを判断することが正解と言えるのではないでしょうか?

白菜の外側の葉を捨てる場合

半分の白菜

白菜の外側の葉を捨てる場合には何枚目まで捨てるのが正解なのか疑問に思ってしまうこともあるかと思いますが、白菜の外側の葉には3枚目~4枚目ぐらいまで少し農薬が残ってしまうことがありますが、内側になれば残留農薬は少なくなります。

このことから外側の葉は1、2枚目を捨てれば問題ないとされています。

白菜を料理に使うときには流水で洗い流したり、酢水に浸けたり、茹でたり、灰汁を取るなどの下ごしらえをするときにも農薬を落とすことができるため何枚も外側の葉を捨てる必要がありません。

《 ポイント 》

  • 白菜の外側の葉を捨てる場合には外側から1、2枚の葉を捨てるだけで何枚も捨てる必要はありません。
  • 白菜の外側の葉を調理するときには流水で洗い流したり茹でて灰汁を取るなどの下ごしらえをするため残留農薬を落とすことができます。

白菜の外側の葉のおすすめ調理法

カットしてる白菜

白菜の外側の葉は日光に当たり緑色に色づいた部分で、葉の部分も芯の部分もやや苦みがあり、繊維が太いので硬いという特徴があります。

白菜の外葉を調理するときは下ごしらえの段階から注意しましょう。

まず、白菜の白い軸の部分と葉の部分を切り分けて、包丁の刃の刃先を滑らせてそぎ切りにします。そぎ切りにすることで繊維を断つことができるので火が通りやすくなり調理をしやすくなります。

おすすめの調理法

白菜の外側の葉は油との相性が良い食材なので炒め物を作るときに向いています。

大きめにカットして油を絡ませるようにして強火で一気に炒め、途中で水を少量加えてあげると蒸気でしっかり中まで火が通ります。

また煮物、クリーム煮にしたりグラタンなどを作ることもおすすめです。

《 ポイント 》

  • 白菜の外側の葉は捨ててしまう方も多いかと思いますが、食べる場合には繊維が太く固いのでそぎ切りにして繊維を絶って火を通りやすくしてから使うようにします。
  • 白菜の外側の葉は油との相性が良い食材なので炒め物を作るときに向いています。

白菜の内側の葉のおすすめ調理法

カットしてる白菜

ここでは白菜の外側の葉ではなく、白菜の内側の葉を使った調理方法を紹介します。

白菜の内側は、緑が残る部分と黄色っぽい部分と黄色い中心部分の3種類の葉に分けて考え、それぞれに向いた調理の方法があります。

緑が残る部分

白菜の外側の葉のすぐ内側の緑が残る部分の葉は、適度に弾力と厚みがあり苦みと甘みのバランスが良い上に、シャキシャキした食感を楽しむことができる部分です。

下ごしらえをするときに包丁の刃先を使って引くようにして切ることで繊維を傷めないように切ることができるので灰汁が出にくくなります。

おすすめの調理方法

白菜の内側の緑色が残る部分は、鍋料理を作るときに向いています。白菜を1枚ずつはがして茹でて水を切ったら縦に巻いてからひと口大に切って鍋に入れると食べやすくて見た目も良くなります。

黄色みがかった部分

白菜は緑色よりも薄い黄色みがかった部分は火を通すと甘みが増します。

この部分は繊維に対して横向きに切って調理します。下茹では切らずに1枚の葉で茹でると白菜の旨味を逃すことなく調理することができます。

沸騰させたお湯の中に芯の部分から入れて透明感が出てきたら、白菜全体をお湯の中に入れて透明感が出たところでざるに上げ冷ましておきましょう。

おすすめの調理方法

白菜の黄色みがかった部分は蒸し料理や煮る料理を作るときに向いています。

この部分を美味しく食べるには加熱するときに十分に火を入れることがコツとなります。繊維の中までよく火を通して柔らかくすることでより旨味を引き出すことができます。

黄色い中心部分

白菜の黄色い中心部分は白菜の中でも成長をし続けている部分となるので繊維が柔らかく、他の部分よりも甘みが強く生で食べることに向いています。火を通すことでより甘みも増します。

おすすめの調理方法

白菜の黄色い中心部分は和え物やサラダといった生で食べることに向いています。

サラダで食べる場合には葉先を手でちぎり、白い芯の部分は軽く塩もみして食べましょう。加熱する場合はスープなどの汁物やグラタンを作るときに使いましょう。

《 ポイント 》

  • 白菜の内側の葉は色味によっておすすめの調理方法が異なります。
  • 白菜の葉の柔らかさや甘みに違いが出るので、それぞれに適した調理方法をすることが白菜を美味しく食べるための重要なポイントとなります。

白菜は外側ではなく「内側」から食べるのがおすすめ?

四分の一の白菜

白菜は外側の葉から食べるのが当たり前と考えている方がほとんどだと思いますが、実際は外側の葉からはがして食べるという食べ方は正しい方法ではないと言われています。

白菜は内側の葉から調理して食べることが正解です。

その理由は、白菜には内側にある中心部分に成長点があるので、収穫した後も外側の葉は栄養分を内側の葉に送り込んでいます。

このことから外側の葉にある栄養や旨味の成分が内側にある葉に送られてしまうため、外側の葉の栄養や旨味が落ちてしまうことになるためです。

白菜は内側から食べることで、成長点を先に取ってしまうことになるので、外側の葉の美味しさが長持ちするようになっています。

内側から調理で使用する分だけを使って余ってしまった場合には、ラップに包んでから冷蔵庫に入れて保存しましょう。

《 ポイント 》

  • 白菜は外側の葉からはいで食べることが当たり前と考えている方が多いと思いますが、実際には内側の葉から食べることが正しい使い方となります。
  • 白菜には内側の中心に成長点があるため、外側の葉から栄養分を内側へと送り込んでしまいます。
  • 白菜は内側から食べることで成長点を先に取ってしまうので外側の葉の美味しさを長持ちさせることができます。

最後に

半分の白菜

白菜の外側の葉は捨てるという方と捨てないという方がいます。

この判断は衛生面や残留農薬に対する不安が大きく影響していることなので、白菜の外側の葉を調理をする人の性格によって異なると言えます。

食べることができるのならば捨てないという考え方も正しいので白菜の外側の葉を捨てるか捨てないかという判断は自分の考え方次第です。

調理するときに手にした白菜の外側の葉の状態をよく確認して捨てる捨てないという判断をするようにしましょう。

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